「今日のタックル」

  2003年5月のバックナンバー

バックナンバー集の目次

宮本岳志HP

 


▼△▼ 5月1日(木) 労働法制の改悪に反対!のメーデー ▽▲▽

 いよいよ今日から5月、扇町公園で開催された「第74回大阪メーデー」に参加。メーデー参加者のみなさんと交流するとともに、日本共産党のデモ隊列の先頭にたって行進しました。途中でデモを離れ、吉井英勝衆議院議員や山下よしき前参議院議員とともに党の宣伝カーでデモ参加のみなさんを激励にまわりました。
 
 小泉内閣は連休明けにも労働基準法の改悪案の衆議院での審議入りを狙っています。
 先日参議院で強行された雇用保険法の改悪にひきつづき、例外だけを認め原則は解雇を禁じている現在の労基法を、解雇を原則自由化し認められない例外を定めようというのです。雇用情勢と失業問題がこれだけ深刻なとき、このような改悪は断じて許せません。
 
 メーデー終了後、大阪事務所で、たまっていた作業。この間みなさんからいただいたメールへの返事などを書きました。
 
 夜は、岸和田だんじり祭の「若頭会」の会合。ひさしぶりに背広を脱いで、町内のだんじり仲間とだんじりの話しに花を咲かせました。

 

●◎○ 5月2日(金) 岸和田市の原市長と大阪府漁協を訪問 ○◎●

 朝から岸和田市役所へ。先日の「植樹祭」のお礼に、原岸和田市長を訪ねました。
 同時に29日に母校で開催された「岸和田中学・高校同窓会」のご報告を欠席された市長にお伝えしました。
 
 岸和田市役所では先の市会議員選挙で全員当選をかちとらせていただいた日本共産党岸和田市会議員団の控え室や妻の勤める岸和田市職員労働組合も訪ねるとともに、「植樹祭」を現場で支えて下さった環境部を訪ね、藤木環境部長にもお礼を申し上げました。
 あらためて岸和田市の環境保全への取り組みや漁協との協力による緑化運動についても説明を受け、大変勉強になりました。
 
 岸和田市役所を後にし、その足で岸和田市内にある大阪府漁業協同組合へ。たった今環境部長からお聞かせいただいた漁協の取り組みについてもさっそくお礼を申し上げました。
 
 午後からは「宮本たけし事務所会議」。東京から国会秘書も来阪し、地元スタッフとともにいっせい地方選挙後の「宮本たけし事務所」の活動の方向などについて、じっくりと議論しました。

 

◇■◇ 5月3日(土) 56回目の憲法記念日に街頭から訴え ◇■◇

 今日は1947年5月3日に日本国憲法が施行されてから、56回目の憲法記念日です。
 
 朝からは小学校5年生の娘と二人で「岸和田市民フェスティバル」に行きました。
 「岸和田市民フェスティバル」は伝統の「だんじり祭」にたいして原民主市政が黒田革新府政と力を合わせて公営ギャンブルであった「春木競馬」を廃止した後、その跡地の「中央公園」で毎年開催される新しい市民のお祭りです。
 
 私も民主青年同盟の阪南地区時代からずっと参加してきました。妻の勤める市職員労働組合や教職員組合など市内の労働組合、保育連や学保連、長男がおせわになった共同保育所「めだか保育園」など保育団体、新婦人や民主商工会、日中友好協会、原水協など民主団体、いずみ野福祉会や岸和田障害者共同作業所など障害者団体、ガールスカウトや子供会連合会、緑のトラスト協会、青少年指導員など、はばひろい団体の参加でおおいににぎわっていました。私も会場を一巡し、みなさんとごあいさつ。
 「うたの森合唱団」の「うたごえ喫茶」では昔フォークソングをいっしょにやった仲間に誘われ「ケサラ」を一曲。その後フリーマーケットで娘に服(1300円で超お買い得でした)を1着買わされて家に帰りました。
 
 午後自宅を出て、午後2時から大阪駅前で日本共産党大阪府委員会の「憲法記念日街頭演説会」。右翼の妨害で、大阪駅前は騒然。国会では、与党はまさに連休明けから「有事関連3法案」の審議強行を狙っています。「憲法9条の息の根を止める有事法案の断固廃案を!」と妨害をはねかえし、ひるまず訴えました。
 
 その後、「中之島まつり」で賑わう中之島周辺や、松屋町筋などを宣伝カーから「憲法守れ、有事法制許すな」と訴えてまわりました。

 

☆☆☆ 5月4日(日) 「どこでも手振ってる」と呆れられ ☆☆☆

 久しぶりに家族全員いっしょに出かけました。今夜一泊だけの外出です。
  泊まる場所は大阪市西区阿波座。いっせい地方選前半戦の支援で市内を駆け回ったとき、泊まり込んだ「天然温泉つきスーパーホテル」シングル4部屋。なんと、ここしかとれませんでした。まあでも、泊まってみて気に入っていたので・・・。
 
 最近は大阪市内は堀江のほうが人気スポットとのことで、OCAT(オオサカシティ・エア・ターミナル−−まさに今や関空関連の巨大開発破たんの典型のような建物)で昼食をとり、堀江方面へ歩き始めました。
 
 「手こぎ船で行く道頓堀遊覧、一人500円」の看板が目に入り、「安い、乗ろう!」ということに、湊町リバーサイドプレイスから、通称「引っかけ橋」のグリコの看板(このホームページのトップ画像のアレです。実は名刺もこの写真です)まで行って帰って30分。なんとこれがボランティアによってすべて運営されているというんですから感激しました。
 舟は6〜10人乗りで情緒あふれるもの。天井にはすだれがかかっています。「この船べりに座ったら眺めがいいですよ」との言葉に甘えて船べりに。みんなが手を振ってくれます。「みなさん!一人500円、安いよ!」思わず宣伝してしまいました。
 「お父さんは、どこでも手振ってるなあ!」妻や子どもたちに呆れられながらの観光でした。
 「スーパーホテル」泊

