「今日のタックル」

  2003年6月のバックナンバー

バックナンバー集の目次

宮本岳志HP

 


 

●◎○ 6月1日(日) 家族そろって電気製品の買い物 ○◎●

 今日は、ずっと積み残しになっていた家族との約束を果たす日でした。
 
 この間次々と故障して使えなくなっていた電気製品を買いに出かけました。
 テープが絡まって映らないビデオデッキと、お湯を吸い上げない電動ポット、送信できないファックスなどなどです。もう10年以上も使ってきて、ポットなどは吸い上げないので最近は蓋を開け、コップをひしゃく代わりにして汲み上げる有様・・・。「電動」って壊れるといっそう不便なんですよね。
 
 やっとの思いでビデオデッキとファックスは買い換えたものの、電動ポットは「クエン酸を入れて煮沸したら直るかも」と言われて、買い換えもせず「クエン酸」を買ってきました。
 煮沸の結果は・・・。チョロチョロと出るようになりました。「やったあ!」ってなもので家族揃って大喜び。
 でも「チョロチョロではまどろっこしい!」とやっぱり蓋を開けて、コップですくっているのでした。
 
 関空から最終便で上京。午後12時頃宿舎着。

 

○○○ 6月2日(月) この切実な思いを政府は受けとめよ ○○○

 朝10時から、国会で、難病患者や小児慢性疾患の子どもたちの医療制度の充実を求める運動団体からの請願を受け取る会があり、出席。
 
 大阪からも「近畿つぼみの会(小児糖尿病の患者と親の会)」や「大腎協(腎臓病患者の会)」など運動団体のみなさんがかけつけて下さいました。自民党や民主党も含めて超党派の議員が揃い、今国会での請願の採択を強く求める声が出されました。
 私は、この課題は超党派で取り組むべき当然の要求だと思います。私も全力をあげたいと思います。
 
 午後から、大阪に関係の深い「りそな」の破たん問題で、金融庁や中小企業庁と交渉。大阪から「地域経済・金融・雇用を守る大阪連絡会」のみなさんが上京され、吉井英勝衆議院議員や、来年大阪で私とともに参議院選挙をたたかう池田幹幸(いけだよしたか)参議院議員(比例代表選出)もご一緒され、中小企業の経営と金融を守るよう申し入れました。
 金融庁の担当者は、まるで「小型、竹中平蔵」ともいうべき口振りで、聞いていて怒りが禁じ得ませんでした。竹中氏の経済路線が間違えていることは、別に小難しい理論など必要ありません。大阪の倒産、失業、「りそな」危機にみられるナマの現実を、一目見ただけでも「間違い」は明らかではありませんか。怒りをこめて指摘しておきました。

 

■◎□ 6月3日(火) ギターを持って有事法制反対の行進 □◎■

 朝から「サンデー毎日」の取材を受ける。この間取材が殺到している「警察と『武富士』の癒着と個人情報漏洩問題」かと思ったら、なんと今国会冒頭で私が追及した「4兆円国民負担増問題を聞きたい」とのこと、なんでも「小泉政権2年間の通知票」という特集らしく「宮本議員の採点は?」と聞くので、「経済については0点しかありえない」と答えておきました。
 
 その後総務委員会が開かれ「地方自治法改正案」の趣旨説明。その後、参議院議員面会所で「有事法制反対」の国会請願デモを受ける。昼デモは全体の半分が大阪から上京してくださった、上京団でした。
 
 午後2時から、大阪代表団のみなさんに国会情勢の報告をして懇談。大阪での積極的な取り組みの状況も聞かせていただいて、勇気百倍です。まさに今が正念場、国会の内外しっかりと手を携えて奮闘しましょうと呼びかけました。
 
 午後6時から日比谷野音で開催された「有事法制許すな!6・3緊急集会」に参加。今日は私もギターを持って参加し、「うたごえ」のみなさんと一緒に、ステージで歌うとともに、ギターを持ってデモにも参加しました。
 集会は5500人の参加で大成功。最後のデモ隊が国会議面前に到着したのはデモ出発から約二時間後でした。参加者のみなさん、お疲れさまでした。

 

●◎● 6月4日(水) 憲法調査会公聴会で公述人に質問 ●◎●

 今日は参議院憲法調査会の公聴会が開かれ、午前中は私が、午後は吉川春子議員が公述人に質問しました。特に午前中は、私の地元の大阪・泉大津市から30歳代の主婦のかたが公述人として上京してくださったのをはじめ、東大法学部の学生や学習塾の塾長をされている方、そして横浜国立大学の先生と、多彩な顔ぶれでした。
 
 驚いたのはその主婦のかたです。「日本国憲法と有事法制の意味するもの」から公述を始め、自衛権から集団的自衛権、世界の集団的安全保障にいたるまで縦横に語られて、「国際警察軍」の提唱まで、見事な公述でした。
 ある議員が「国際警察軍」について「警察と軍隊との原理的区別をどこでつけるのか?」と意地悪質問をしたのに対し、「その点の検討はまだ本格的にできておらず申し訳ない」と答えたのにはビックリしました。だって、大阪の主婦のかたが、別に「警察と軍隊の原理的区別」なんぞを検討していなくったって、全然「申し訳ない」ことないじゃないですか。「米の一国支配ではなく、国際法と正義にたった『国際警察軍」の創設を」というご主張だけで立派なものです。
 
 午前中の東京大学の学生は憲法擁護派、「アメリカのイラク攻撃には国際法上の正当性はなく、米の単独行動主義の最悪の現れ」「日本は憲法の平和原則を生かして国連を通じた平和の外交を」というものでした。
 「若い人の中に、もこういう頼もしい人が育っているんだな」と感心していたら、午後の公述人の駒沢女子大の19歳の女子学生が「国のためには命をなげうつのは当然」などと主張するではありませんか。しかもそれに自民党席から拍手が・・・。
 ある野党議員が「戦前の戦争の責任は、戦後生まれのものにはいっさい責任なしと考えるか?」と聞いたら、「東京裁判で裁かれた方々が、その罪を一身に背負ってくださったので、われわれには責任はない」ときっぱり・・・。傍聴していた午前の公述人の東大の学生も「あそこまで言うんですねえ・・・」と驚いていました。
 
