1月31日 予算委員会(01年度第2次補正予算案への一般質疑)

    無責任なBSE(狂牛病)問題での農水大臣の対応 

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<BSE被害の総額は2000億円以上>
<自分への手紙さえ読んでいなかった>
<武部農水大臣はあくまで辞任を拒否>
<与野党の枠を越え緊急対策の実現を>
<青木氏の「激怒」で工事発注が復活>
<扇大臣が「口利き」を擁護する答弁>
<工事が始まれば「見直し」の対象外>
<行政を私物化し「口利き」ビジネス>

 

 

<BSE被害の総額は2000億円以上>

宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。
 BSE、いわゆる狂牛病問題、これは昨年の九月以来、畜産農家に壊滅的な打撃を与えるだけでなく、流通業者にも食肉業者にも、お肉屋さんや焼肉店に至るまで莫大な損害を与えております。
 私は、この問題で、地元大阪の鶴橋周辺の焼肉店も調査をしてまいりました。事態は本当に深刻だと実感をいたしました。どの店も売上げは五割から八割のダウン、町が廃れた感じがするという声まで出されておりました。最近では、もはや命にかかわるという事態まで起こっております。
 農水大臣にお伺いするんですが、衆議院でも議論になりましたけれども、それぞれ酪農家、流通業者、食肉業者、飲食店、それぞれの被害額、幾らかというのは出ますか。
国務大臣(武部勤君) BSEの発生が生産者及び関係業界に及ぼした影響は、委員御指摘のように大変深刻なものと受け止めております。
 牛枝肉の卸売価格は、十二月は対前年六四%減。子牛の取引価格は、地域によって差がありますが、BSE発生前と比較して二割弱程度減。主要量販店における牛肉の売上げは、十二月は対前年三ないし五割減。さらに、焼肉店に対する調査によりますと、BSE発生前の売上げと比較いたしまして、十二月下旬は少し回復基調にありまして、二割程度の減。生産者、流通段階、小売、外食産業等に大きな影響が生じていると、かように認識しております。
宮本岳志君 額でお答えください。
国務大臣(武部勤君) 被害額の推計は非常に難しいものがございます。つまり、仕入価格と売上価格、卸値が下がればそれだけ価格も下がってくるわけでございますが、少し大胆に当省が推計しているものを申し上げます。
 農家段階における被害額を推計すれば、九月から十二月の合計で六百三十三億円。一方、補てん金が合計四百六十六億円支払われることによりますことで実被害額は百六十七億円。
 食肉販売業の被害額を売上げの落ち込みをBSEに起因するものとして大胆に推計すれば、九月から一月の計で九百七億円でございますが、今申し上げましたように仕入れ経費も減少し、豚肉、鶏肉の消費は伸びていることから、直接的にこの数字が被害額になるわけではないと、かように思料されます。
 焼肉業界の被害額を売上げの落ち込みをBSEに起因するものとして大胆に推計すれば、九月―十二月計で五百四十億円から六百四十億円程度でございますが、メニューは牛肉に限られておりませんで、仕入れ経費も低下しているというようなことで、このままの数字にはならないのではないかと、かように存じておりますが、詳しいことにつきましては、今、私から事務方に指示をいたしまして、できるだけ早く、可能な限り詳しく、どのような考え方で、多くの段階を経ることを前提に、最も適切かという点を踏まえて鋭意検討をさせているところでございます。
宮本岳志君 ざっと今お答えになっただけで二千億ですよ。それだけの被害をこの問題で政府が各層の皆さんに与えたと。その責任を本当に自覚した対策が求められているというふうに思っております。
 大臣の答弁聞いていても、大臣の答弁は、昔の責任、これは今にして思えばあったと、あるいは事務方の危機感のなさに驚いたと、こういう答弁に終始しているわけです。しかし、私は、武部大臣の責任が最も重いと、あなた自身の責任をはっきりさせなきゃならないというふうに思うんですね。

 