 

△△△ 5月5日(月) 「横甚さん」の訃報を受け功績を偲ぶ △△△

 去る5月2日、吹田市にお住まいの元日本共産党衆議院議員・横田甚太郎さんが死去されたとの知らせが・・・。横田さんは「横甚さん」の愛称で呼ばれてきた日本共産党国会議員の大先輩。1949年1月の総選挙で元首相をおさえてトップ当選されたという「武勇伝」をもつ人です。
 
 朝から家族と別れて、事務所で服を着替え、吹田市でおこなわれたお葬式に駆けつけました。沓脱タケ子元参議委員議員や橋本敦前参議院議員、山下よしき前参議院議員などなつかしいみなさんともお会いして、故人のご功績を偲びました。
 お葬式が終わって、事務所に戻り、服を着替え、上京の段取りをして家族の待つ大阪梅田に。コインロッカーに荷物を預け、家族とショッピング。昨日の堀江に続き今日はキタの人気スポット「茶屋町」周辺へ。人の多さに疲れました。一番元気だったのは小学校5年生の娘。最近の小学生恐るべしです。
 
 午後7時、コインロッカーから荷物をとり、家族と別れて新大阪から新幹線で上京。
 午後10時すぎ東京駅に到着。宿舎に帰って明日からの国会に備えます。

 

◎△◆ 5月6日(火) 連休明けからさっそく会議の連続 ◎△◆

 いよいよ連休明け、国会の動きもさっそく動き始めます。個人情報保護法案に対する野党四党共同の実務者会議など、さっそく会合の連続でした。
 
 実務者会議を終えて、部屋に戻り、部屋に届いた明日の憲法調査会の参考人から出された意見陳述レジュメを見てびっくり。なんと駒沢大学の西修参考人が出してきたレジュメは日本共産党や社民党に対する名指しの批判から始まっていたからです。
 
 しかし、その論たるや本当にひどいもので、戦後、憲法制定が問題になったときに、いろんな党派が憲法草案を出す中で、当時の日本共産党が提案した憲法草案「日本人民共和国憲法草案」が、現憲法に対するわが党の憲法改正案として今も生きている、などというまったく滑稽な議論です。
 また現憲法制定時に、わが党が憲法草案に反対の立場を取ったことをとりあげて、「反対しておきながら護憲を言うのはおかしい」などというたぐいの論難、さらには護憲というからには「日本国憲法」と新字体を使わず、「日本國憲法」と旧字体で書けというような論まで展開しています。
 
 明日の参議院憲法調査会は「平和主義と安全保障」についての第一回目の議論であり、平和論・安全保障論についての重厚な憲法論議を期待していただけに大変残念です。しかしそういう発言がされるならば、わが党は堂々とそのいっかんした立場を説明し、不当な論難には答えねばなりません。
 急きょ、参考人への質問項目や、私の意見陳述の内容をつくりかえることになりました。

 

○▽○ 5月7日(水) 憲法調査会で参考人が前代未聞の陳述 ○▽○

 憲法調査会が開催されました。
 昨日の予想どおり、西参考人は意見陳述の冒頭「私が理解できない点」として、わが党と社民党への攻撃に持ち時間の半分を費やすという前代未聞の陳述をおこないました。
 そもそも憲法調査会は参考人に私たち、委員が質問する場であって、参考人が委員に質問することは許されていません。それを承知の上での攻撃ですから、私のほうからわが党の原則的立場を正確に説明しておきました。
 
 わが党が1946年6月に発表した「日本人民共和国憲法草案」は、戦争が終わった翌年、日本で新しい憲法をつくろうというとき、各党とも憲法草案を発表する中で、当時の党が提案したものであって、歴史的な文書であり、現在のわが党の行動の基準となるものではありません。
 90年代にわが党中央委員会付属社会科学研究所が「憲法の原点」(論評と資料)というかたちでこの憲法草案にあらためて光を当てたのは、(論評と資料)という表題からもわかるように、歴史的資料として光を当てたのであって、これが現在でもわが党の憲法改正案であるなどというのはまったく事実を歪めるものです。
 
 わが党が90年代にこの草案に光を当てた理由は、90年代に入って憲法をめぐる政治状況が様変わりし、憲法見直し・改憲論が次々と登場し、憲法の原点と政党の基本的立場が鋭く問われることになってきたからです。
 わが党の憲法草案は、明治憲法の手直しにすぎなかった政府の松本委員会案、天皇主権の立場にたつ進歩党案や自由党案、そして社会党案でさえ天皇に統治権の一部を与えるというものであったとき、わが党が草案第2条で「主権は人民にある」と明確な国民主権を主張したことに大きな歴史的意義があったのです。
 
 日本共産党は憲法改悪のたくらみを許さず、憲法の平和的、民主的条項を守り抜くために全力でがんばります。

 

▲▽▲ 5月8日(木) 「個人情報保護法案」の論戦に向けて ▲▽▲

 参議院総務委員会が開催され、電気通信事業法の改正案の趣旨説明を片山総務大臣から受けました。
 
 今回の最大の改正点は一種事業者、二種事業者の区別をなくしてしまうというもので、NTTなど一種事業者にとっては大幅な規制緩和になるものです。
 確かに従来の「一種事業者、二種事業者」の区別は電気通信設備を持っているかどうかで分けられており、地方のケーブルテレビ事業者がインターネット事業を行えば、どんなに小規模でも「電気通信設備を持っている」ためNTTなどと同じ規制がかかり、逆にニフティなどは全国に膨大な顧客を持っていながら、電気通信設備は持っていないため「第二種事業者」に区分けされてしまいます。
 「従来の一種・二種の区分けではうまくいかなくなっている」という役所の説明はそのとおりです。しかし、だからといって「一種事業者の規制を大幅にゆるめてやる」という結論は賛成できません。今度の改正がされると企業向けに「相対取引」によりるサービス合戦が可能になり、大手企業の獲得のために破格の条件をしめして「囲い込む」ということが起こるでしょう。
 企業向けの「サービス合戦」のための原資には、一般利用者から吸い上げられた利益が注ぎ込まれることになるでしょう。企業向けは「うんと安く」、一般利用者の料金は下がらない、といった事態になることは目に見えています。
 
