4月13日 交通・情報通信委員会(郵便法改正案)

   豊中市内の配達区域変更の住民への影響で政府を追及 

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<ハイブリッドメールの導入に伴う措置>

<度重なる郵便番号の変更で住民に影響>

 

 

<ハイブリッドメールの導入に伴う措置>

宮本岳志君 午前中に引き続いて、郵便法の改正について質問いたします。
 私の方でも基本的なことをお伺いしておきたいと思うんですが、まず、今回の郵便法の改正は、先ほど来議論があるようにハイブリッドメールサービスの導入に伴う料金の支払いについて、クレジットカードによる決済を導入するというものでございます。我が党は基本的にこれに賛成でございます。その上で、郵政省の運用方針について幾つか確認をしておきたいと思います。
 今回の法改正の内容は、先ほど御説明もありましたが、郵便法第三十二条八項として、クレジットカードによる決済でも郵便料金を納付したものとみなす規定を追加する、そしてその上で省令で定めるというようにしておりますので、省令の変更次第でいわば料金納付を他のものにも拡大できる可能性というものが残されているわけであります。
 まず、基本的なことですが、改めて、ハイブリッドメールサービスだけを定めるということでよろしいですね
政府委員(濱田弘二君) 今、宮本先生からお示しいただきました今回の法律案の三十二条の八項は、先生御紹介いただいたとおりでございます。現在の八項が今度九項になるんですが、この九項で次のような書き方がございまして、「料金の納付が確実であり、かつ、郵便に関する料金の徴収上有利であると認められる場合に限り、」クレジットカードを行うとなっております。
 したがいまして、料金徴収面で、先ほど十万円の郵便料金の場合にこちらでいくと三千円かかる、一方は五十二・五円とか十五円とか申し上げましたけれども、そういうコスト的なところからも拡大について相当我々慎重にならなきゃならぬ点はあるというふうに考えておりまして、利用者の便宜と私どもの料金徴収上の理由、両方相まったものとしてまずはハイブリッドメールサービスからスタートさせていただきたいというふうに申し上げておるところでございます
宮本岳志君 徴収上有利ということも今触れられましたけれども、私どもは徴収上有利であるかどうかというだけの問題ではないのではないかと。納入方式を大もとから変えるわけですから、郵便法の六条で利用の公平ということが定められています。クレジットカードが使えない方というのもいらっしゃいますので、その点は慎重にすべきであるというふうに考えております。それはそういう指摘だけにとどめます。
 次に、もう一つ基本的なことですが、発信者の文書が郵政省のコンピューター内に保存されて、そしてそれが相手方に届くということですけれども、一つは、インターネットをやっておられればどなたも経験があるんですが、文字化けというのがございます。変換ミスですね。こういうものをどう確認するのか。
 それから、これを郵政省が実施したとしたら、郵便法第八条の検閲の禁止、あるいは第九条信書の秘密を侵すことになりはしないか。信書の秘密を確保しつつ、インターネット通信における正確、安定、内容の確認はだれがどう行うのか。
 また、利用者のイメージどおりのものが、カラーのものなどは頭で描いたものと同じものが相手に届くかどうかということもあろうかと思います。随分イメージと違っていた、こういうトラブルも予想されるんですが、どう対応していかれるのか、お聞かせください
政府委員(濱田弘二君) 宮本先生から非常に専門的に文字化けのお話をいただいたわけですが、これはもう先生御案内のようにフォントによるわけでございまして、文字フォントで世の中で使われておるものはできるだけ多くをハイブリッドメールでも御利用いただけるようにしたいということで、私どもがこれを使っていただいて結構ですという文字フォントに合致しておれば基本的に文字化けは起こらないというのは先生御案内のところでございます。
 さらに、そうはいっても、やはり自分が今送ろうとするものが本当にどのようなできばえで送られるのか確認をしたいというのは、これは当然利用者の方におありになろうかと思います。したがいまして、送信される前にプレビュー画面をつくりまして、今おつくりになった画面はこれでございます、これを送りますということで確認をしていただいて、そしてゴーということでサービスをさせていただきたい、そのように思っております
宮本岳志君 ハイブリッドメールサービスも国民の利便あるいは郵便サービスの充実ということを目的としてされることだと思うんですけれども、次に郵便事業について若干、特にそういう努力の一方でいろいろやっぱり国民の中で問題が起こっているということも御質問させていただきたいと思うんです。