 しかし全体としては改憲派より、護憲派のほうがやっぱり多く、国民の声を聞く限り改憲派に分はなさそうです。
 
 終了後ただちに大阪へ帰って、「学者・研究者の会」のみなさんに憲法調査会での議論の状況などをご報告。
 
 終了後、最終の「のぞみ」で上京。宿舎にたどり着いたのは深夜でした。

 

××× 6月5日(木) 与党が有事3法案の委員会採決強行 ×××

 常任委員会定例日、総務委員会が開催され、地方自治法改正案が審議されました。今回の改正案は公民館や文化会館、体育館など自治体の施設を、民間の株式会社に業務委託できるようにするという、いっそうの「自治体リストラ」法であり、反対しました。
 
 午後4時から、小泉総理大臣出席のもと「武力攻撃事態対処特別委員会」の締めくくり総括質問。小泉親司議員が質問に立ち、私も傍聴に駆けつけました。有事法案の質疑で総理は「有事法制は憲法9条の平和原則と矛盾するものではない」などと繰り返しました。
 しかし、昨日の「憲法調査会」での自民党の発言を見れば、それがごまかしであることは明瞭です。「日本国憲法には国家安全保障の規定がなく、憲法9条は今日の世界情勢に合わない」などとあからさまに語っているではありませんか。
 そしてついに、本日午後6時15分、参議院特別委員会で「有事関連三法案」は自民、公明、保守の与党3党と民主党、自由党などの賛成多数で採決されました。議論すればするほど憲法と相いれないその本質が次々とうきぼりになってきたにもかかわらず、ついに採決を強行したことは絶対に許せません。
 
 明日午前10時から参議院本会議が開会されこの3法案が採決に付されます。おそらく、明日6月6日、日本国憲法の息の根を止めかねないこの法案は与党3党と民主党、自由党の血塗られた手によって可決成立させられるでしょう。
 
 しかし、私たちに落胆しているヒマはありません。たたかいはまさにこれからです。有事法制の具体化を絶対に許さず、憲法を守り有事法制を再び廃止させるたたかいに、ただちにとりかかりましょう。
 この国会の有様を一刻も早く国民に知らせなければ。さっそくこの土日、私は大阪でマイクを握ります。

 

×▽▲ 6月6日(金) 憲法違反の有事法制は民主にも責任 ×▽▲

 本日午前中、参議院本会議がひらかれ、小泉首相からエビアン・サミットの報告を受け、各党代表が質疑。小泉首相の報告たるやわずか5分弱。まともに国会に報告する内容もない外遊だったのかと、ほとほと情けなくなりました。わが党から緒方靖夫参議院議員が代表質問に立ちました。
 
 その後、本会議で、今週火曜日に法務委員会で強行採決された「心神喪失者処遇法案」や昨日総務委員会で質疑・採決した「地方自治法一部改正案」とともについに「有事関連三法案」の採決がおこなわれました。
 わが党から富樫参議院国対委員長が反対討論。自民・保守と公明党を代表して自民党議員が賛成討論。そして次に民主党議員が賛成討論にたちました。自民と民主の間で交わされた修正合意がどれほど画期的なものであるかをとうとうと述べると言うものです。
 民主党の議員が討論の締めくくりに「この法律が発動されないことこそ、一番よいこと。そのために全力をつくす」などと述べましたが、私も「それならつくらなけりゃいいじゃないか!」とヤジを飛ばしてしまいました。
 
 採決結果は出席議員234人、賛成202、反対32というもの。衆議院のように9割賛成ということではありませんが、実に86%の賛成です。憲法違反のこの悪法の成立は、与党三党とともに、民主、自由の両党にも重大な責任があると言わねばなりません。
 
 本会議終了後、志位委員長を迎えて、参議院議員面会所で国会につめかけたみなさんとともに緊急抗議集会を開催尾。志位委員長があいさつを行いました。その後「有事法制採決強行糾弾!労働法制改悪反対!」をかかげた国会請願デモを受けました。
 
 その後、私と八田議員で、国会近くの星陵会館で行われた自治労連のみなさんの「地方独立行政法人法案反対」の集会に駆けつけてあいさつ。いよいよ地方独立行政法人法案の廃案めざす論戦に全力投球です。

 

◎○◎ 6月7日(土) 光栄な「青年ボランティア第1号」 ◎○◎

 岸和田市の「浪切ホール」でおこなわれた「岸和田障害者共同作業所設立25周年記念式典」に参加。原岸和田市長や阪口高石市長、向井泉南市長とともに来賓としてあいさつをさせていただきました。
 
 私と岸和田障害者共同作業所との出会いはまさに25年前、私がまだ18歳の時のことです。当時旧岸和田保健所の建物を借り受けて、やっと歩み始めたばかりの作業所に、私がよく出入りするようになってからです。
 今日の式典の実行委員長であり、当時の所長だった板原克介さんから、私が「青年ボランティア第一号」とのお言葉をいただきました。「ボランティア」というほどの働きをしたわけでもありませんが、光栄に思っています。
 
 終了後はミニコンサートとレセプション。コンサートは岸和田障害者共同作業所にいっかんしてご協力いただいてきた、作曲家でフォーク歌手のすずききよしさん。私も旧知の間柄で、久しぶりにすずきさんの歌を聴かせていただきました。
 また、レセプションでは、岸和田の町内会連合会の方々やNPO団体のみなさんとも交流させていただくとともに、岸和田高校の恩師の美濃部勝行先生にもお会いし、先生から激励のお声をかけていただきました。

 

▽▲△ 6月8日(日) 本当に差別のない社会のために △▲▽

 朝から「全解連大阪府連、第28回定期大会」に参加し、党大阪府委員会を代表して連帯あいさつ。
 
 今年も大会は「大阪人権センター」でおこなわれました。この「大阪人権センター」で全解連の大会が開催されるというのは、歴史を知るものにとっては感無量です。
 だって、ここには「部落解放同盟中央本部」が置かれており、70年代以降吹き荒れた「解同」の暴力路線と不公正・乱脈な同和行政の、いわば「総本山」とも言うべき場所なんですから・・・。
 