 午後からは、全国各地の生活協同組合のみなさんが、「イラク戦争反対、有事法制反対」をかかげて国会要請行動に見えられ、国会内で「平和運動交流会」を開催されるとのことで、私が国会情勢の報告をさせていただきました。
 私の地元、大阪いずみ市民生協のかたもお見えで、イラク戦争の現局面をどうみるか、有事法制の本質、修正をめぐる動きと緊迫する国会情勢など、15分間程度お話ししました。
 
 その後は、明日から本格化する「個人情報保護法案」論戦と特別委員会対応の準備に打ち込みました。

 

◎○◎ 5月9日(金) 個人情報保護5法案が参議院の攻防に ◎○◎

 本日の本会議で参議院に個人情報保護特別委員会が設置されるとともに、「個人情報保護法案」の本会議趣旨説明、質疑がおこなわれました。いよいよ攻防の舞台は参議院に移りました。
 特別委員会は35人委員会で、わが党からは私と吉川春子さん、八田ひろ子さんの3人が委員会に所属し、私が日本共産党の理事を務めます。小泉総理も出席した本会議代表質問には、わが党を代表して吉川春子さんがたちました。
 
 「個人情報保護法案」というのは正確に言うと「個人情報の保護に関する法律案」「行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律案」「独立行政法人等の保有する個人情報の保護に関する法律案」「情報公開・個人情報保護審査会設置法案」「行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律案等の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案」の5法案のことを言います。
 この法案は昨年一年間、衆議院内閣委員会で2国会にわたって審議してきたものの「メディア規制法」であるその本質が国民の強い反発を招き、とうとう審議未了廃案になったものを、若干手直しをして出し直し、今国会では審議促進のために内閣委員会ではなく「特別委員会」というかたちでゴリ押ししてきているものです。
 
 本会議後開催された理事懇談会では、週明け12日の月曜日、正午より特別委員会を開催し、法案の趣旨説明だけを受けることが確認されました。質疑は13日からの予定ですが、野党は一致して冒頭に総理出席のもとでの総括質問をおこなうよう要求し、与党は難色をしめしつつ持ち帰りました。
 いよいよ今国会も最大の山場を迎えつつあります。わが党は、野党四党の共同を強めつつ、法案の徹底審議を求めるとともに、政府案の重大な問題点を国民の前にあきらかにするために全力を尽くします。

 

!!! 5月10日(土) 「結婚を祝う会」の実行委員長に !!!

 今日は朝からは東京に止まり、個人情報保護法案の論戦準備をすすめました。
 
 正午から、宮本室の「いしてつ」こと石井政策秘書と「ホリタ」こと堀田秘書の「結婚祝賀会」の第1回実行委員会。そうなのです、この二人は今秋結婚することになったのです。
 というわけで、役立たずの「実行委員長」である私も最初ぐらいは出席させてもらって、国会秘書さんたちが中心になってつくってくださった実行委員会のみなさんに、「役立たずですみません」というごあいさつを申し上げました。
 実行委員会ではなんとふたりの同窓生の数々の証言ビデオが上映され、石井さん、堀田さん、それぞれに今からは想像もつかない「過去?」が明らかになりました。これを見ただけでも出席した価値はありましたよ。
 
 午後3時過ぎの「のぞみ」で帰阪。「のぞみ」の中でもずっと会議録などを読み続けました。
 新大阪駅からすぐにグリーン会館へ。民青同盟大阪府委員会の青年たちの集まりで「いっせい地方選挙の結果をどうみるか、イラク戦争のその後と有事法制をめぐる国会の状況」などなどについて1時間弱講演。会場からの質問も出してもらって、じっくり語り合う場が持てました。
 そんなこんなで、自宅に帰り着いたのは午後10時を回っていました。

 

▲▽▲ 5月11日(日) 倒れた同志たちの遺志を受け継いで ▲▽▲

 朝から生駒霊園でおこなわれた「第14回大阪解放戦士合葬追悼会」に参加、日本共産党大阪府委員会を代表して追悼のことばを述べました。
 今年合葬されるかたがたは、日本共産党元大阪府委員長の緋田吉郎さんや元大阪市立大学教授で日本共産党の中央党学校校長もつとめられた岡本博之さん、以前「タックル」にも書いた吹田市会議員の岩本尚子さん、そして昨年末突然の事故で亡くなった野並ひろみさんなど、68名のかたがたです。
 
 先の地方選挙、定数1を勝ち抜いた大正区では、公明党・創価学会が「共産党はうそつき、何もやっていない」などという、口汚い反共攻撃を繰り返しましたが、市民のみなさんが怒りを込めてたちあがり、「共産党がいつウソをついた、いうてみい、あんたらこそウソと脅かしやないか」「私らは共産党にお世話になってるんや、 『何もやってない』なんていわせへん」などなど、あちこちで我がことのように反撃してくださいました。
 
