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「論戦ガイド」の目次

宮本岳志トップページ

 

 

 156国会宮本議員の論戦一口紹介

 

03年1月22日(参議院本会議) 補正予算案

<4兆円の国民負担増は紛れもない事実>
<消費税増税への地ならしは中止せよ>
<「過大にみている」とは繰り返せず>

 小泉首相がおこなっている国民負担増が4兆円を超える規模になっていることを、具体的な数字を示して明らかにした。国民には負担を強いる一方で、不況をいっそう深刻にし財政の破たんを加速している小泉内閣の政策の破たんは明白として、根本的な転換を求めた。(このあと6月の『サンデー毎日』の記事につながった質問)

 

03年2月19日(憲法調査会) 参考人質疑

<規制緩和・グローバル化に警戒が必要>
<人権としての社会的権利という認識>

 憲法問題の調査の一環として、「基本的人権」について行われた参考人への質疑。規制緩和やグローバル化の問題や、いわゆるリプロダクティブ・ヘルス・ライツについてとりあげた。

 

03年3月18日(総務委員会) 一般質問

<政府答弁と違う内容が自治体の広報に>
<「誤解」の根源は総務省幹部の発言>
<交付税削減の脅しで合併へ追い立てる>
<「合併しない宣言」の町を陰から攻撃>

 総務省が「自主的な市町村合併を推進」といいながら、実際には交付税削減の脅しで自治体を合併に追い込もうとしていることを、岐阜県の飛騨地域合併推進協議会の資料や町村の広報によって明らかにした。この合併推進協議会の資料に、現行の地方交付税制度の不適切なであり得ないものとなっていることを暴露、こうした「誤解」を自治体関係者に広げている総務省の責任を追及した。

 

03年3月25日(総務委員会) 地方交付税法

<来年度の交付税が「減る」のではない>
<前提条件を無視したシミュレーション>
<交付税は簡単に減らせない仕組みが>

 「合併しなければ自治体の財政が破たんする」という議論が、まったくのごまかしであることを明らかにした質問。18日の質問でとりあげた「将来は税収も交付税も減っていく」という誤解の、二つの原因を明らかにした。一つは、地方に配分される交付税額の一部が臨時財政対策債に置き換わっていること。もう一つは、交付税額の算定の仕組みを無視して、租税収入の見込み額と交付税の見込み額に矛盾するデータを使用したシミュレーションが流布されていること。この2つの誤った前提を、政府の答弁にもとづいて明確に否定した。

 

03年3月27日(総務委員会) 恩給法

<明白な「取り扱いの不平等」が出発点>
<何を聞いても答弁拒否の片山総務大臣>
<補償実行への物理的な障害は何もない>

 シベリア抑留者の未払い賃金の支払いを政府に迫った質問。アメリカによる占領当時に、日本政府が労働証明書に基づく賃金支払いの意志をGHQに伝えていた文書や、近年になってロシア政府が発行した労働省名書の写しなどの資料を提示して、もはや支払いへの物理的はないとした。

 

03年3月27日(総務委員会) NHK予算

<天下り先の非常勤で月50万円の顧問料>
<退職間際に観光旅行まがいの海外出張>
<役員のうち8割がNHKからの天下り>

 NHK幹部の関連会社への天下りを取り上げた質問。39の子会社・関連会社の役員の83%をNHKの退職者が占めていること、その一例としてNHKエンタープライズに天下った元大阪放送局長の例を挙げ、社費での海外旅行や高額の退職金や報酬などの実態を追及した。この質問は、『週刊女性』で報道された。

 

03年4月1日(総務委員会) 消防法・消防組織法

<有事対応に結びつける議論は不見識>
<自治消防の理念の重要性は変わらない>
<慎重を要する消防設備等の規制緩和>

 大規模災害時の県を超えた消防組織の相互支援体制について、総務大臣による派遣の指示が法定されても、基本となる自治消防の理念の重要性は今後とも変わらないことを指摘した。あわせて、消防設備に関する規制緩和には慎重でなければならないとした。 

 