<自分への手紙さえ読んでいなかった>

宮本岳志君 大臣に聞きたいんですが、昨年の五月八日付けであなたあてにEUの委員会から書簡が来たと思うんです。その第三段落にどう書いてありましたか。
国務大臣(武部勤君) この五月八日付けのEC委員会保健・消費者保護委員からの農林水産大臣あての書簡は、担当部局で接受し、私には報告がなかったということで、私が承知したのは昨年十二月二十一日に開催されました第三回BSE問題に関する調査検討委員会に資料として事務方から説明を受けたときでございます。私は、正直申し上げまして、これはとんでもないことだということで、幹部を始め職員を厳しく叱責、指導したところでございます。
 この書簡は、委員御承知のとおり、三月二日付けで谷津前大臣が出した書簡の回答で、返書でございますが、内容は、症状のない牛についてサーベイランスを実施した場合、BSE未発生国においてもBSEの存在を確認できる可能性があることなどが述べられていたものでございます。
宮本岳志君 この書簡はだれあてになっておりましたか。
国務大臣(武部勤君) 日本国農林水産大臣あてでございます。すなわち、私あてでございます。
宮本岳志君 大臣あての書簡を十二月まで見せなかった、その責任を取ったんですか。
国務大臣(武部勤君) このことは厳しく、厳重に叱責、注意、指導いたしました。
宮本岳志君 だれですか。だれですか、名前は。
国務大臣(武部勤君) 前の衛生課長でございます。
宮本岳志君 重大な問題ですよ。このEUの書簡の中には、BSEが発生していない国であってもBSEの牛がいる可能性があると、そういうことが指摘されていたわけですね。ところが、それはその後も何ら全頭検査もされないまま見過ごされてきたと。これについての責任、どのようにお取りになるんですか。
国務大臣(武部勤君) EUのステータス評価の場合もこの書簡の場合も、直接的にこのことでBSEが侵入したという理由にはならないと思いますが、問題は、危機管理の希薄さというものから、検査体制というものが甘かった、あるいは厚生労働省あるいは地方自治体との連携がまずかった、そういうマニュアルも作らないままにしていたということについては、私ども大変重大な責任を感じております。
 もし、EUのステータス評価のことも十二分にこれを知らしめて、あるいはまたこの書簡についても、この内容についてこれを謙虚に受け止めて、そしてしっかりしたマニュアルを作っていれば、私は全頭検査体制か、あるいはいずれにいたしましてもBSEを敗血症として疑ってその当該牛がレンダリングに出てしまうというようなそういうようなことは防げ得たと、こう思いまして、このことは重大だと、このように思いまして、私は、最前から申し上げておりますように、行政に構造上の問題があるなということを直感いたしまして、こうした問題に徹底的にメスを入れようというようなことで執念を持ってその後取り組んでいる次第でございます。
宮本岳志君 大臣ね、五月の八日時点で日本はBSEが未発生であると、だからそのEUからの勧告を受け入れないという態度を取っているわけですよ。しかし、九月の十日に発見された牛が五月の八日にいなかったわけじゃないんですから、いたんですよ。この時点で調べれば、そのことははっきりしたはずなんです。それで結局分からないままずるずる放置したと。それは事務方が伝えなかったと言うけれども、それは話が通らないわけですよ。
 一体この責任はどのように取るんですかということを私聞いているんです。どう責任取るんですか。
国務大臣(武部勤君) 私は、責任の取り方はいろいろあると、こう思っております。
 九月十日にBSEが発生して、そして行政上の混乱があって、私は厳しく叱正し指導してまいりました。同時に、これは縦割り行政の弊害という問題も含めて、これはもう役人任せでは駄目だと、政治主導できちっとした体制を取らなければならないということで、以後、全頭検査体制を私どもは主張して厚生労働省にこれを受け入れていただいてそういう体制を取ってきたということと、やっぱり政治主導でしっかりした体制を取っていくということの痛感という、痛感したということによって、今、これまで逐次対策を講じているという次第でございまして、私としては、二度とこういうことが起こらないような体制をどう作るべきかということについては、過去の検証についても客観的にやる必要があるということで、第三者委員会、調査委員会も設置して、今ありとあらゆるデータを出して公開でやらせていただいているわけでございます。
 このことについても、当初内部ではかなりの抵抗もございました。しかし、これはもう断じてやらなくちゃいけないということで厚生労働大臣にも要請し、厚生労働大臣と私の私的諮問機関としてこの委員会を設置してやっているわけでございまして、そこでどういう指摘、提言等があるか、それを待って私どもは真剣にその対応を果たしていくというのが私の責任だと、かように認識いたしております。
宮本岳志君 いや、過去の問題は過去の問題でもちろん大事ですよ。しかし、大臣の今の御答弁によりますと、五月の時点では、じゃ役人任せだったということですか。役人任せではいかぬと思ったのはいつの時点なんですか。
国務大臣(武部勤君) BSE発生後、行政にいささかの混乱がございました。その時点で、これは政治主導できちっとした体制作りをしなければ駄目だと、こういう認識を持ったわけでございます。
宮本岳志君 つまり、BSEが発生するまでは役人任せにして、そしてそういう事態を招いた責任というのは、私は非常に大臣に問われているというふうに思うんですよ。
 大体、小泉内閣は外務大臣を、依願免ですか、しましたけれども、正にあなた自身が真っ先に責任を取ってお辞めになるべきじゃないですか。いかがですか。
国務大臣(武部勤君) 私は、職責をしっかり果たして、一日も早く国民の皆さん方の不安を解消していく、そのために全力を尽くすのが私は私の責任だと、こう認識して取り組んでいるわけでございます。
宮本岳志君 何を言っているんですか。そんなのは私は、国民の間に不安が広がっている、そのことについて責任を果たしていないからこそいまだに不安が広がって、そしてこういう二千億にも上る被害が出ているわけですよ。これは専ら政府が与えた被害でしょう。国民の側に責任ないわけですから。それはやっぱり政府としてきちっと責任を取るということが求められていると思いますよ。
 大体、こういう恥ずかしい対応、EUから日本にはBSEの牛がおる可能性があるという指摘を受けても、それをまともに調べなかった。また、結局、九月の十日発生するまでは役人任せにしてきたと。そうでしょう。そういう恥ずかしい事態にありながら、あなたは、よりによって北海道の農民の方に向かって、行政指導を知らなかったというのは恥ずかしいと思わないのかと、そういう発言までしたじゃありませんか。
 あなた、それはもう農水大臣全く失格だと、直ちに責任取ってお辞めになるべきじゃないですか。いかがですか。
国務大臣(武部勤君) 私は、真剣にこの対応に全力を尽くすことが私の責任だと思っております。
宮本岳志君 そうしたら、先ほど私が指摘をした五月の時点が全くざるになっていたと。その後、六月にはあなた拒否までしたわけですよ、それを。そうでしょうが。