 どの地域でも、どの職場でも、そういう国民と党との固い絆をつくりあげてきたのは、今日合葬される同志たちをはじめ、「住民に奉仕する」という立党の精神をかかげ、身を粉にし、「地をはいずりまわって」奮闘しててこられた全てのみなさんの努力の成果にほかなりません。
 たたかいなかばで倒れた同志たちの遺志を受け継ぎ、反戦平和を命がけで貫いた日本共産党の歴史と伝統をかけて、「有事法制」の廃案をめざして全力でたたかう決意です。
 
 「追悼式」終了後、JR大阪駅へ。午後1時、雨の中、長谷川良雄衆議院四区予定候補とともにマイクを握り、「有事法制反対」の訴えをおこないました。
 終了後ただちに、新大阪へ。午後2時の「のぞみ」にとび乗って上京。
  夕刻には議員会館に入り、個人情報保護法案の質問準備。

 

○=○ 5月12日(月) 明日から個人情報保護5法案の質疑 ○=○

 いよいよ「個人情報保護特別委員会」が動き始めました。
 今日は所管大臣である細田IT担当大臣と片山総務大臣から法案の趣旨説明を聞きました。いよいよ明日から質議が始まります。
 明日のトップバッターは私。この法案は「『個人情報保護』を冠した法案でありながら、本当に国民が保護してほしいと願う個人情報はまともに保護せず、逆に防衛庁リスト問題など政府機関の個人情報の好き勝手な収集は国民に隠れてやり放題、というひどい法案です。
 
 野党4党で共同して、総理出席を求め、与党と厳しいやりとりに。最終的に今週中の総理出席を与党側と委員長が確約して、明日の質疑に入ることになりました。
 質問準備のため夜遅くまで作業しました。

 

◆◆◆ 5月13日(火) 個人情報保護法案の欠陥が明らかに ◆◆◆

 「個人情報特別委員会」の質疑が七時間コースでおこなわれ、私が冒頭の質問にたちました。
 
 わが党は3年前のIT基本法の審議の際、IT社会を語るのであれば、個人情報保護や消費者保護こそ急務であることを指摘してきました。しかし今回の法案はまったく「個人情報保護」の法律になっていません。
 私が3年前「IT基本法」質疑でとりあげた、旧KDDの顧客情報が流出した事件や、旧厚生省の医療調査の情報が下請けから二次下請けに、最後にはそれを請け負った人の自宅に持ち込まれ、家庭用ゴミに出された、という事件について今度の法律でこういうことをやったら罰せられるのか、と聞きました。答えは「直接罰する規定はない」などというもの。
 しかも、警察の調査フャイルや公安調査庁が集めている憲法違反の思想調査データなどは、その存在さえあきらかにされず、まったく国民の目からは隠されたままだということも明らかになりました。
 
 この法案は「『個人情報保護』を冠した法案でありながら、本当に国民が保護してほしいと願う情報についてはまともに保護せず、逆に警察や公安調査庁などの権力機関の手は縛らない、まったくの欠陥法案です。

 

◎○◎ 5月14日(水) 自民と民主が有事法案で修正合意 ◎○◎

 なんと昨日夜、自民と民主の間で「有事関連三法案」について「修正」合意なるものがまとまったとの報道が・・・。
 
 両党が合意した「修正」は、この法案の中心的な骨格、危険な本質を何ら変えるものではありません。
 民主党は「基本的人権の尊重」の文言明記は「大きな前進」だなどといいますが、有事法案というものはそもそも「有事」を理由に、あらゆる分野で国民の自由と権利を制限し、強制的に無法なイラク型の戦争に罰則つきで国民を駆り立てる法案であり、基本的人権を尊重をするなら、この法律はつくれないはずです。
 自分たちが「合意」したからといって、もしまともな審議もせずにこれを強行するなら、民主党も与党と同様、国民の厳しい批判を免れないでしょう。
 
 今日の参議院「個人情報保護特別委員会」は吉川春子議員が質問に立ち、自衛隊適齢者名簿問題などを追及しました。防衛庁長官はこの問題の発覚を受けて、「今後は住民基本台帳の公開四情報(氏名、性別、年齢、住所)しか受け取らない」と言明してきましたが、厚生労働省も文部科学省も「中学生には直接ダイレクトメールを送ってはならない」との方針です。
 「今後は本人の四情報しか受け取れない以上、もうダイレクトメールは送らないということだな」と質問。「送る」という防衛庁副長官に「親の名前をどうやって知るのか」と質問し、副長官の答弁はしどろもどろに・・・。
 
 議論すればするほど問題点が噴出する、この防衛庁リスト問題での防衛庁長官を呼んだ集中審議は法案審議をすすめる上で、絶対に避けてとおれません。

 

◆□◆ 5月15日(木) 「おかしい」のは総理の答弁の方 □◆□

 ついに野党が冒頭に要求してきた総理大臣質問がおこなわれ、対総理22分、一般質問50分、ともに私が質問に立ちました。
 
 私はまず一般質問で、週刊プレイボーイ5月27日付が暴露した、「警視庁個人情報流出事件」を取り上げ、警察庁を追及。この事件は、大手金融会社「武富士」に警視庁の「犯歴データ」などが流出し、そういう便宜を図ってもらうために、武富士は警視庁をはじめ、各地の警察署の様々な部署に、ビール券などの付け届けを毎夏冬おこなっているというものです。
 私は独自に入手したこの証拠資料を突きつけ、警察庁に調査を求めましたが、「現在捜査中のため回答せず」とくりかえすばかりで、調査すら約束しないという不誠実極まるものでした。この問題はあらためて徹底追及が必要です。
 
 また、総理質問では、主務大臣制ではなく第3者機関の重要性を総理と議論。
 総理が、本会議で「第3者機関を設置すれば主務大臣と競合関係になる」と答弁したことをとりあげ、「広辞苑」によると「競合」というのは「きそいあうこと、せりあうこと」としたうえで、「開発と環境保護が競合する」という例文が引かれていること示して、「総理は主務大臣と第三者機関の何がせりあうと思うのか」と聞きました。この指摘に総理の答弁は「広辞苑の例文はおかしい」と言い出す始末。
 しかしこの2つが正に「競合する」ものになることが予想されるからこそ、第3者機関にする必要があるのであり、本来「競合」しなければならないものを競合させないところにこそ、正にこの法案の欠陥があるのです。

 

!!! 5月16日(金) 警察は個人情報保護のエアポケット !!!