 

<度重なる郵便番号の変更で住民に影響>

宮本岳志君 私の地元、大阪豊中市での新しい郵便番号の変更問題ということについてお伺いをいたします。
 豊中市の郵便集配については、これまで豊中南局、豊中局、吹田千里局、三つの郵便局が担当してまいりました。それが昨年二月からの豊中南局舎の新築による規模拡大によって各局の郵便配達担当区域がことしの七月から変更になる、それに伴って郵便番号も変更になるという旨の説明が突然ことし二月に自治会の関係者に行われた、こういうふうに聞いておるわけであります。
 私どもは、もちろん古くなった庁舎を建てかえることに機械的に反対をするものでもございませんし、また郵便番号というものに絶対変更があってはならない、そういうことを別に主張するものではございませんけれども、今回、これによって豊中市では総世帯の四分の一に当たる四万世帯の皆さんの郵便番号が施行後一年余りでまた変更される、こういうことになっているわけです。これは非常に住民の方の中に怒りが広がっておりまして、先日、直接の管轄である近畿郵政局にもお伺いをいたしました。
 そこで、まずお伺いしたいんですが、豊中南郵便局の局舎新築というのは平成九年の予算承認だと思います。平成十年二月建設に着工しているわけですね。昨年二月二日から新郵便番号の発足なんですから、発足時には既にわかっていたのは明らかだと思われます。そのとき何の措置もとらずに、ことし二月になって突然というのはどういうことなんですか
政府委員(濱田弘二君) 先生よく御案内のように、ただいまの豊中南局というのは、大阪国際空港、伊丹空港の滑走路の延長線上にあるということで、運輸省と大阪府の方からそこを緑地帯にするので立ち退いてほしいというのが平成四年にございまして、これを受けまして私どもとしてはやっぱり真摯な対応が必要だというところで豊中南局の移転を考えたというところに事は起因しておるわけでございます。
 移る以上は、先生今御指摘になりました残り二つの郵便局、豊中郵便局と吹田千里郵便局が築後結構年数が経過しておりまして、さらにまた局舎が狭隘になってきておるというところを何とか同時に解消したい。それからまた、吹田千里というのは吹田市にある郵便局ですが、そこから豊中市に配達されておるということで行政区と郵便区が一致していない、ここも一緒に合わせたい、そういうところで郵便区調整というのをやろうというふうになってきたわけです。それに伴いまして、先生ただいま御指摘の郵便番号の変更という問題が現在持ち上がってきておるところでございます。
 平成十年二月に今度の新しい豊中南局は工事着工したわけでございますけれども、近畿郵政局の方に照会いたしますと、かつて工事着工のときに想定した郵便区が変わった例もあったということで、そこは慎重を期して計画が確定してから市の方あるいは住民の方に御説明をしたいということで、事実といたしまして、市の方には昨年やっておるわけですが、住民の方への御説明はことしの二月からになったというような経過があったというふうに近畿郵政局から聞いております
宮本岳志君 住民の方々の話を聞くと、これはなかなかやっぱり住民の立場で見れば大変な問題がいろいろ現に起こっているわけですよ。
 例えば、ゴム印であるとか封筒、名刺、そういうものを番号が変わるとつくり直さなければならぬ。直接私も商店主の方にもお伺いしましたけれども、昔は文字どおりゴム印だった、ゴムというのは一部を削り取って新しいものをつけ加えるということもできたけれども、今はもういわゆるシャチハタというんですか、インクが出るものなので、とてもそのゴムの一部を変えるなんというようなことはできないようなんですね。新たに一つ買うと。なかなか高くて、一つ七千円だと言っておりました。縦型、横型と二つ要るので一万四千円かかると。
 しかも、特にこの豊中でいいますと、去年の二月に新郵便番号でつくった、そしてことしの一月から電話番号に六というのが頭につきまして、まずそれだけでも怒ってはるわけですよ、二度手間だと言って。そこへこの七月でまた変えると。これは本当に怒ってはるわけですね、現場の方々は。
 やっぱりこの変更を私もいろいろ見てみましたけれども、局舎の建てかえについても、郵便局の側というか郵政省の側の都合だと思うんです。