 

<武部農水大臣はあくまで辞任を拒否>

宮本岳志君  まだありますよ。八月にはあなた方は、第三者委員会で出された資料によると、八月二十一日には農業資材審議会の飼料分科会というのを開いているでしょう。開いていますね。そこで、飼料課長自らが、肉骨粉の輸入禁止を行政指導にとどめているということについて、法的に位置づけられたものでないという意味で様々な不都合があったと八月二十一日の時点ではもう認めているんですよ。御存じでしたか。
国務大臣(武部勤君) 過去のことにつきましても、私は、行政指導でなくて法的規制をすればよかったと、このように、今にして思えばそう申し上げているわけでございます。
その資材審議会は、去年の八月の話ですか。私は就任以来、食と農の一体化、農林水産省は生産者と消費者の間に立って仕事をすべきであり、起こり得ることが、起こり得ないと思うことが起こり得るということを当初から訓示しているわけでございまして、私の指示に従って役所が対応するように、そのことは度々訓示している次第でございます。
 したがいまして、肉骨粉についても私どもは、様々な御意見ございましたけれども、輸入禁止、製造・出荷禁止ということを法的な規制によって行ってきているわけでございます。それは先ほど申し上げましたような、これは政治主導できっちりやっていかなきゃならないという一つの私の姿勢であると御理解いただきたいと思います。
宮本岳志君 昨年の八月二十一日ですよ、あなた方が第三者委員会に出している資料の中にちゃんとありますよ。八月の二十一日時点で既に役人の方は法的規制になっていないのがまずいんじゃないかとちゃんと自覚しているわけですよ。あなた、そのときも全く何の措置も、問題意識も持たなかった。農水省に危機意識がなかったんじゃなくて、あなたに危機意識がなかったんじゃありませんか。
国務大臣(武部勤君) 私は常に、行政に構造的な問題があった、危機管理意識の希薄さというものが様々な問題を引き起こしている、したがって、このことを徹底して改めるようにということを就任以来申し上げておりますし、その考え方に立って今仕事をやっているわけでございます。
 私は様々な、今第三者委員会に出している資料は二千ページに及ぶんです、二千ページ。全部私は承知しておりません。全部全部、それははっきり正直申し上げて、二千ページ全部掌握するというのは不可能でございます。行政は組織で動いているのでございます。そして、私はその最高責任者として最終的には私が責任を負うというそういう考え方で仕事をさせているわけでございます。私の指示に従って仕事をやるように督励していく。行政が組織として、全体としてしっかり機能していくということについての責任を果たしていかなければならないと思いますが、私は、今あなたの御指摘のようなことは、私もそれはそういう考えを常に持っておりましたので、そういう審議会の中で役人が言っているということについて、私はそうではないという認識ではないということを御理解ください。
宮本岳志君 就任以来と今おっしゃいましたけれども、あなた先ほどお認めになったように、九月の十日、これが分かるまでは役人任せになっていたと。就任以来危機意識を持っていたわけじゃないんですよ。
 二千ページの資料だから読めないんだ、当たり前なんだと、そんな話がありますか。第三者委員会に出して、これを読んで議論してくれといって出しているんじゃないんですか。読めないことが分かって出しているんですか。
国務大臣(武部勤君) 委員が私に何を申されたいのかよく分かりませんが、行政というのは組織で動いているんです。組織の隅々のことまで私が一部始終知り得ることは、これは困難です。しかし、大事なこと、基本的なことは私はしっかり把握して指導しなければならない、こう思っております。ですから、報告、連絡、相談、点検と確認というようなことを徹底するようにということも申し上げているわけでございまして、今、その八月二十一日の二千ページのうちのすべてを知らなければ大臣としての責任が果たし得ないんだ、そういう御指摘であれば、私は誠に申し訳ないことだというふうに申し上げざるを得ません。
宮本岳志君 大事な問題だから指摘しているんでしょう。
 じゃ、大臣、組織のすべてに責任を持てないということですか、それは。先ほど、組織のすべてに責任を持っているわけじゃないというのは。
国務大臣(武部勤君) 私は責任を回避するつもりは全くありません。責任を痛感しているからこそ、今BSE問題についてありとあらゆる努力をしている所存です。
 それから、現在も過去も含めて、農林水産省の様々なこれまでの行政についてありとあらゆる資料を第三者委員会に提出して、そこで御議論をいただき、御提言、御指摘などが出てくると思います。それを受けて、私がいかような責任を持って対処すべきか、私が真剣にこの職責を果たしていくということを前提に私は今努めている次第でございますので、御理解をいただきたいと思います。
宮本岳志君 いいですか、私が今日質問、指摘したのは、昨年五月、六月、八月という時点のことを指摘しているんですよ。昔の話じゃないんですよ。あなたが農水大臣のときの正に農水省の決定、判断について私はあなたに重い責任があるんじゃないですかと、その責任をなぜお取りにならないんですかということを指摘しているんじゃありませんか。
 その責任を明らかにして本当にはっきりさせなければ、幾らあなたがそういうふうにおっしゃっても国民は納得できない、二千億もの被害を与えられて。この点で、私は小泉内閣全体の責任が今この問題で問われているということを言いたいんです。そういう責任はお感じになりますか。
国務大臣(武部勤君) 私は、何度も責任を痛感しているということは申し上げております。それだけに、真剣な対応をしていかなきゃならないと思って、職責を貫いているわけでございます。
宮本岳志君 私は、農水大臣がこの問題での責任を取るといった場合に、やはりきちっと出処進退のけじめを付けるということが必要だということを指摘しておきたいと思います。