 今日の「個人情報保護特別委員会」の質問は八田ひろ子議員。昨日の私の質問も受けて、いま47都道府県すべてで制定されている「個人情報保護条例」で、都道府県警察を対象にしている条例はゼロであることを明らかにしました。
 
 昨日の私の質問で、「Nシステム」という公道上を走る自動車のナンバープレートをずっと記録し続けていることについて「都道府県警察がやっていることであって、警察庁のしいてることではない」という逃げの答弁をしました。
 なるほど警察の建前は、都道府県警察ということになっています。今回の行政機関個人情報保護法は国の役所である警察庁にはかかるが、都道府県警察にはかかっていません。片山大臣は「都道府県警察は、県の条例にかかっているんですよ」などと答弁しましたが、その条例からすっぽり抜け落ちて、まさにエアポケットになっているのです。
 何の法律にも条令にも縛られず、「捜査目的」とさえいえば全国民の個人情報を好きなように集めても誰からもチェックされない。そういう制度の下で、行政機関からの個人情報流出事件は、実は警察が最も多いのです。
 
 こんなことでは「行政機関個人情報保護法」などというのは看板だけ、警察野放し法案ということになるではありませんか。月曜日に決まった防衛庁長官を呼んだ「防衛庁リスト問題」の集中審議に加えて、警察問題の集中審議を求めました。

 

◎×◆ 5月17日(土) 破たんしたのは「竹中プログラム」 ◆×◎

 急きょ月曜日に質問に立つことになり、国会に留まって、質問準備をおこないました。
 
 その最中、「りそな銀行が公的資金申請」のニュースが・・・。初めて預金保険法102条を適用するケースになると報じられています。
 だいたい今回の「りそな」破たんは、「不良債権処理の加速」という「竹中プログラム」なるものの破たんにほかなりません。銀行に竹中大臣がすすめる「厳格な資産査定」を迫れば、自己資本が減少するため、否が応でも自己資本比率は下がります。
 
 国際決済銀行(BIS)の基準では国内銀行で自己資本比率4%、国際的に事業を行う銀行では8%以上が条件になっており、これを下回る事態を避けるため銀行は自己資本が下がれば下がるほど、貸し出しも減らそうとするので、猛烈な「貸し渋り」「貸し剥がし」がおこなわれてきたのです。
 しかし、それは結果として中小企業をばたばた潰し、倒産と失業の増大でいっそう景気を冷え込ませ、株価が下がり続け、それが銀行の自己資本をいっそう劣化させるという悪循環をつくりだしてきたのです。
 ただちに破たん済みの「竹中プログラム」などというものをやめて、国民経済全体をあたためる金融・経済政策に切り替えるべきです。
 
 羽田午後8時55分の便で帰阪。

 

▽△▽ 5月18日(日) 体格を生かして「無芸大食」返上!? ▽△▽

 朝から大商連(大阪商工団体連合会)第57回定期総会に参加。日本共産党大阪府委員会を代表して連帯のあいさつをさせていただきました。深刻な不況と銀行による「貸し渋り」や「貸し剥がし」のもとで、大阪の業者は歯をくいしばってがんばっています。
 総会では昨日の「りそな銀行」問題も大きな話題に。小泉内閣では大阪の業者が、今の苦しみから抜け出す展望を示すことは絶対にできません。業者のいのちと暮らし、営業をかけてたたかいぬきましょうと呼びかけました。
 
 終了後、新幹線で上京。東京駅から参議院議員会館へは有楽町で乗り継ぐのですが、JR山手線の有楽町駅を降りると、大きなマイクの声が。献血を呼びかけるマイクでした。
 「しばらく、していないな」と思い、有楽町駅前の献血ルームで今日は思いきって400ml献血しました。
 
 私はこれまで献血にはできるだけ積極的に応じるようにしてきました。若い頃に次のようなことを思ってからです。私は身長も188、体重も82「という体格、食べる量もだいたい普通の人の1. 5倍から2倍食べます。
 「自分が一生に消費する食糧で、おそらく普通の人なら2人は生きてゆけるだろう」と思ったら「人類社会に申し訳ない」と思ったことがありました。そしてせめてもの人類社会へのお返しとして「献血」と思ったのです。私のように体が大きいと400mlぐらい採っても全く平気。これで「無芸大食」のそしりから逃れられる、とホッとしたものでした。

 その後、ひと休みして、参議院議員会館で質問準備。

 

□□□ 5月19日(月) サラ金が警察官の信用情報を提供 □□□

 今日の「個人情報保護特別委員会」の理事懇談会で、自民党理事から21日の採決を求める日程が提案されました。公明など与党は個人情報保護法の「議論は尽くされた」として採決に賛成。
 
 しかし、今日、私は、サラ金が警察官に部下の借金情報を提供していた問題を取り上げ、調査・報告を約束させていますし、警察が個人の犯歴データをサラ金業者に提供した見返りにビール券などを受け取っていた問題では、「調査・報告する」とすら言わない刑事局長に抗議し、野党理事・委員が詰め寄る中、何度も審議が中断しました。
 また、自衛官募集のために地方自治体が「氏名、生年月日、住所、性別」以外の情報(例えば、世帯主や本籍、職業などの情報)を防衛庁に提供していた問題で、今日は委員会に資料が提出されています。(市町村名の出ている資料が必要な方はお問い合わせください)
 このような問題が噴出する中で、採決の日程を求めるとは、とうていまともな議論とは思えません。
 