 今では国も「特別の同和対策の終結と一般対策の移行」という方向を明確にしました。いよいよわが国は、「水平社」結成以来先人たちの悲願であった、「部落解放運動を必要としない時代」を迎えつつあります。
 今回の府連大会は「部落解放運動からの卒業と、府民の人権を守り民主的な地域づくりをめざす新たな運動の構築を決定する歴史的意義を持つ大会」としての位置づけが与えられています。
 
 しかし一方で、いままさに参議院に提出されている「人権擁護法案」にみられるように「人権」の美名のもと、国家が人権問題に介入したり、また依然として「解同」の策動の余地を残そうというような動きも見られるのも事実です。
 日本共産党はひきつづき、「解同」問題の解決、「人権の名による同和特権の永続化を許さない」課題など、同和行政の完全な終結をめざして、「全解連」のみなさんとともに、全力をあける決意を表明しました。
 
 その後、「のぞみ」でただちに上京。新幹線の中で読んだ新聞には「小泉首相、与党3幹事長と会談。今国会にイラク新法提出。国会は40〜50日の会期延長へ」などと報じられています。小泉政権の悪政は止まるところを知りません。

 

◇◇◇ 6月9日(月) 盧武鉉大統領の国会演説に思う ◇◇◇

 午前11時から衆議院本会議場で盧武鉉(ノ・ムヒョン)韓国大統領の国会演説がおこなわれ私も聞きにいきました。政府与党は、よりによって廬大統領の日本訪問に合わせて、「有事関連三法案」を参議院で可決・成立させるという、きわめて無神経な国会運営を行いました。韓国内で日本に対する怒りの声が上がるのは当然です。
 
 廬大統領は演説の冒頭で「私の日本訪問が決まった時、多くの人から質問を受けました。『過去の歴史問題をどうするのか』ということでした。」と述べました。そして日本の歴史にもふれて「一時期、帝国主義の道を取ったことで、韓国をはじめアジア諸国に大きな苦痛を与えた」こと、しかし日本が「確固たる『非核三原則』と平和主義を提唱」し、「世界第一位の対外援助国として、国際的な信頼と評判を積み上げて」きたことを高く評価しました。
 さらに続いて廬大統領は「その一方で、不幸だった過去の歴史を思い起こす動きが日本から出るたびに、韓国を含むアジア諸国の国民は敏感な反応を見せてきました。防衛安保体制と平和憲法改正の議論についても、疑惑と不安の目で、注意深く見守っています」と述べられたのです。
 本会議場では大統領の正面に小泉総理と川口外相が座って聴いていましたが、彼らはいったい廬大統領の演説をどう受けとめたでしょうか。
 
 午後三時から日本共産党国会議員団として、「性同一性障害(GID)」当事者の上川あや世田谷区議(MtF)と虎井まさえさん(FtM)から、戸籍の訂正をめざす法的措置について、つっこんだレクチャーを受けました。
 一日も早い「戸籍訂正」の法的措置はもちろんですが、問題は決してそれだけではありません。ホルモン療法や性別適合手術の保険適用の問題から、この問題についての小中学校段階からの教育の問題まで、解決すべき問題は山積です。

 

◎△◇ 6月10日(火) ひどすぎる地方いじめ計画 ◎△◇

 総務委員会がひらかれ「地方独立行政法人法案」の趣旨説明を片山総務大臣から聴取。終了後理事懇で今後の日程を協議。与党3党が「イラク新法」制定のための国会延長で合意したとの報道を受け、18日会期末を想定した日程協議には応じられない、ということで何も決まらず。12日は委員会をひらかないことになりました。
 私からは、「三位一体」改革をめぐって、塩川財務大臣が、地方への国庫補助負担金の削減に対する地方への税源移譲は、削減額の7割8割にとどめ、残りは地方で何とかしてもらうなどと発言していることや、財政審議会が「地方に税源を移譲するなら、国の借金も移譲する」とか「地方交付税の財政保障機能がモラルハザードをうんでいる」など言いたい放題の報告を発表したことを指摘し、片山大臣と財務大臣出席のもとでの集中審議を求めました。
 
 午後から、文教科学委員会が、国立大学法人法案の審議の途中で紛糾し、ストップ。なんでも「中期計画は各大学の自主性を尊重する」などといいながら、すでに昨年末に文科省は全国の国立大学に「中期目標」の案をつくるように指示。その文書には、事細かな内容に立ち入った指示が書かれてあります。しかも報告期限がまさに6月末だというのですから審議が続けられないのは当然です。
 文教科学委員会を傍聴されていた大学の先生たちが、続いて私の部屋を訪れられ、「地方独立行政法人法案」についても同じ問題があることは明瞭で、ぜひとも廃案に、と申し入れていかれました。
 
 夜には、陸・海・空・港湾労働者5000人が日比谷で「STOP!有事法制6・10集会」を開催。国会請願デモが押し寄せ、社民党のみなさんとともに私たちも議員面会所前で請願を受けました。

 

◇◆◇ 6月11日(水) 看護師の過労死を労災と認めよ ◇◆◇

 今日は朝から本会議があり、「成田空港民営化法案」の趣旨説明、質疑と、委員会議了案件3件の採決が行われました。本会議質問には、大橋巨泉前議員の辞職に伴い繰上げ当選となった、民主党のツルネンマルテイ議員がたちました。
 
 本会議終了後、星陵会館でひらかれた「医労連」の第13次国会要請行動の集会で、国会情勢報告と連帯のあいさつ。この間政府が医療と社会保障にかけてきている攻撃が、いかに全面的で、しかも国民との矛盾をひろげざるを得ないものであるかを訴えました。
 午後から、大阪保険医協会の先生がたが私の部屋に来訪。有事法制の採決強行への抗議声明と医療制度の改悪をもとに戻し、いっそうの拡充を求める要請書を持ってきてくださいました。
 