 

<与野党の枠を越え緊急対策の実現を>

宮本岳志君  それで、政府の責任だということははっきりしているんです、お認めになったように。それでは、その償いをどうするかと。私は、畜産農家も流通業者も肉屋さんも焼き肉店も大変な被害を受けているわけですから、やはりこれにしっかりした償いをするというのは当然のことだと思います。
 私は、三つぐらいのことが大事だと思うんですね。一つは、被害を受けたすべての業者への補償です。二つ目は、廃用牛の買上げ。三つ目には、安全供給体制の確立。この三つぐらいは直ちにやるべきだと思うんです。
 我々野党四党は緊急措置法案を提案しておりますけれども、もうこういう問題に与党も野党もないと思うんですよ。これはもう是非賛成していただいて、本当に全会派でこういうことをやっていくと。この点で大臣、いかがですか、賛成いただけますか。
国務大臣(武部勤君) 野党四党がBSE対策法案について準備を進めていることにつきましては承知しておりまして、BSE問題の解決に向けての御努力を多としたい、かように存じます。
 当該法案については、死亡牛に対する検査の強化など、当方としても措置すべきと考えているものもございますが、一方、肉骨粉に関する規制など法的措置済みのもの、あるいは肉骨粉や全頭検査前の牛肉の焼却など、既に予算措置によりまして対策を講じているものもございます。こういったものについて、あえて法律で国による買上げを規定するなどと具体的手法について実現の難しいものもあるようでございまして、今後の立法府内での検討を見守りたいと、かように存じます。
宮本岳志君 しっかりお互いに話し合って、私はより良いものができたらそれでいいと思うんですよ。それはそういう立場で是非御検討いただきたい、御努力いただきたいというふうに申し上げておきたいと思います。

 