 議論は平行線。本日は断続的に理事懇が開催され、終了は22:30。

 

◆◇◆ 5月20日(火) いま採決するのはスジが通らない!! ◆◆◆

 個人情報保護特別委員会は、本日の昼休みの理事懇談会で、私と社民党の福島瑞穂氏の反対を押し切って、明日の「個人情報保護法案」のしめくくり総括質疑と採決を決定しました。この与党のごり押しは、「有事法制」の採決に支障にならないためであると暗にささやかれています。
 
 今日は「個人情報保護法案」について、有識者の方から意見を聞かせてほしいと6名の方々を参考人として国会へお呼びしている、正に、その当日です。
 しかも、午前中2人の意見聴取を終えたばかりで、午後の4人の意見を聞くのはこれから。その狭間の昼休みに、採決の日程を決めるなど、失礼きわまりなく、全く認めることはできません。
 
 この間の審議の中でも、警察の個人情報漏洩問題など新たな問題が明らかになっています。午前中は与党推薦の参考人からも懸念する発言があったばかりです。
 何としても、本当の個人情報保護の問題、この法案の問題点を明らかにし、与党の横暴を追及しなければなりません。
 
 明日9時からは、犯罪歴などを記載した警察の内部文書が大手消費者金融会社に流出していた問題や、同業者から警察が部下の借金状況を調査してもらったり、ビール券などを何年間も受け取っていた問題について、私が何度も要求していた国家公安委員長出席での集中的審議が開かれ、私が質問に立つ予定です。
 また、その後、10時からは、総理出席で総括質疑が行われます。引き続き私が質問に立ち、NHKの中継が入ることになりました。今日も深夜まで質問づくりです。

 

●○● 5月21日(水) 絶妙なタイミングでキーマンを逮捕 ●○●

 昨日、与党などが押し切り、本日正午過ぎ、「個人情報保護法案」が議了採決と言うことが決められ、今日は午前9時から谷垣国家公安委員長を招いた、警察問題の集中的審議と午前10時から小泉総理出席のもと、NHKテレビ中継を入れた締めくくりの総括質問をおこないました。
 私は両方の質問に立ち、小泉総理と国家公安委員長に、「武富士と警察との癒着問題」の調査と国会への報告を約束させました。
 
 驚いたのは警察の対応です。昨日までは一部週刊誌以外は新聞・テレビは完全に黙殺であったものが、今朝の朝刊を読んでビックリ。
 なんと武富士から問題の文書を持ち出した中川一博という人物を今日未明、恐喝未遂容疑で逮捕したと報じられているではありませんか。なんという絶妙なタイミング・・・。
 
 しかし私が問題にしてきたのは、決して「恐喝の問題」ではありません。
 本来は警察の内部資料であるはずの「右翼標ぼう暴力団カード」なるものが、なぜ武富士にあったのか。武富士から警察関係者に毎夏・冬にビール券など配られたことをしめす文書の真偽はどうなのか。また、武富士が警察幹部の依頼でおこなった部下の警察官の借金の状況をしめす「ジャパンデータバンク」へのアクセス記録の真偽はどうなのか。
 まさにこれらの内容を徹底的に明らかにしなければなりません。
 
 その後、5法案が採決され、自民・公明・保守新党の与党3党が賛成、民主・共産・国連(国会改革連絡会)・社民の野党4党が反対しましたが、政府原案が多数で可決されました。
 
 12時45分から30分あまりの参議院本会議をはさんで、ただちに総務委員会の理事懇談会。なんと趣旨説明だけ聴取して質疑を残していた「電気通信事業法改正案」の質疑を明日おこなうことに。また明日も25分間の質問です。

 

◎●◎ 5月22日(木) 総務委員会で電気通信事業法の質問 ◎●◎

 今日は朝から総務委員会がひらかれ「電気通信事業法改正案」の質疑がおこなわれました。政府は3年前「電話料金の引き下げにつながる」との言い分で事業者間接続料の引き下げをはかる「長期増分費用方式」という計算方式を導入しました。
 ところが情報通信審議会の答申にもとづく2003年接続料は、ZC接続では5.36円と大幅に値上げされました。主要な原因はトラフィックの減少ということですが、つまり政府が繰り返してきた説明は破たんしつつあります。
 
 そもそも、この「長期増分費用方式」という接続料の算定方式自身がまったく実態に合わず、だからこそわが党はこれに反対しました。政府はわが党の指摘に耳をかさず強行し、しかも今日、破たんは明瞭であるにもかかわらず、誤りを認めようとしないのです。
 そればかりか、いっそうその破たんをとりつくろうような「事業法改正」で乗り切ろうというのです。このようなでたらめな「事業法改正」には断じて賛成できません。八田議員とともに、厳しく政府を追及しました。
 
 質問を終えて、やっと一段落。
 結局、「個人情報保護特別委員会」では、6回通算で176分、約3時間質問に立ちました。今日の質問を入れれば200分です。秘書のみなさんも2晩ほど泊まり込んでの質問準備。ほんとうにお疲れさまでした。

 

□■□ 5月23日(金) STOP!有事法制大集会に参加 ■□■

 今日は明治公園で「STOP!有事法制5・23大集会」が開催され、大阪からもたくさんの人が上京してくださいました。民青同盟の若者たちが夜行バスで上京。朝9時から参議院議員会館の会議室で懇談会。私から「個人情報保護特別委員会」での論戦や有事法制をめぐる国会情勢などを報告しました。
 
