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= たけし Express −No.121− ■ 2005年06月02日 ■ =
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(目次)
◆自民党・森岡正宏厚労政務官の「たわごと」に答える!
◆お待たせしました!NPT再検討会議報告会をやります!
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◇自民党・森岡正宏厚労政務官の「たわごと」に答える!
自民党衆議院議員の森岡正宏厚生労働政務官が、5月26日の自民党代議
士会で「A級戦犯は罪人ではない」と発言して大問題になっています。森岡
氏はその後、この発言といきさつを悪びれもせず自分のホームページに堂々
と書いていますから、どうやら「確信犯」のようです。(ちなみに森岡氏の
ホームページはhttp://www.m-morioka.com/)
森岡正宏厚生労働政務官が5月26日の自民党代議士会でおこなった発言
とはいかなるものか。
曰く「そもそもA級戦犯といいますが、日本が占領下にあったとき、勝者
である連合軍が国際法違反の軍事裁判で敗戦国日本を裁いたものです。戦争
はどうしても話し合いで決着しないとき、国際法で認められた一つの政治形
態です。(中略)A級戦犯の中には絞首刑になった人も禁固刑になった人も
いましたが、皆罪を償いました。のちに大臣や総理大臣になった人もいま
す。A級戦犯はもはや罪人ではありません。(中略)日本は中国にも韓国に
も何度も何度も謝ってきました。戦後60年間、平和主義を貫き、一度も戦争
をしないでやってきましたし、経済援助もしてきました。中国や韓国にこび
てA級戦犯の分祀や新たな追悼施設建設をめざすのではなく、『東京裁判は
国際法上違法であった』と世界に向って主張すべきです」
これを読んだ私の印象は、はっきり言って、「本気か?」、いや「正気
か?」と言うところ。こういう論が果たして今日の世界政治の場でまともに
通用するか。そして仮にこのような「たわごと」を押し通せば、それは彼を
いったいどのような地点にたどりつかせるか、ひとつ検討してみましょう。
まず第一に、森岡氏は「国際法」というものを皆目わかっていないです
ね。この人は太平洋戦争当時はもちろん、現在形で書いているところを見る
と、現在も「戦争は、国際法で認められた一つの政治形態」だと考えている
ようです。この人の頭の中は1920年に発効した国際連盟規約や1928
年の不戦条約以前で時間が止まったままのようです。(国際法における戦争
の違法化の歴史についての私の発言は「国会論戦データ」憲法調査会
2003年7月9日、アドレスは
http://www.miyamoto-net.net/sanin/030709.html#topをご覧下さい)
森岡氏がいったいどこで「国際法」なるものを学んだのか知りませんが、
だいたい今では「『どうしても話し合いで決着しないとき』における『一つ
の政治形態』としての戦争などというものは、決して許されない」というの
が「国連憲章のルール」であり「国際法」です。
第二に森岡氏は、本気で、極東軍事裁判が「勝者である連合軍が国際法違
反の軍事裁判で敗戦国日本を裁いたもの」であり、この裁判の判決を覆そう
などと思っているのでしょうか。サンフランシスコ条約第11条は「日本国
は、極東軍事裁判所並びに日本国内及び国外の他の連合国戦争犯罪法廷の裁
判を受諾」と明記、日本が戦後国際社会に復帰する際に極東国際軍事裁判を
受け入れたことは厳然とした歴史の事実であり、国際政治の常識です。
こんなものを覆そうというのなら、それこそサンフランシスコ講和条約の
破棄や改定を主張しなければつじつまが合いませんし、さらには戦争責任
論、「日米開戦の原因と責任は誰にあったのか」までさかのぼった議論をす
ることになります。なるほど森岡氏は先のホームページで「日本は経済封鎖
され、やむなく戦争せざるを得ない状態に追い詰められ国際法のルールに
のっとって戦争をしました。勝った方が正義で負けた方が悪ということでは
ありません。」などと述べています。
私に言わせれば、それなら何も「日本は中国にも韓国にも何度も何度も
謝ってきました。戦後60年間、平和主義を貫き、一度も戦争をしないでやっ
てきましたし、経済援助もしてきました。」などと言うな!と言いたい。や
むにやまれず始めた戦争であって、「大東亜戦争」を引き起こした責任は日
本にはない、と言うのですから・・・。
しかし日米開戦の責任が日本にないとすると、その責任は「アメリカに
あった」ということになります。現に靖国神社の展示館「遊就館(ゆうしゅ
うかん)」で毎日上映されている映画「私たちは忘れない」ではそう説明し
ています。1941年から始まった「日米交渉」は「いかにして日本に最初
の一発を撃たせるか」というルーズベルト大統領の陰謀の場となったという
のです。
森岡さん、「東京裁判(極東国際軍事裁判)は国際法上違法であった」と
するあなたの主張がもし本気ならば「それを受け入れたサンフランシスコ講
和条約を廃棄して、日米開戦の責任は日本にではなく、もっぱらアメリカの
陰謀にあったということを主張し、アメリカをはじめ当時の連合国(united
nationsつまり「国連」)の不当を世界に向かって訴える」という行動に行き
着く以外につじつまの合いようがありません。
私が「正気か?」と問い、「たわごと」と呼ぶ根拠はここにあります。
しかし自民党の政治家というものは情けないですね。イラク戦争やNPT
条約再検討会議での横暴など、アメリカがいま現におこなっている「極悪非
道」の行為には何一つものがいえないくせに、日本のアジア侵略を打ち破っ
た太平洋戦争や極東国際軍事裁判のように歴史上正しかったアメリカの行動
にはくってかかるのですからね。
でも、あなたがたにその勇気があるなら、日本国内や中国に対してだけ威
勢よく言うんじゃなくて、アメリカや国連に対して面と向かって言ってごら
んなさい。きっと「正気か?」と言われますから・・・。
◇お待たせしました!NPT再検討会議報告会をやります!
みなさんのカンパに支えられてニューヨークまで要請に行った「NPT
(核拡散防止条約)再検討会議」は5月27日、「核軍縮」の約束を反故に
したいアメリカの激しい抵抗によって時間切れ、3つの主要委員会すべてで
協議が決裂。ついに最終文書は採択されませんでした。
でもがっかりするにはおよびません。この会議にも世界情勢の激動ははっ
きりしめされたし、アメリカの孤立はもはや覆いがたいものです。
そんなこんなも含めて、お待たせしました!お約束通り、「NPT再検討
会議報告会」をやりますよ〜。
●日時、6月25日(土)、午後7時から
●会場、大阪市西区の「カフェ・ミロー」横の「ミローホール」
●最寄の交通手段
地下鉄(千日前線〕桜川駅下車〔徒歩3分)@番出口から
北へ向かって、2つ目の信号を」西へ曲がり、50m北側
●住所・Tel
〒550−0015
大阪市西区南堀江3丁目15−7 堀江ヴィラ1階
Tel:06−6531−5036
Fax:06−6533−5798
●私の報告だけでなく、かわさきゆたかさんの歌もありますよ〜「歌いた
い」って人には 歌っていただきましょう。どうぞライブ感覚でおこし下
さいね。
●参加費、無料!
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