<青木氏の「激怒」で工事発注が復活>

宮本岳志君  さて次に、口利き問題についてお伺いしたいと思うんですが、昨日、NGOの問題で大議論になりました。政治家の圧力ということがこの間議論になっております。日本道路公団の工事の着工をめぐって私は同じような問題があったのではないかと思っております。
 国土交通大臣にお伺いしますが、昨年末、日本道路公団は高速道路工事の新規着工分十三件の発注を見送るということを一度決めたわけです。このときの理由、何でしたか。
国務大臣(扇千景君) 宮本先生御存じのとおり、昨年来、第二次補正予算を組みますとき、そしてまた予算、十四年度予算を組みますときに、総理から国費三千億はゼロにすると、そういう御下命がございました。それによって、私どもも知恵を絞り、なるべく工事を、単価を安くし、まして必要なところはどこかと真剣になって考えてまいりました。
 けれども昨年、今おっしゃいました十三件というのは日本道路公団が独自にすることでありまして、これは国土交通省がどうこうするということではないということは御存じのとおりでございます。けれども私どもは、その十三件というものの話を聞きまして、私は後で、国土交通省として日本道路公団から、十三件をやめたということは、その三千億の財源がなくなれば先行き工事の発注ができなくなるのではないかと、そういう不安を日本道路公団独自で心配をして、そして、いったんこれを中止ではなくて先延ばししたいということで発注を先延ばししたというふうに私は昨年事情を聞きました。
宮本岳志君 もうこれ以上借金で無駄な道路を増やすことをやめようと、今年度から、三千億円というのは総理が削るということをおっしゃったわけですよ。ところが、これが年明け、全部覆るという事態になりました。それで、この理由が一体何なのかということが大変議論になっております。この理由、何なんですか。
国務大臣(扇千景君) 今申しましたように、財源がないということが一番大きな、一義的な問題でございました。そして、昨年、予算を組みますときにも、私は塩川財務大臣と、今度日本道路公団が初めて財投機関債を出すということで、それが、道路公団としては初めて出すものですから、果たしてどなたかが、受け手があるかないか、それを大変心配しておりました。
 そして、私は塩川大臣とも、年末に予算の交渉をいたしましたときに、日本道路公団は千五百億、一番最初に財投債を出そうと計画しておりましたけれども、この国内の財投債、財投機関債の受け手がなければ日本道路公団が破綻の危機に陥るというようなことも考慮しなければいけないということを財務大臣と打合せしまして、予算の編成が終わった後で、日本道路公団が初めて出すこの債券というものの受入れが果たしてありやなしや、いわゆる財源ができるかできないかというのを大変心配しまして、そのことも財務大臣に御相談を申し上げて、これは極力何かの形で道路公団の財投機関債が、発行数がきちんと達成できればいいなと話し合いましたので、これがおかげさまで、御存じのとおり、二十四日でございます、二十四日に財投機関債の募集を開始いたしましたところ、六百五十億円、この財投機関債が、初めて道路公団が出したものが出ました。
 それと申しますのも、十二月の四日でございましたけれども、さかのぼって申し訳ありませんけれども、ムーディーズがこの日本道路公団の格付をいたしました。それで、昨年の四月のときにはこのムーディーズの格付が、スタンダードAのAAプラスという格付だったんですけれども、それが十二月の四日にはムーディーズがAa3というふうになったんですね。少し下がっていたわけです。それで大変心配したんですけれども、今申しましたように、一月の二十四日、六百五十億円、この債券がめどが付いたということで、今まで延期しておりました。これは十三件だけではございません。このことによって五十八件の発注をしたというのが実情でございます。
宮本岳志君 六百五十億円というのは十三年度の財投機関債ですね。この十三件というのは決して今年限りの工事じゃないですから、十四年度も十五年度も続けられると思うんですが、六百五十億円の調達のめどが付くということと、例えば十四年度では四千億程度の資金調達が必要だと思うんですが、これは直接の関係はないんじゃないですかね。
 このことにかかわって言えば、新聞は本当の理由はあると、自民党の青木参議院幹事長が激怒したからだと、こう報道しております。この十三件の中に島根県の工事はございますか。
国務大臣(扇千景君) 個々の工事につきましては日本道路公団の領分ではございますけれども、今おっしゃいましたように、十三件の中に、全国ございますから、島根も入っております。
宮本岳志君 島根というのは青木さんの地元ですから、それで青木さんが怒ったということなんですよ。青木氏を始め道路族の政治家の皆さんがこう言ったと、先送り路線を公団が決めるなんてあってはならない、国会議員の面目が丸つぶれだ、そして公団は首を洗っておけと、ここまで言ったと報道されております。
 これは是非、国土交通大臣、それから石原行革担当大臣にも聞きたいんですが、こんな話はひどいんじゃないですか。問題ないとお考えですか。お二人、どうぞ。

 