03年4月17日(総務委員会) 郵政公社法

<株式運用で損失が発生しても無反省>
<この1年でさらに2兆円の評価損が>

 02年7月16日の郵政事業公社化関連法案の審議で、公社発足時の債務超過の可能性を指摘した質問を踏まえて、さらに総務省の責任を追及した質問。その後株式運用の含み損がいっそう拡大しているにもかかわらず、総務省は、郵貯をはじめとする事業の利益によって債務超過にはならないと答弁。宮本議員は、これを「本来国民に還元されるべきものが事業の収益として吸い上げられて、それがあなた方の無責任な資産運用のしりぬぐいにつぎ込まれる」と批判した。

 

03年5月07日(憲法調査会) 参考人質問

<9条こそ戦争違法化の先駆的な到達点>
<諸国は国連を「無力」とは考えない>
<戦後わが党が提起した憲法案の意義>

 憲法第9条を巡る参考人の陳述に関する質問。20世紀を通じて戦争の違法化への努力こそ世界の流れだったとする参考人の意見を受けて、日本国憲法の第9条こそ、そのもっとも先駆的な到達点として世界に誇れるものであることを明らかにした。

 

03年5月13日(個人情報保護特別委)

<法案では不十分な電気通信分野の規制>
<行政機関保有個人情報の保護も不十分>
<防衛庁のリスト事件も罰せられない>
<大臣の言う罪名では不正が防げない>
<思想調査ファイルの保有を否定せず>
<マッチングの実態は明らかにならない>
<官僚は警察に関わることは答えない>

 警察による個人情報収集の実態を様々な角度から追及した質問。警察が道路を通過している車をカメラで監視しているNシステムについて追及したところ、国土交通省からの車両登録データの提供は毎日行われていることが明らかになった。これに関連して「車両登録ナンバーは個人情報なのか」という質問にも総務官僚が答弁できないなど、警察に関わることには官僚がいっさい口を出せない「アンタッチャブル」となっている実態が浮かび上がった。

 

03年5月15日(個人情報保護特別委)

<犯罪と無関係の個人情報を大量に集積>
<自動車登録のデータを毎日警察に提供>
<制度上の義務でも「参考」程度の認識>
<個人の犯歴まで書かれた文書が流出>
<警察官を対象として組織的な付け届け>
<警察の思想調査にも規制が及ばない>

 この委員会で大問題になった警察・武富士問題を始めて本格的に取り上げた質問。警察が密かに作成している「右翼標ぼう暴力団個人カード」が武富士の事務所から外部に持ち出されたことや、武富士から警察幹部に対する組織的な付け届けがされていたことなど、衝撃的な事実を暴露した。
 前回の質問で取り上げたNシステムについても引き続き追及し、犯罪と関係ない個人を無差別に記録することは、車両登録制度の目的を変質させるものと批判した。

 

03年5月15日(個人情報保護特) 総理への質問

<報道の自由尊重の大切さは歴史の教訓>
<報道の自由は「定義が難しい」と総理>

 戦前の言論弾圧への反省も踏まえて、政府提出の個人情報保護法案について言論への抑制効果が指摘されている点を質問。新たに報道の定義を盛り込んで政府が再提出した法案について、小泉首相は「(報道を定義することは)非常に難しい」と、解決すべき問題点の存在は暗に認める答弁をした。

 

03年5月19日(個人情報保護特別委)

<国会へ報告するとは言わない警察庁>
<個人信用情報への不正アクセスを依頼>
<審議中断の末に「国会に報告」と答弁>

 警察・武富士問題追及の第2弾。たとえ捜査目的であっても裁判官の令状なしには見ることのできない個人信用情報機関(JDB)のデータベースに対し、警察官の依頼で武富士からの違法なアクセスが行われていた事実を暴露した。警察庁は、この問題について調査し国会に報告することを約束した。

 

03年5月21日(個人情報保護特) 警察問題の集中審議

<問題の資料は武富士から持ち出された>
<どんな個人情報があるのかは答えない>
<国家公安委員長も調査と報告を約束>

 ここまで明らかにしてきた事実を踏まえて、国家公安委員長にも調査と国会への報告を約束させた質問。問題を「恐喝事件の捜査」に解消しようとする警察庁に、恐喝に使われたとされる文書の内容が問題だと追及。警察からの内部情報の流出があった可能性が高いことを認めさせ、武富士との癒着の疑いについて国会に事実を報告するよう迫った。

 