 午後4時から、厚生労働省で「全医労」のみなさんとともに、国立循環器病センター看護師の村上優子さん過労死問題で要請行動。公務災害申請からついに一年、厚労省はいまだに「人事院と協議中」というばかりで、不誠実な態度をとり続けています。
 今回も、自らも看護師である村上さんのお母さんはいまの医療の実態を、涙ながらに訴えておられました。「ナショナルセンター」と呼ばれ、大半の国立病院が独立行政法人へと移行する中での国が直轄で病院運営に責任を持つ、最高度にして最先端の国立医療機関で、なぜ26歳の看護師が命をおとさなければならないのか。そして命をおとしたにもかかわらず、「公務上の災害」とさえ認定しようとしないのか。このような状況をもはや一刻も放置するわけにはいきません。

 

∧◇∨ 6月12日(木) 参考人の陳述も無視の農業つぶし ∨◇∧

 今日は参議院総務委員会は開会されず、市田書記局長の差し替えで農水委員会に出席しました。農水委員会では、政府の新コメ政策にもとづく「主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律一部改正案」について、午前中は参考人質問。
 お招きした参考人は、東京大学農学部教授の生源寺眞一氏、那須野農業協同組合理事の高根沢市夫氏、東京農工大学助教授の矢口芳生氏、そして農民運動全国連合会副会長の白石淳一氏です。高根沢氏も矢口氏も白石氏も「新コメ政策がやられたら、農家は激減するだろう」と言っていました。
 
 午後から法案の質疑。今日は与党のみの質問でしたが、午前中の参考人の意見を尊重するならば、こんな無謀なコメつぶし農業つぶしの法改正は、絶対に認められないはずです。他の法案でもそうですが、参考人から「反対だ」との意見が続出しても平気で悪法の質疑をすすめ、強行しようとする与党。この人たちにとって「参考人質問」というのは「反対意見を聞き置く」場なのでしょうか。
 
 委員会終了後は、日本共産党中央委員会理論誌『前衛』から依頼のあった論文の執筆に没頭。何とか日付が替わるまでには仕上げることができました。

 

×○× 6月13日(金) 生保の契約違反を合法化する法案 ×○×

 朝から参議院本会議。生命保険の保険金カットを認める大悪法「保険業法改正案」の質疑がおこなわれ、池田よしたか議員が代表質問に立ちました。
 
 この法案は40%もの大幅な保険金カットを認めることにより保険契約者である国民の生活設計に大打撃を与えるものです。だいたい、生命保険会社の経営悪化を招いた主な原因の一つは、この2年間の小泉内閣の経済失政にあります。国民や保険契約者には何の責任もないのです。
 一義的に責任のある株主や出資者、経営者に責任をとらせず、そのしわ寄せをすべて保険契約者に押しつける、このようなやり方は断じて許されません。しかもこれは明確な契約違反の国家による容認であり、社会の基本的ルールを破壊するものです。
 個人契約者の側が保険料の滞納をすれば、保険会社は一方的に契約を破棄した上で違約金を取るようなことさえしているではありませんか。この法案は、保険会社に対しては約束した保険金は払いませんという明らかな契約違反を許し、その負担を弱い立場におかれている保険契約者に押しつけるものに他なりません。
 
 本会議終了後、総務委員会理事懇談会。なんと、前回野党が一致して「会期延長が公然と語られる中、粛々と法案審議は認められない」と主張したにもかかわらず、野党第一党がここに及んで、17日の地方独立行政法人法案の質疑・採決を認めると言うではありませんか。
 私以外に、自由、社民両党からも異論が出されましたが、自民・民主両会派によって質疑・採決が決められようとしています。私は議了・採決には断じて反対の意思表示をするとともに、「どうしても」というなら委員会で質疑打ち切りについて採決をすることを求めました。
 
 この法案については、この間も繰り返し国会要請が寄せられるなど、全国の自治体職員、公立大学関係者が注視しています。法案への賛否にかかわらず、誰がこの法案の成立に協力をしたのか、国民の前に明らかにしなければなりません。

 

○◆○ 6月14日(土) 参議院の先輩方の姿に心強い思い ○◆○

 昨日、質問の準備で帰阪できず。朝一番の関空便で帰阪。午前11時から千石荘病院の廃止にともなう「全医労千石荘支部」の解散大会に来賓として出席。大会には、戦後、千石荘病院の医師として勤務し「レッドパージ」で病院を追われた沓脱タケ子元参議院議員が参加されていました。
 
 私と千石荘病院問題のかかわりは、沓脱さんが1949年にレッドパージで千石荘を追われてちょうど50年後の1999年のことでした。
 この時、政府の国立病院再編計画によって、千石荘病院の廃止と国立大阪病院への統合という方針が打ち出され、私の地元岸和田や貝塚中心に12万名もの「千石荘病院の存続を求める署名」が集められました。国会への提出の紹介議員になったのが私でした。
 あれから数え切れないほど厚生労働省と交渉を持ってきましたが、とうとう病院はつぶされることに。しかし、病院の存続と医療の充実を願って立ち上がった住民の声と運動は、今も地域にしっかりと息づいています。
 来年4月からいよいよ国立病院の独立法人化もすすめられます。国民の命と医療を守るため、これからもがんばる決意です。
 
 その後、大阪平和委員会の定期総会に出席してあいさつ。午前中の沓脱さんに続いて、ここには橋本敦前参議院議員が出席。次期会長に推されているとのこと。沓脱さんといい、橋本さんといい、参議院で活躍された先輩たちが、今もお元気で、大きな役割を果たして下さっていることは、私にとっても心強い限りです。

 