<扇大臣が「口利き」を擁護する答弁>

国務大臣(扇千景君) 宮本先生よくお分かりになっていると思うんですけれども、私は、今お名前が出た先生方から、どなたからも何のお電話一本もらったこともありませんし、私に対しましては何もありません。そして、道路公団も私たちにはそんなことは言ったこともありませんし、物をするのに財源がなければどこを節約しようかなと考えるのは、それはもう一般家庭でも常識でございますので、道路公団は取りあえず財源がなくなるんだからどうしようかなと考えたことがたまたま出て、その中に面白おかしく書かれるのは自由ですけれども、私は道路公団は国民のために道路を造る真剣な財源の確保というものに力を入れたんだと思っておりますので、財源の確保ができたから五十三件今度はしようということで、十四年度の財投機関債も私はうまくいって、是非国民の足が確保できればいいと願っております。
国務大臣(石原伸晃君) ただいま委員が新聞で報道されたというような事実を現実には承知しておりませんので、そういうことが言われたのか言われないかということについてはコメントできる立場にないと思いますが、大筋では扇大臣のおっしゃられたことのとおりだったのではないかと考えております。
宮本岳志君 一月の十四日付け共同通信、この前後でもうあらゆる新聞書いていますよ。こう書いています。役人が小泉さんの口をまねて勝手にやるなと、どうしてこうなったのか、資料を持ってこいと青木氏は怒り心頭に発し、道路公団や国交省に直接電話したと、こう書いていますね。それから、他の議員が、道路公団には首を洗って待っておけと、こういうふうに道路調査会長をやっている国会議員が述べたと。また、別の議員は、ここまでやられた以上、少なくとも総裁には責任を取ってもらわないと示しが付かないと。これは共同通信が明確に記事にしていることですよ。こういう働き掛けが本当になかったのかと。
 私、実は今日道路公団に来ていただきたいと思ったんですが、うまくいきませんでした。私の方でいろいろ問い合わせたところ、やっぱりこの十三件の決定をやった直後に様々な働き掛けや意見があったと認めております。これは徹底的に調査すべきじゃないですか。
国務大臣(扇千景君) 宮本先生もそうだと思いますけれども、先生の御出身、いろいろあると思います。みんな国会議員はその地域の代表として国会へ出てきて、自分たちの地域のために、国民の代表ともして、ここをこうしようということをみんなが私は政治に反映していくというのが我々国会議員の仕事だと思います。
 そして、全体の国益を考えたときに、国の予算がこれだけだから、じゃどこに重点を置くかというのも、これも国会議員の私は選択だと思いますから、自分のところのためにあるいは地域の実情を一番知っている先生方がいろんなことをおっしゃっても、私、それは自由だと思いますよ。
 でも、それを取り上げるか取り上げないか、そして道路公団の総裁の首はどうかって、私、権限がございますので、私に一言もそういうことをおっしゃっていません。
宮本岳志君 そういう政治をやっているから駄目だということになっているんじゃないですか。地域の利益を代表してやっているんじゃないですよ。国会議員というのは、国全体のためにやっているわけでしょうが。そうでしょうが。そうして、結局高速道路は止まらずどんどんどんどん作られていくんですよ。そのことが問題になっているんじゃないですか。そうでしょうが。
 私は、そういうことを言っても結構だと、そういう扇大臣の答弁は大問題だと、こんなものは。それはやっぱり、国家国民、国家全体のためにやはり政治する者の発言としては許し難い発言だと思いますよ。
 石原大臣、どうですか。そういう立場で働き掛けることは結構だとお考えになりますか。
国務大臣(石原伸晃君) 私は高速道路を所管する立場にはございませんが、一般論として申し述べさせていただくならば、国会議員は、国家の、国民のために奉仕するのが仕事だと考えております。
宮本岳志君 それは当然の立場だと思います。

 