 その後10時から参議院本会議。国立大学の独立行政法人化の法案の質疑で畑野君枝議員が質問に立つとともに、個人情報保護関連5法案の採決がおこなわれました。わが党からは八田ひろ子議員が反対討論に立ちました。
 八田議員の反対討論はもちろん、特別委員会の委員長報告でも、また民主党の反対討論でも、私の明らかにした「警察からの個人情報流出事件」がとりあげられ、この問題の解明と国会への報告は絶対に避けられないことがうきぼりになりました。
 
 本会議終了後、午後1時からは千石荘病院の職員の配置問題について厚生労働省に要請行動。その後は今日の集会で上京された、民青、民医連、新婦人など大阪のみなさんが私の部屋を訪ねてくださって、国会の状況をめぐって話が弾みました。
 
 夜は明治公園の集会へ。その後最終便で帰阪。

 

▽◎■ 5月24日(土) 子どもたちを再び戦場に送るな! ▽◎◆

 朝から「府高教」(大阪府立高等学校教職員組合)第74回定期大会に来賓として参加し、あいさつ。有事法制をめぐる重大な国会情勢を報告するとともに、「教え子を再び戦場に送るな!」との決意のもとにすすめられてきた、戦後の民主的教職員組合運動の原点をかかげ、最後の最後までたたかいぬきましょうと呼びかけました。
 
 日本共産党は今日から第6回中央委員会総会を開催しています。本日朝から党本部で志位和夫委員長がおこなった幹部会報告を、午後2時から録画ビデオで視聴しました。
 6中総では、先のいっせい地方選挙の総括をおこなうと同時に、いよいよ私が候補者としてたたかう来年の参議院選挙にむけての方針と、今年11月に予定している党大会成功めざす活動方向がしめされます。
 
 今日は息子(哲志・さとし)の13歳の誕生日。早めに帰宅し、家族揃って「ロイヤルホスト」に食事に出かけました。息子は思案したあげく、280グラムのステーキ、1480円というのを注文し、「今日はとってもゴージャス!」などと喜んでいました。大きくなったものです。

 

□◆◆ 5月25日(日) 小泉内閣の医療切り捨てに怒り ◇■◇

 私の住んでいる岸和田市を中心に活動する「阪南医療生協」の10周年を記念する総代会が「浪切りホール」で開催され、来賓としてあいさつ。「来賓」と言っても私や家族も組合員、いつもお世話になっている診療所です。

 昨年来の医療の大改悪が、いよいよ国民の受診抑制と健康破壊を深刻にしつつあります。さらにその上に、「医療・年金の抜本改革」などというふれこみの、いっそうの切り捨てがたくらまれているのですからひどいものです。命と暮らし国民の健康を守るために、ともに力を合わせましょうと訴えました。

 夕刻からは大阪府歯科保険医協会のレセプションに。医療費3割負担反対のたたかいでは、大阪から先生たちが国会前に「座り込み」に来て下さいました。患者さんを日々診察される先生がただからこそ、医療改悪の重大さを肌身で実感しておられます。小泉政権の医療切り捨て政策への怒りが、口々に語られたレセプションでした。

 

△△△ 5月26日(月) SARS対策で関西空港の現地調査 △△△

 毎週月曜恒例の、国会上京前国会報告は淀屋橋駅前。先の地方選挙西淀川区で当選した北山良三大阪市会議員、総選挙大阪1区予定候補の清家ひろしさんと揃ってマイクを握りました。
 有事法制をめぐる国会情勢をお伝えするとともに、この間、国会で私が取り組んできた「個人情報保護特別委員会」でのたたかいなどをご報告し、ひきつづく日本共産党へのご支援を訴えました。
 
 終了後、大阪府庁へ。日本共産党大阪府会議員団とともに、大阪府健康福祉部から「新型肺炎、SARS」についての大阪府のとりくみについて説明を受けるとともに、国への要望についてもお聞きしました。
 
 その後、ただちに関西空港へ。関空にある「関西空港検疫所」で厚生労働省から検疫体制への説明を受け、現地調査。なんと天下の関西国際空港の検疫体制が北・南のウイングにそれぞれ医師1人と検疫官2〜3人しかいないというお寒い状況であることがわかりました。
 与党などは私たちが関空2期事業の「無駄と浪費」を指摘すると、「採算を度外視しても、日本の表玄関にふさわしい二本めの滑走路を」などと言います。しかしそれならば、せめて検疫体制こそ「日本の表玄関」にふさわしいものにすべきではないでしょうか。
 検疫官の増員ぐらい財政的にもたいした負担ではないはずです。有事法制などに血道をあげる前に、これこそ「備えあれば憂いなし」ではないでしょうか。つくづくそう感じた視察でした。

 

●△◎ 5月27日(火) 戸籍のために生まれるわけではない ◎△◎

 朝から週刊誌の取材を受けました。同時に今日は週刊「プレイボーイ」の発売日、今日発売の6月10日号にも私の質問が掲載されています。この間とりあげてきた「警察と武富士の癒着、個人情報流出」問題も、やっと話題になり始めたようです。
 
 午後1時より総務委員会が開かれ、「国家公務員退職手当法」の質疑・採決。わが党は八田ひろ子議員が質問に立ちました。国家公務員の退職金を削るというものですが、それでも高級官僚の退職金は8000万円近く、とても国民の理解は得られません。
 その一方で一般の公務員のささやかな退職金も削るというもの、昨年の給与削減に続くダブル削減は公務員の人生設計を狂わせ、日本経済にも重大な打撃を与えかねないとの理由で反対しました。次いで電波法改正案の法案趣旨説明を総務大臣から聴取。木曜日には電波法改正案の質疑がおこなわれます。
 