△◆△ 6月15(日) 高槻で生まれて初めて田植えを体験 ▽◆▽

 朝から高槻農民連の「田植えまつり」に、すがの悦子衆議院10区予定候補、宮原たけし大阪府会議員、大川はじめ高槻市会議員とともに参加。子どもたちといっしょに、生まれて初めて「田植え」をさせていただきました。
 私の親は和歌山県の農村の出身で、小さい頃に田んぼの手伝いには田舎へ行ったことがあります。しかし、「稲刈り」や「脱穀」はやらせてくれるのですが、どうしても「田植え」は「お前などがやると、稲が浮いてくる」と言ってやらせてもらえませんでした。ですから今回が初めてです。
 
 同時に6月12日の「今日のタックル」にも書いたように、国会ではいよいよコメづくりを守ることへの国の責任を放棄する、「新コメ政策」と「主要食糧法改正案」を17日にも採決しようとしています。
 「安全なコメは日本の大地から!」−−「田植えまつり」に参加して私も実感しました。
 
 その後は大阪事務所で打ち合わせや、事務作業など。

 

◆▽○ 6月16日(月) 大学の法人化反対の集会で発言 ○▽◆

 朝から上京し、12時30分からの「国立大学法人法案と大学の未来を考える国会内集会」に参加しました。この集会はジャーナリストの桜井よしこ氏や東京大学元副学長・教職員組合委員長の小林正彦教授らが呼びかけたもので、160人の参加で会場があふれました。
 わが党の石井いく子副委員長や民主党の桜井充参議院議員らが発言しましたが私も発言させていただいて、参議院総務委員会で明日議了・採決されようとしている「地方独立行政法人法案」は公立大学の法人化を「行政改革」の枠組みですすめようとするものであり、まったく「教育研究の特性」への配慮を欠いたものであること。
 そして、このような法案を「国立大学法人法のスキームに準じて提案した」と政府が説明していること自体に、「親法」である国立法人法案そのものが、いろいろいいわけしても大学を「効率化」の名のもとに行革しようとするものにほかならないことをお話しし、文教委員会の審議状況とともに総務委員会の審議にも注目していただきたいと訴えました。
 
 今日は決算委員会の締めくくり総括質問がおこなわれていましたが、昼過ぎから、国会の動きがにわかにあわただしくなり、今日午後5時50分から予定されている決算を処理する本会議のあと、与党3党党首会談が開催され、その後会期延長が正式に提案されること、それを受けて国会は一気に不正常化するという話が流れはじめました。
 私は、参議院総務委員会もとりやめるべきであるという立場で他の理事やオブザーバーに働きかけ、どうやら明日の総務委員会は中止になりそうです。

 

▽△▽ 6月17日(火) 延長国会でも悪法の廃案に全力 ▽△▽

 朝から総務委員会理事会。行ってみると、与党と私、それに国連(国会改革連絡会/自由党)だけ、民主党は来ませんでした。私は、野党第一党が参加していない以上、委員会はもちろん、理事会も取り止めるべきだと主張し、取り止めさせるとともに、「だからこそ前回、私は委員会開会を決めるべきではないと主張したのだ。それを押しきって委員会の開会を決定した。今後は全会派の意見を尊重した理事会運営を」と釘をさしておきました。
 
 今日は終日、会期延長をめぐって水面下での動きが続けられました。結局、午後6時から衆議院本会議が開会され、野党も出席して堂々と反対討論。続いて採決の結果、40日間の会期延長が決められました。
 参議院では本会議はひらかれません。会期の延長については国会法13条に「両議院の議決が一致しないとき、又は参議院が議決しないときは、衆議院の議決したところによる」と定められ、衆議院の議決が優越することになっています。
 したがって全会派一致で、衆参一致した議決を行う場合を除いては、参議院で改めての議決は行わないのが慣例となっているのです。
 
 しかし今回の会期延長ほどひどいものはありません。会期末だということで今国会の国民の請願の締め切り期日は会期末一週間前の6月11日でした。ところが政府は6月13日に「イラク特措法」などという新法案を国会に提出して、その審議のために会期延長すると言うのです。国民の声はもう聞かないが、政府の身勝手な悪法の提出は受け付ける、とでもいうのでしょうか。
 ついに会期は40日間延長され、国会は7月28日まで続きます。私の委員会にかかっている「公立大学法人化法案」や「イラク特措法案」など、悪法の廃案めざして、たたかいは続きます。

 

○▽○ 6月18日(水) 立派だった都ホテルの対応 ○▽○

 昨日の与党の無法な会期延長を受け、国会は空転。今日はすべての議事が止まったままです。この機会に、積み残してあった仕事を片っ端からかたづけようと精力的に仕事をしました。
 
 まず午前中は参議院法制局に来てもらい、私のところで責任をもって法案化作業をすすめてきた「天下り禁止法案」について、作業の進捗状況と今後のすすめかた」について相談。これまで「独立行政法人」を除いてあったものを、それも入れこんだ法案に仕上げる作業も大詰めを迎えています。
 
 午後1時30分から、国会近くの「都市センターホテル」で開催された(財)「大阪観光コンペンション協会」主催の「安全宣言後の大阪観光プロモーション−−大阪はこのようにしてSARSに対応した」に参加。来賓としてご紹介いただきました。
 いま大阪の観光業、旅行業の状況は深刻です。イラク戦争にSARSと続いたことで、海外旅行者数が大きく落ち込み、しかも関西空港はアジア便が多いのでいっそう落ち込みが激しいとか・・・。私たちが止めるのも聞かずすすめている「二期事業」の破たんをいったいどうするつもりでしょうか?
 