<工事が始まれば「見直し」の対象外>

宮本岳志君 扇大臣、ところで、この十三件というのは、今までやっている工事というのじゃなくて新規着工分ですね。新規着工分ですね。
国務大臣(扇千景君) 新規着工ではございませんで、既に去年、これはこういう重要な工事だということで公告してあります。それくらい大事な工事だと、公告をするということは大事な工事であるということの意味でございます。
宮本岳志君 公告はしていても工事は始まっていませんね。
国務大臣(扇千景君) そうです。そう言いましたよ。
宮本岳志君 石原大臣に聞きますけれども、未着工の路線については平成十四年度中に優先順位を付けて見直し、結論を出すと、これが整理合理化計画でしたね。確認してください。
国務大臣(石原伸晃君) 整理合理化計画の文言ですが、ちょっと正確を期すために読ませていただきますが、整理合理化計画では、道路関係四公団に代わる組織及びその採算性の確保について以下の基本方針の下検討することとしております。その基本方針とは、国費投入ゼロ、事業コストの引下げ、償還は五十年を上限、新たな組織により建設する路線は、直近の道路需要、今後の経済情勢を織り込んだ費用対効果分析を徹底して行い、優先順位を決定すると。そして、その原則を踏まえて十四年中に結論を得るものと承知しております。
宮本岳志君 それではお伺いしますけれども、扇大臣、先ほどの新規着工分十三件のうち、青木さんの地元、島根のこれは仏経山トンネルというんですか、それから静岡県清水市の第二東名伊佐布インターチェンジ橋というんですか、それから名古屋の鳴海南工事、それぞれ、この三つ、工期についてお答えいただけますか。
国務大臣(扇千景君) 三つとおっしゃったのはどれとどれか、ちょっと待ってくださいね。
 まず、島根県、山陰道ですね。仏経山トンネル、この工事は九百九十日間でございます。それから、静岡県ですか。
宮本岳志君 はい、清水市。
国務大臣(扇千景君) 清水市、第二東名ですね。第二東名の清水市の、これは伊佐布インターチェンジというんですけれども、これは橋でございまして、これは千百七十日間の工期を予定しております。
 もう一件は……
宮本岳志君 名古屋です。
国務大臣(扇千景君) 名古屋ですか。愛知県のこれは鳴海南工事でございます。これは千百四十日間の工期を予定しております。
宮本岳志君 これは全部三年あるいはそれ以上という工期の工事ですね。平成十四年度中に見直すというけれども、この工事が発注されてしまえば十六年度あるいは十七年度までも続けていくということになると思うんですよ。だから、圧力が掛かって、今のうちに駆け込みで着工してしまえということになったんじゃないですか。
 これは先ほど石原大臣が答弁された政府方針に照らしても余りにもおかしいと。石原大臣、そう思いませんか、石原大臣。(「大臣、元気出せ」と呼ぶ者あり)
国務大臣(石原伸晃君) ありがとうございます。至って元気なんですけれども。
 今、扇大臣が御指摘された工期の点につきましては詳細は承知しておりませんけれども、先ほど申し述べさせていただきましたように、改めて申させていただきますけれども、「新たな組織により建設する路線は、直近の道路需要、今後の経済情勢を織り込んだ費用対効果分析を徹底して行い、優先順位を決定する。」と、そういうふうに整理合理化計画で書かせていただいておりまして、第三者機関の法律をこれから国会に御提出をさせていただいて、第三者機関で新しい道路四公団の組織の在り方、そしてまた採算性の確保という観点から併せて結論を出していただいて、今年中に結論を出していただくということのふうに私は理解をさせていただいております。
宮本岳志君 第三者機関を立ち上げて、さあ見直そうというときには、これはもう着工区間になっているわけですよ。既に工事始まって、止めれないじゃないですか、そんなの、三年間、三年以上もやっているトンネル工事が。止めれますか。
国務大臣(扇千景君) 十三件だけでございませんで、これは二十三件ございます。
 この二十三件をなぜ発注したかというのは、四つの理由がございます。
 一つの理由は、少なくとも一、二年の供用開始に向けた工事で大きく近隣に影響を及ぼす、それが第一点です。第二点は、関連事業と、事業調整上の発注延期を行った場合、他事業への影響が大きい。それは、各町、村、市、県で、ここへ来るものだと思ってもう市街地調整をしていらっしゃいます。他事業への影響が大きいというのが二点目でございます。三点目は、今既にトンネルを掘るという直前まで工事ができていて、そのトンネルを造ることによって継続するという、今までの工事がすべて無駄にしないというための継続性を重視するということで発注をするものが三つ目でございます。
 四点目も言ってよろしいですか。四点目は、御存じのとおり、いろんな業界がございまして、この工事を請け負った工事者が、端的に言えば破産した、倒産した、そういうことで、少なくとも下請業者がこの工事の継続施工させるためにこれは発注したという四つの要件で、十三件だけではございません。
 二十三件すべてこの要件で今度工事を、財投機関債の手当てが付きましたので、発注をさせていただいたという報告を受けております。
宮本岳志君 その二十三件のうちの十三件を先送りすると決めたんでしょう、年末に。そして、その十三件を先送りすると決めたのに、今度発注することにしたわけでしょう。二十三件が全体どうかという議論しているんじゃないですよ。
 この十三件が、発注しないということから発注するというふうに変わったのは、最初の二十三件の話じゃなくって、青木さんが激怒したからじゃないのかと。そう書いているよと、新聞は全部。そういうことを私は言っているんですよ。
国務大臣(扇千景君) 六百五十億の財投機関債がゼロであった場合は、十三件は今のままもう少し延期されたと思います。お金の手当てが付いたので、二十三件の中にたまたま十三件が入っていたということで、十三件だけをどうこうということではございませんで、最初に申しましたとおり、やっぱりお金がないと工事ができないのは当然のことですから、ですから私どもは今度、この六百五十億、そして次は四千億と思っておりますけれども、十四年度は。まだこれは分かりません。
 けれども、予算の手当てができて初めて道路がつながっていくんであって、その必要性の道路の順番を、二十三のうちの十三件はちょっと待ってくださいよと言った中に入っているということでございます。
宮本岳志君 それは説明になっていないんです。
 十三件をちょっと待ってくださいよと言ったのが待たなくなったわけでしょう。六百五十億売り切れたというけれども、それは十四年度の、別に四千億のめどが付いたことにならないじゃないですか。私は、これは明瞭にやっぱり様々な国会議員、政治家の働き掛けがあったというのは、これはもしないと言うんだったら調査できますか、調査。
国務大臣(扇千景君) 私は、既に何の電話もいただいていないと言っておりますので、これは元々道路公団の話でございまして、道路公団の工事自体に関しては、私は直接、本来は国土交通省が関知することではないんです。この事業体の選別は道路公団がするということになっておりますので、もしも調べろとおっしゃるのであれば、道路公団のどなたかをお呼びいただいてお聞きいただければいいと思います。

