小倉:宮本くんと初めておうたんは、民青同盟の全国地区委員長会議やったね。
宮本 :昼、坊さんをしながら、夜は奈良で民青の地区委員長。忙しい時は袈裟着たまま事務所に行って活動してますっていう発言してたなあ。あれはごっつ衝撃やった。
小倉:そのあと中央委員会でおうた時は二人とも30代。背高うてポマードで頭固めて、スーツとエナメルの靴でピシーッと決めて、その時からおしゃれやったなあ。
新幹線の中でも、「今、宗教の本読んでるけど、宗教には民族宗教と世界宗教があって」とかゆうて、宗教談義をやりだして。いろんなこと知ってるなあと感心したのを覚えてる。

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「改憲を競い合う自・公・民」(宮本)
「仏の教えに反する9条改悪」(小倉)
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宮本 :あれから奈良では世界遺産登録運動とか核兵器廃絶運動が対話が広がって。
小倉:運動を通して、宗教者にも世の中の進歩や平和への願いがあると確信したね。
宮本 :(小倉さんの袈裟の襟を見て)「兵戈無用」、それはいつもそこに付けてるの?
小倉:そうそう。去年、イラク戦争が始まろうとした時に、浄土真宗大阪教区の若手のお坊さんに「何かしませんか?」って声をかけてね。ちょうど大阪城公園であった「せんそうアカン」の人文字の新聞報道を見て、「高校生が呼びかけてすごいなあ」「そしたら坊さんのピースパレードしよ」ということになった。
僕以外はそんなことするの初めての人ばっかりで、その中の器用な人がホームページとかこれも作ってくれたんよ。
宮本 :すごいなあ。
小倉:兵戈無用というのは「仏説無量寿経」というお経に出てくる言葉で、仏法が広まった理想郷では、国民は安心して平和に暮らし、兵隊も矛も用いることがありませんという意味。このお釈迦様の教えを法律にしたら憲法9条になると僕は思てる。だからこれを変えるのは、仏様の教えに泥をつけることになる。
宮本 :なるほど。小泉内閣は、自衛隊が厳然と存在している中で、憲法9条第2項の戦力不保持、交戦権否認ほどわけのわからんものはないという。
小倉:詭弁やなあ。
宮本 :これにたいして参議院の憲法調査会で僕が小泉首相に、「第2項のもとで自衛隊という世界第2の軍隊を作ったことがわかりにくいのであって、憲法9条は子どもにもわかる」と言うと、向こうは一言も返せんかった。内閣法制局の長官経験者も、首相がそう答弁するのを聞いて背筋が寒くなったと言ってた。小泉内閣は、歴代内閣がこれまで矛盾してないとごまかしてきたことさえやめて、憲法そのものを変えると言いだしてるんやからね。 |