 プロモーションでは厚生労働省からのSARS対策についての説明のほか、今度の台湾医師の問題で大阪市の担当者としてご尽力下さった大阪市健康福祉局医務監で天王寺区保険福祉センター長の竹内敏先生が「大阪におけるSARS対策の事例報告」をおこない、都ホテル大阪マーケティング部ディレクターの本位田友之氏から台湾医師が滞在したホテルの対応についての報告がありました。
 今回の大阪のSARS問題が、幸いにして二次感染を出さず、大きな混乱を引き起こさずに終わった背景には、何と言っても都ホテルがいち早く勇気をもってホテル名を公表したことが大きかったと思います。
 16日夜に厚生労働省から連絡を受け、17日早朝からただちに宿泊客にも説明し、ホームページでも公表したところ、勇気ある対応に多くの激励メールが寄せられたこと。そのメールを全部従業員通路に張り出したことが大きなショックを受けていた従業員を限りなく励ましたこと。「SARS問題で受けた損害は1億円にのぼるが、1億円に換えられない信用を守ることができた」との結びの言葉が印象的でした。
 
 午後3時から、厚生労働省が最近出した2つの通達「新・サービス残業防止通達」「過重労働防止通達」について、厚生労働省からレクチャーを受けました。

 

◆◇◆ 6月19日(木) モデルさながらに何枚も写真撮影 ◇◆◇

 今日は朝から国会内で写真取り。いよいよ永田町は秋ともいわれる総選挙や来年夏の参議院選挙にむけて選挙バージョンに移りつつあります。
 選挙用の写真取りは、なかなか大変で、モデルさながらに何枚も何枚も専門のカメラマンに撮ってもらい、そのうち一番いい一枚を選ぶというもの。私はナチュラルが主義なので塗ったことはありませんが、男性でも顔を塗って撮ることが多いようです。
 
 その後、総務委員会担当の議員と党の中央委員会の部局のメンバーとで、「いま議論になっている『三位一体』改革をどう見て、どうたたかうか」についてディスカッション。
 
 「週内は国会が動く見込みなし」との判断で、選挙区に帰って国会の状況をおおいに訴えようと、午後8時の関空便で帰阪。関空に着いてみると、台風6号の強風のため、関空連絡橋は電車が不通となっており、タクシーで対岸へ。家に帰り着いたのは午後10時を回っていました。

 

!!! 6月20日(金) 怒りにふるえたヤミ金融問題の調査 !!!

 先日、大阪八尾市で「ヤミ金(ヤミ金融業者)」からの借金を苦に3人が電車に飛込み自殺した事件があったのも受け、今日は「ヤミ金問題」の調査にとりくみました。
 
 朝からこの問題に詳しい、大阪法律事務所の河野豊弁護士から、大阪における「ヤミ金」被害の実態をお聞きしました。八尾の事件でも2万円を借りたら1ヶ月後には15万円に膨れ上がったといわれていますが、これは実に年利5000%です。
 お聞きした事例では、結局いくら返済しても返済は終わらず、「いくら返したら終わるのか」と聞いたら「1万円の金でもヤクザから借りた以上、一生ヤクザと手を切れんことぐらい、お前もわかっとるやろ!」とすごまれたというものもあります。
 
 この「ヤミ金」問題というのは、もはや「貸金業の問題」ではありません。つまりは1万、2万の金で引っかけて因縁をつけ、とことん搾り取るという新手の「ヤクザのしのぎ」にすぎません。こんなものは「利息制限法」や「出資法」というような業界規律の問題ではなく、「恐喝」そのものです。そういった対応が必要だと痛感しました。
 小泉政治の経済無策と国民負担増政治のもとで、国民を生活苦に追い込み。そこにヤクザや暴力団がつけこんで、弱いものをさらに食いものにし、命まで搾り取る。「てめえら人間じゃねえ!」と叫びたくなるような怒りに震えました。
 その暴力団から金をもらった松浪議員。それをかばう保守新党と自民・公明の与党3党。こんな勢力にもう一時も国民の命や暮らしをまかせておくわけにはいきません。
 
 調査の後、南海なんば駅前からマイクを握って訴えました。
 
 その後、枚方へと移動。大阪11区日本共産党後援会の総会で国会報告をおこないました。

 

▽▲▽ 6月21日(土) 支持者からいただいたネクタイで ▽▲▽

 朝からは大阪での写真撮り。このホームページのトップページの写真を撮って下さったカメラマンの武田さんに来ていただいて、事務所と野外で写真撮りをしました。
 
 別にお知らせしたわけではないのに、前日には宮本事務所にネクタイのプレゼントが・・・。
 送り主はKさん(男性です。誤解なきよう・・・)。実はこの方は、以前私のネクタイとシャツのセンスについて手厳しい批判のお手紙を下さった方で、お会いした際、私がお詫びして「そしたらKさん、いいのを選んでくださいよ」と厚かましくお願いしたら「よっしゃ、まかしとけ」と送って下さったという男気のある方。
 今回で二度目。恐縮して慌ててお礼の電話をかけました。「来年は、あんたには絶対勝ってもらわんとな」と暖かいお言葉。感激して、いただいたネクタイで写真撮りをさせていただきました。
 
 午後からは日本共産党大阪府後援会の会合で国会状況などを報告。すぐに箕面市へ。後援会の総会で国会状況など30分間お話しした後、質疑応答。さらには京都市内で開催されたNTT労働者の「全国交流集会」へ。
 「いつもホームページ見てるで」「データベースは役に立つ」などと、言ってくださる人もおられて、久しぶりにゆっくりとNTTに働くみなさんと職場の状況やたたかいの交流をしました。

 

◎▽◎ 6月22日(日) 業者の命まで奪う悪政の転換を ◎▽◎

 堺市内で、奥村健二大阪府議、城勝行堺市議と街頭演説。今日も武田さんがカメラを持って追っかけてきて下さってます。「街頭で動きのある写真も撮っておこう」ということらしいです。
 
 その後は、天王寺都ホテルでおこなわれた「東住吉民商50周年記念式典」に来賓としてお招きいただき、ごあいさつ。50年の歴史に刻まれた業者運動の重みを実感した式典でした。
 私は、この間おこなってきた「ヤミ金調査」にも触れながら、「小泉・竹中などという人の痛みをかけらも知らない政治家の経済失政と、さらにそこにつけこみくいものにする「ヤミ金」など暴力団に、もうこれ以上一人たりとも大阪の業者の命を奪わせるわけにはいかないではありませんか」と訴えました。
 
 式典終了後、ただちに岸和田へ。市内でひらかれた「岸和田だんじりまつり、34年会」へ。これはだんじりまつりの「若頭」で昭和34年生まれのものの会合で全市的に集まったのは初めてのこと。私の町である「藤井町」はもちろんのこと春木中学の同窓生たちや岸和田高校の同窓生にも会い、おおいに盛りあがりました。