03年5月21日(個人情報保護特) 総理への質問

<これまで明らかにしてきた事実は3つ>
<「そう思うのも無理ない」と小泉総理>

 特別委員会での個人情報保護5法案の審議の締めくくりの質問。警察・武富士が重大問題となるなかで、NHKテレビで全国に中継された。「捜査上の秘密」を盾に警察内部の問題が全て隠される実態を踏まえて、権威ある第三者機関の関与なしには、個人のプライバシーの安全は確保できないと迫ったのに対し、小泉総理は「そう思うのも無理ない事件が最近よく出ております」と認めざるを得なかった。

 

03年5月22日(総務委員会) 電気通信事業法

<費用計算のパラメーターを大幅に変更>
<3年間のはずの制度を形を変えて存続>
<すべて総務省の「さじ加減」で決まる>

 電気通信事業者間の接続料算出の根拠となっている設備の経済的耐用年数が大幅に変更されたことを指摘し、料金政策の目玉となってきた長期増分費用方式の導入後も、実際の接続料金は総務省の裁量に左右されていることを明らかにした。さらに、電気通信政策の矛盾の一つは、NTTを東西に分割したことの不合理にあることを指摘し、誤りを反省せず場当たり的に新たな制度をつくっている総務省の姿勢を批判した。

 

03年5月29日(総務委員会) 電波法

<受益者負担の名目に固執する総務省>
<わずか1〜2年での買い換えを強制>
<合理的な計画にすれば追加負担は不要>

 一昨年の電波法改正で、2011年のアナログ放送打ちきりを、「視聴者を脅して受像器買い換えに追い立てるもの」と批判したことを受けての質問。昨年10月のNHK決算審議の際にも指摘したように、総務省のこのスケジュールは完全に破たんしている。それを、テレビ局に追加負担を押しつけてごり押ししようとする今回の法改正にたいし、電気通信事業法と同様、「妙な理屈を並べては訳の分からない制度を作り続ける」ものと厳しく指摘した。

 

03年6月4日(憲法調査会) 公聴会

<安保理が公開の議論をしたことの意義>
<日米同盟の是非についての議論が必要>
<憲法と両立する有事法制はあり得ない>

 「平和主義と安全保障」に関する公聴会での、公述人に対する質問。イラク戦争の経緯について、「国連は無力だった」わけではなく、公開の場での議論を踏まえてアメリカの戦争に正当性を与えなかったことの意義を明らかにした。

 

03年7月1日(総務委員会) 地方独法法

<目的から「民主的に」が抜け落ちる>
<「選択肢を与える」と言って追い込む>
<国立大学法人は「独法とは違うもの」>
<「効率的な運営」が法人設立の目的>
<中期目標も定款の認可も都道府県知事>
<法人化の如何に関わらず労安法は適用>

 国の独法制度にならって新たに制度化される地方独立行政法人が、地方自治の民主的な発展に逆行するものであることを全面的に批判した質問。さらに、この制度の公立大学への適用は、国立大学法人が「独法とは違うもの」だという文部科学省の説明とも矛盾することを示して、総務省の姿勢を追及した。

 

03年7月9日(憲法調査会) 参考人質問

<他国への無理解が戦争につながった>
<アメリカ一国主義に追従すべきでない>
<「戦争の違法化」こそ21世紀の方向>

 「憲法と自衛権、自衛隊」についての参考人への質問と意見表明。フランス革命以来の国際法が、戦争を違法とする方向へと前進してきた歴史を踏まえて、日本の憲法第9条こそ21世紀に人類が進むべき方向を先進的に指し示しているものだと述べた。

 

03年7月22日(個人情報特別委理事会) 警察問題

<「時効は7年」と聞いて官房長が絶句>
<警察官僚天下り先の会社が腐敗に介在>
<「出頭に応じないので調べていない」>

 個人情報保護5法案の審議で大問題となった警察武富士疑惑について、警察庁の調査結果を理事会の場に報告させたうえでの質疑。野党は委員会の場での報告と質疑を要求していたのに対し、与党はこの理事会の場での報告によって幕引きを図ろうとしていた。報告内容について、宮本議員の「虚偽公文書行使の適用をしていない」「警察庁からの天下りに関連する疑惑が調査されていない」などの具体的な指摘に、与党も「これで解明された」とは言えなくなった。そのため、会期末の28日の委員会では、警察庁の報告書に対する特別の意見表明をおこなうという違例の措置がとられた。

 

 

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