 

<行政を私物化し「口利き」ビジネス>

宮本岳志君 道路公団が決めるものを、道路公団が決めるなんてけしからぬと言っているから問題だと言っているんですよ。そうでしょう。それは是非きちっと調査をしていただきたい。こんな問題がもしあるとすれば大問題ですからね。
 それで、やっぱり政治家が口を利いて公共事業が動くということがやっぱりあるわけですよ。だから、そういうことがあるから、有力な政治家のところへ頼みに行ったら公共事業が動くと、口利きを頼みに行こうという話が生まれてくるわけです。その最悪の現れが、私はこの間発覚してきた口利き疑惑というものだと思うんです。
私は、この問題の調査に山形県にも行ってまいりました。関係者から直接生々しい話も聞いてまいりました。加藤紘一自民党前幹事長の秘書が口利きをして、そしてその口利き料を受け取ってきたという問題ですけれども、ある関係者の証言によると、九八年の参議院選挙のころに、仙台市のゴルフ場でコンペを開くから参加するように加藤事務所からファクスが来たと。そこには各社百万円持参するようにと書かれてあって、直後に、見たら破り捨てるようにという電話まであったと、こう語っておりました。山形県内の建築設備などの業者十一社が参加したゴルフコンペの終了後に懇親会が開かれて、そこに佐藤秘書がやってきて、一社百万、約一千万の参加費を集めて帰ったと。この業者はその後、佐藤秘書に国道の拡幅工事約六千万円の仕事をもらい、謝礼として百五十万円を加藤事務所に現金書留で送ったと証言をしております。
政治家が公共事業の発注に口出しをして、そしてある特定の企業に工事を取らせてやる、そしてその受注額の一定の率を政治家が口利き料といって懐に入れると。これは、九三年に発覚した金丸ゼネコン事件と全く同じ構図だと思うんですけれども、これは官房長官、そうじゃありませんか。
国務大臣(扇千景君) ちょっとその前に。
宮本岳志君 どうぞ、じゃ。
国務大臣(扇千景君) 宮本先生が今お調べになったこととは関連いたしますので、お答えさせていただきますけれども、私は、そもそも建設大臣に一昨年の七月に任命されましたときに、問題になったのはやはり同じようなことでございました。ですから私が建設大臣に選ばれたわけですけれども。
 それで、皆さん方と協力していただいて、一昨年の十二月に、みんなで公共工事の入札と契約に関する適正化法、これを通していただきました、国会で。そのおかげで、昨年の四月一日からこの法案が施行されておりますので、今、去年の四月一日以降、入札に関するそういうあらゆる公共工事に対するものに関しては、私は中に、電子入札も法案の中に書かせていただきました。
 そういう意味で、宮本先生御指摘の昨年の四月以前の問題は別でございますけれども、そのために皆さんに御協力いただいてこの法案ができたということは、日本の公共工事の前途を明るくするための大きな国会の皆さん方のお力であったと思って、今後そのことがないように、最後の今の山形に関しては私はお答えできません。
国務大臣(福田康夫君) 事実関係は私も報道によって知っている程度でございますので、詳しいことを承知しているわけでございませんけれども、政治家の秘書が口利きによって公共工事に不当に介入したりこれに伴って報酬を得たりするというようなことが、国民の政治に対する不信を物すごく大きくしておりまして、誠に大変残念なことだというように思っております。これを機会に、総理も実は言われておるとおり政治腐敗防止と、このことに全力を挙げるべきではないかと思っておるところでございます。
 そしてまた、政治倫理の確立は正に議会政治の根幹でございまして、今回の政治家秘書の口利きのような問題についてどのような対応をしていくべきか、そしてまたどうすれば事件が防止できるか、既に与党三党に対しまして、総理から与党三党に対しまして検討を指示しているところでございますので、早急に検討が進むことを期待いたしておるところでございます。
宮本岳志君 適正になっていないから問題が起こっているんですよ。
 業際研という問題がこの間報道されていますけれども、この業際研などは実に奇怪ですよ、口利きをビジネスにしている会社なんですから。つまり、口利きというのがビジネスにできるほど日常的にあるからこそこんな会社が成り立つんですよ。一つも適正になっていないじゃないですか。
 私は、こういう問題を本当に大本から断つためには、企業・団体献金をきっぱりと禁止して、やっぱり政治家と企業とのお金の結び付きを断ち切るということが必要だ、そのことができない小泉内閣に正に政治改革を語る資格はないということを厳しく指摘をして私の質問を終わります。

 

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