 

◆◇◆ 6月23日(月) 国会が止まっていても多忙な一日 ◆◇◆

 毎週定例の「上京前国会情勢報告」の駅頭演説は新大阪駅。姫野浄大阪市会議員や地元の寺戸つきみさんとご一緒に、ご出勤・ご通学のみなさんに国会報告。
 
 終了後ただちに「のぞみ」で国会に上京しました。ひきつづき参議院は止まったままです。大阪で調査してきた「ヤミ金」問題をあらためて深めたり。週刊誌の取材を受けたり、それはそれで忙しい一日でした。
 
 明日には衆議院で「イラク特措法」が審議入りします。40日間延長された通常国会、いよいよたたかいはこれからです。

 

=== 6月24日(火) 筆坂秀世議員の辞職について ===

 午前11時,国会内で市田書記局長が記者会見し筆坂秀世常任幹部会委員・参議院議員の「中央委員会からの罷免と議員辞職」を発表しました。わが党が公認候補とし、当選させていただいた国会議員が、任期の半ばでこういう形で辞職せざるを得なくなったことは、有権者、党員、支持者のみなさんのご期待に背くものであり、私も日本共産党の参議院議員として、有権者のみなさんに深くお詫び申し上げます。
 私は、わが党がこの問題でとった措置の厳格さと機敏さは、日本共産党ならではのものだったと確信しています。この痛苦の問題の教訓を生かし、政治的にはもちろん、社会的道義という面でも、国民の皆様の深い信頼が得られるよう、私もいっそう力を尽くす決意です。

 

◆◇◆ 6月25日(水) 公務員制度改革を考える ◆◇◆

 朝から、全労連や国公労連の代表に来ていただいて「公務員制度改革」の問題について、学習と意見交換をおこないました。いま政府が「公務員制度改革」の名で進めようとしていることは、政治主導の行政運営の確立や、国民サービス部門の公務員のいっそうの削減を狙うものであり、何ら「改革」の名に値しないものです。
 
 午後から警察庁に来てもらい(1)個人情報保護特別委員会で国家公安委員長が約束した「武富士と警察の癒着」問題の調査はどこまで進んでいるか。(2)「ヤミ金融」業者による被害の実態と暴力団との関わり、その対策、等々について説明を受けました。残念ながら前者の「調査」については「鋭意努力中」というのみでした。
 
 午後1時からの金融経済特別委員会の再開を機に、国会は正常化に向かい始め他の委員会では理事懇談会などが設定されてきていますが、総務委員会は動きなし。おそらく文教科学委員会の「国立大学法人法案」審議の流れとリンクしているのでしょう。
 
 午後2時から「障害者基本法一部改正案」について日本障害者協議会(JD)のみなさんと懇談と意見交換。私からは障害者の参政権保障は権利保障の前提となる問題だということをお話しました
 。
 3時20分の「のぞみ」で帰阪。堺市でひらかれた「堺市学校給食調理員『指曲がり症』公務災害認定裁判勝利集会」に参加。
 今年2月、丹南さん、北谷さん、辻岡さん、3人の原告とごいっしょに、地方公務員災害補償基金本部に要請に行ったのが昨日のことのように思い出されます。私たちの「地裁にひき続き、2度にわたって『公務上』認定をおこなった高裁判決を受けとめ、上告しないように」との要請に、基金本部は「高裁判決を重く受けとめる」と答え、その12日後に基金は上告を断念し、裁判の勝利は確定しました。
 お祝いに駆けつけると、フォークシンガーの「きたがわてつ」さんも駆けつけておられ、久しぶりに2人で1曲、と私にとってもうれしくそして楽しい勝利集会でした。
 3人の原告のみなさん、7年間にわたるたたかい、ご苦労様でした。

 

◇×● 6月26日(木) 国民へのおわびについて話し合う ●×◇

 朝から新幹線で上京。正午過ぎに国会に到着しました。労働基準法改悪案がかかっている厚生労働委員会、主要食糧法がかかっている農水委員会、そして国立大学法人法案が審議されている文教科学委員会も動いています。ただし、文教の国立大学法人法案は「議了・採決せず」とのこと。
 総務委員会は引き続いて何の動きもありません。本当に「何の動きもなし」ならいいのですが・・・・。動き出したら、事実上は「すでに、どこかで最後まで決まっている」などということが多いものですから・・・。
 
 夕刻から参議院議員団会議、筆坂議員の辞職問題で国民・有権者のみなさんにどうお詫びし、どのようにご理解をいただくかについて、今朝発表された常任幹部会の声明にもとづいて議論し、意思統一をしました。

 

▲≡◆ 6月27日(金) 自民・民主で採決日程を決める ◆≡▼

 朝から参議院本会議がひらかれ、筆坂秀世参議院議員の議員辞職が了承されました。続いて「次世代育成支援対策推進法案」と「児童福祉法一部改悪案」の本会議質疑。その後、労基法改悪案や主要食糧法改悪案が採決に付され、いずれにも反対しました。
 
 本会議後、ただちに総務委員会理事懇談会。なんと7月1日に委員会を開催し、去る6月13日の理事懇談会で決めたとおり、「地方独立行政法人法案」を5時間コース(わが党40分)で質疑し、議了・採決までおこなうというのです。
 
 私は「前回6月13日の理事懇談会は、会期延長が決まる前の協議であり、あのときは6月18日をもって国会は閉会することが前提となっていた。今や国会の会期は我々の意に反して40日間も延長され、もはや前回の理事懇の時の前提が崩れている。当然白紙に戻して、再検討すべきだ」と主張しましたが、同調したのは社民だけ、民主党も7月1日議了・採決に賛成の態度を取りました。
 文教科学委員会では今でも「国立大学法人法案」の7月1日採決反対で、民主党も含めた四野党が一致してたたかっています。にもかかわらず公立大学を法人化する重大な中身を含むこの法案の採決に、野党でありながら賛成するというのは、どう考えても筋の通らない話です。
 私は「どうしても質疑終局をやるなら、その賛否を委員会の場で問え」と委員長に求め、委員長は「留意させていただく」と答えました。