 午後6時より、国会内でおこなわれた、性同一性障害の当事者の戸籍上の性別変更を求める当事者のみなさんの会合に出席。心と体の性が異なる性同一性障害は、すでに医学上は性別適合手術が認められ、一歩は踏み出したものの、戸籍の変更が認められないため、当事者のみなさんの人権が大きく踏みにじられています。今国会、与党も含め超党派でこの問題の解決をはかる法律を成立させようという動きがひろがり、当事者のみなさんが会合を開きました。
 先の区議会議員選挙で当選されたMtFの上川あやさんをはじめ、3人の当事者の方々からお話を聞かせてもらい、この問題の解決が急務であることを実感しました。人間は戸籍のために生まれてくるのではありません。人間のためにこそ戸籍はあるのです。変更は当然です。当たり前のことではありませんか。
 
 先の個人情報保護特別委員会でも、「氏名、年齢、住所、性別、の4つは『公開4情報』だから誰に見せても何の問題もない」などと平気で言い放った総務大臣。この国の政府の人権感覚が情けなくなります。

 

*+* 5月28日(水) 「地方独法」法案について議論 ***

 朝から参議院本会議。昨日総務委員会で採決された「国家公務員退職給与法」が本会議で採決され、可決成立しました。本会議終了後は、明日の電波法改正案の質問準備。午後には総務省の担当者に質問レクをおこないました。
 
 午後3時からは、自治労連のみなさんや都立大学の先生、弁護士や専門家の方々に集まっていただいて「地方独立行政法人法案」について徹底的な議論をする懇談会を持ちました。この法案の基本的な性格、これが導入された場合の住民生活への影響、どこに政府側の矛盾と弱点があるかについて議論を深めました。
 
 懇談会を終えて部屋に戻ると、総務委員会の民主党筆頭理事の部屋から、明日の総務委員会で決議したいという地方財政問題の決議案分が届いていました。全体としては地方税財政基盤の確立を実現せよという積極的な内容で、全会派一致をめざしたいということのようです。
 ただ一点、税源移譲について「安定的で偏在性の少ない地方税体系を構築する方向」で改革を、という文言があり、これではどうしても「地方消費税の引き上げ」というニュアンスがにじみます。これではわが党は賛成できません。
 私のほうから「安定的な地方税体系を構築する方向」と修正することを求めました。
 
 これが容れられるならば、わが党も賛成し、全会派一致で採決されることになりそうです。

 

□◆□ 5月29日(木) デジタル化の破たんを取り繕うもの □◆□

 総務委員会がひらかれ、電波法改正案が審議されました。今回の電波法改正案は地上波テレビのデジタル化を進めるために必要となる現在のアナログテレビのチャンネル変更(アナログをアナログに変更するので、「アナ・アナ変更」と呼ばれます)にかかる費用を、電波利用料から支出しようとしたところ、見積もりに間違いがあり、1000億円も多くかかることがわかったため、電波利用料に追加負担を求めようというものです。
 
 そもそも私たちの反対を押し切って、2011年に現在のアナログ放送を打ち切る期限を決め、早くもそのスケジュールの破たんが明りょうになっているにもかかわらず、いっさい見直しもしないまま強引にすすめようとするから、こんなわけのわからない追加負担が必要になるのです。
 自分たちのこれまでの説明とも明確に矛盾するようなでたらめな制度を導入する、電波法の改悪などただちにやめて、地上波のデジタル化を国民に無理のないすすめかたに再検討することこそ、真のデジタル化成功への道であることを指摘しました。
 
 夕刻、渋谷駅前で国会議員団の定例街頭演説。大森たけし衆議院議員とご一緒にマイクを握り、有事法制をめぐる国会情勢などを訴えました。

 

●◎● 5月30日(金) 全政党が並んで日弁連の請願を受付 ●◎●

 朝から参議院本会議がひらかれ、昨日総務委員会で採決された電波法改正案をはじめとする法案が可決、成立させられました。
 
 終了後、国会内で、交通事故被害にかかわって、警察を相手に裁判などをたたかっておられる方がたが、日本共産党国会議員団と懇談したいとの趣旨で会合がひらかれ、盗聴事件で警察相手にたたかいぬいてきた緒方靖夫参議院議員とともに、私もご指名いただきました。
 この間、個人情報保護特別委員会で「武富士」と警察との癒着と個人情報漏洩問題を暴露し、たたかってきたことをご評価いただいたようです。ごあいさつを申し上げ、ただちに参議院議員面会所へ。
 
 日弁連が「敗訴者負担制度反対」の国会請願デモを受けました。なんと珍しいことに参議院議面前には、日本共産党、社民党、民主党、そして公明党まで看板が並び、自民党の議員も一人は駆けつけて、ほぼ全政党が並ぶことになりました。ぜひとも最後まで、「看板だおれ」の党が出ないことを祈っています。
 
 午後1時、国会発、羽田2時の便で伊丹へ。伊丹からただちにJR柏原駅へ、関西線柏原駅踏切事故の調査。去る26日に、75歳の女性が踏切内で立往生し、列車にはねられた事故で、JRと近畿運輸局から説明を受け、ただちに対策と改善を求めました。

 

△△△ 5月31日(土) 有事法制廃案に全力をつくす決意 △△△

 朝から大教組の定期大会に参加、先週の府高教に引き続き、有事法制をめぐる国会状況と教育基本法改悪反対のたたかいについて報告し、日本共産党大阪府委員会を代表しての連帯の決意を述べました。
 
 ただちに大阪事務所へ。大阪事務所に大阪弁護士会の代表が見えられ、有事法制に反対する申し入れを受けました。日弁連も大阪弁護士会も、民主党修正合意以後も、毅然と反対の態度をつらぬいておられます。ともに力を尽くす決意をお伝えしました。
 
 午後から、自治労連や大阪府立大学の教職員のみなさんと、「地方独立行政法人法案」の問題について懇談と意見交換。議論すればするほど、この法案の問題点が次々とうきぼりになってきます。法案の徹底審議を求めて全力をあげたいと思います。

 

 

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