 それから、郵便区分の変更というのも見てみましたけれども、郵便局中心に等距離に変更するんじゃなくて、今は郵便局中心に等距離、円状になっているものを、それが行政区と郵便区とを合わすということでしょうけれども、むしろいびつになるんですよ。ということは、集配担当の郵便局までの距離が遠くなる人はいるけれども近くなる人はほとんどいないという計画なんです、これ自身は、見てみると。普通は住民の中に利益になる人も不利益になる人も出るというようなものでしょうけれども、この場合は随分逆にいびつな形になるような線引きになっていると思います。
 先ほど冒頭にも言いましたように、私どもは別に是が非でもこういうことがあってはならないということではないと思うんですけれども、しかし、やっぱり何といっても住民の方々にしっかり納得していただく、そして住民の方々が本当に今こういう声を上げておられるわけですから、そういう方々の意向にもしっかり耳を傾けて対処していただくということが非常に大事だと思うんですけれども、この点いかがでしょうか
政府委員(濱田弘二君) 先ほど申し上げましたように、郵便区の調整は必要だというふうに思っておりますけれども、やはり郵便番号を変更するに当たりましては、先生も御指摘のところでございますが、住民の方々の御理解と御協力を得るための努力、これはやはり大切なものだと思っております。
 なお、一点だけですが、余り具体的な話はやめますけれども、現在、吹田千里局から吹田市でないところの豊中市の住民の方に郵便が行っておりますけれども、そこの住民の方と豊中の郵便局というのは直接に結ばれておりませんので非常に郵便物が遅いわけです、吹田千里から一たん茨木の方に上がりましてそして豊中の方に行きますので。今度、郵便区調整が終わりますと、吹田千里と豊中との間にありますそこの郵便区の方は非常に豊中市に接近する、そういう具体的なメリットもあるわけですが、ちょっと具体的過ぎますのでそれ以上の紹介は差し控えたいと思います
宮本岳志君 そういう面もあるのかもしれませんけれども、再配達、郵便局にとりに来てくれなくてもはがきで入れてくれたら改めて届けますからとおっしゃるわけですけれども、やっぱり御高齢の方は自分でとりに行くのが習慣になっているという方もいらっしゃるわけですね。目と鼻の先のところへとりに行けたのにという声も、これは私も直接お伺いいたしました。
 少なくとも三回にわたる、もちろん電話番号の変更はNTTがやったことですけれども、三回にわたる変更があって、そのたびそのたびそうしてゴム印だとか名刺だとかはがきだとかそういうものもつくりかえてきた。大企業、大きなところは一度つくってもすぐに大量にはけていくんでしょうけれども、小さいところは半年、一年とつくったものを使うわけです。それが使えなくなるということで、随分リアルなといいますか生々しい声をお伺いしたわけです。
 これはひとつ大臣、そのお気持ちは御理解いただけると思うんですけれども、そういう方々にしっかり納得していただくという方向でこの問題に対処していただきたいと思うんですが、いかがですか
国務大臣(野田聖子君) 新郵便番号の記載率というのが最新の調査で、これは二月十八日なんですけれども、九三・七%ということになりました。これはひとえに国民利用者の皆様方の御協力、御理解のたまものであり、心から感謝申し上げなければならないと思っています。
 郵便局というのは、まさにそういう利用者の皆さんの支持を得て初めて、今局長が申し上げましたけれども、地域に密着できるサービスが提供できると思っています。
 今先生御指摘の豊中の件につきましても、十分に認識して、地域の住民の方々の御理解とか御協力をきちんといただくようさらに努力が必要だ、そう認識しております
宮本岳志君 一つだけ。これは官報による告示というような正式なことにはまだなっていないですね
政府委員(濱田弘二君) まだでございます
宮本岳志君 ぜひ今御答弁があった方向でよろしくお願いしたいと思います。
 以上で終わります

 


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