 

□×▲ 6月28日(土) 筆坂問題では率直に国民におわび ▼×□

 朝から柏原市のJR高井田駅前踏切を調査。先日の柏原駅前踏切に続いて、こんどはここで電動車椅子の90歳のお年寄りが列車にはねられ、死亡する事故が起こりました。「大阪府内の障害者、高齢者の踏切事故は必ず現場に足を運ぶ」と決意し実行してきたものとして、現場に行き、和田柏原市会議員から説明を受けました。
 今回の事故は「被害者が電動車椅子の購入2日目で、扱いに慣れていなかったのが原因」とされていますが、被害者は90歳というご高齢。これからも起こりうる事故だけに、操作を誤った場合でも安全が確保できるような対策が、踏切にも電動車椅子にも必要だと思いました。
 
 午後からは治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟の大阪府本部大会に参加し、連帯のあいさつ。その後、大阪事務所で池田幹幸2人そろった写真の撮影。池田さんは来年の参議院選挙では比例区の区域割で、大阪・和歌山・奈良から立候補を予定しています。

 夜は堺の民青同盟がひらいた学習会に講師として参加。「イラク戦争反対の運動を必死でやったが止められなくて元気が出ない」という声もあるとか、民青同盟をはじめ世界の青年や国民の運動が、大きく世界を動かしつつあるということをお話ししました。
 質疑応答では筆坂議員の問題も出されましたが「誤りは重大で、心からお詫びするが、誤りが明らかになって以後の日本共産党の対応は、機敏で厳格なものだったと確信している」「わが党は決して誤りをおおい隠したり、誤魔化したりしない党です」と訴え、2名の若者が学習会後、入党して下さいました。

 

》◎《 6月29日(日) 子どもたちに「科学の目」を 》◎《

 大阪市内で、安斉育郎立命館大学教授をお招きして「オカルト・超能力を科学する」と題した実演と講演のつどいがあると聞き、2人の子どもを連れて参加しました。中一の息子も小五の娘も、私がいつも言うもので「超能力なんかないよなあ・・・」などと言いながらも、「オカルト・超能力もの」のテレビ番組を食い入るように見ているのです。
 安斉先生の講演は、まずは「スプーンまげ」の実演から・・・。「おおっ!」と会場にどよめきが起こります。2時間ちかい講演でしたが実に面白く、子どもたちも熱心に聞いていました。「科学者の数だけ『わからないこと』はある。わからないからこそ科学はあるのだ。しかし、調べればいつかはわかるようになるのであって、『科学の力でもわからないことがこんなにあるのだから、科学では説明できない不思議な世界が存在する』などという議論に、決して乗せられてはいけない」という最後のメッセージが印象的でした。さてさて、子どもたちにいくらかでも伝わったでしょうか・・・。
 
 その後、日中友好協会大阪府連大会に参加し、連帯のあいさつ。大会には中華人民共和国駐大阪総領事館から趙領事、孫副領事が来賓として見えておられ、私からも日中両国国民の友好と交流の発展とともに、駐大阪総領事館と大阪府民との友好・交流のいっそうの発展への希望もお伝えしました。
 
 その後、子どもを岸和田の自宅に下ろし、市内「浪切ホール」で開催された、「森可秀さんを偲ぶつどい」に参加。岸和田市で音楽・文化活動に打ち込んでこられた森可秀さんが亡くなられてもう3年になります。私は森さんからはじめて「ジャズ」の楽しさを教えてもらいました。
 「偲ぶつどい」には、原岸和田市長や木津川計さんをはじめ、各界各層のかたがたが集まっておられ、森さんの生前の交流の広さが偲ばれました。谷九でジャズハウス「SUB」をやっておられるベーシストの西山満さんと久々にお会いしてジャズ談議に・・・。「また一度、店でゆっくり」という話になりました。

 

◆□◎ 6月30日(月) 障害者の参政権で大臣に申し入れ ◎□◆

 定例の国会上京前国会報告は、城勝行堺市会議員とJR鳳駅前に立ちました。延長国会に提出された「イラク特措法案」の問題点や、小泉内閣の経済無策、この間とりくんできた「ヤミ金」問題など、ご通勤・ご通学のみなさんに訴えました。
 
 その後、関西空港からJAL便で上京。たまたま「近畿つぼみの会」のみなさんが社会保険庁交渉に上京されるのと同一便となり、モノレールで浜松町までご一緒する間、難病対策など日本の社会保障の貧困について話が弾みました。
 
 午後3時から「障害者の参政権保障」の問題で関係団体のみなさんと総務大臣に要請。「障害者の生活と権利を守る全国連絡会議」「全日本視覚障害者協議会」「全国肢体障害者団体連絡協議会」「障害を持つ人の参政権保障連絡会」の代表者のみなさんや八田ひろ子参議院議員とともに片山虎之助総務大臣にお会いしました。
 ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者の投票権をめぐる裁判で、東京地裁が違憲判決を出したこともあり、公職選挙法改正の動きが伝えられるなど、国会でも障害者の参政権をめぐる議論が高まっています。
 私は、なによりも当事者のみなさんのご意見をよくお聞きすることが必要だと考え、みなさんとともに(1)巡回投票制度の創設、(2)点字郵便投票制度の復活、(3)郵便投票制度を重度身体障害者、寝たきり、引きこもり、精神障害者等に拡大すること、(4)総務省として定期実態調査の実施と改善計画の策定、障害者や関係者の意見を聞く審議会などの設置、の4点を申し入れました。
 片山大臣は熱心に当事者のみなさんの意見に耳を傾けるとともに、「国会において各会派おおいに議論して、できるだけみなさんの意にそうようにしてもらいたい」と発言しました。
 
 部屋に戻って、団体のみなさんと懇談。その後は明日の質問通告のレク。いよいよ明日は総務委員会で「地方独立行政法人法案」の質疑です。

 

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