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日本共産党前参議院議員宮本たけしのメールマガジン
No.112  − たけしExpress 2005.01.06 −
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 2005年、新年明けましておめでとうございます。
今年は戦後60年の年、どうぞ今年もよろしくお願い
いたします。昨年は台風被害、新潟中越地震など災害
続きの年、年末には極めつけのインド洋大津波ま
で・・・今年こそ日本にも世界にも平和と安心を、と
願わずにはいられません。

 年末に発生したインド洋大津波は5日までに15万
5千人に上る犠牲者が確認され、日本人もすでに23
人が犠牲になったと報じられています。しかし一方で
は、なお432人の邦人が安否確認されていない状
況。そして世界保健機構(WHO)は、さらに今後
500万人の被災者がコレラなど感染症の罹患の危険
にさらされているという恐るべき警告を発しました。

 私は、この大地震と大津波によって命を奪われたす
べてのかたがたに心からの哀悼の意を表するととも
に、被害を受けた各国政府と国民のみなさんに心から
お見舞い申し上げます。

 さてこの大津波の被害の広がりは、けっしてマグニ
チュード9.0という史上空前の強さであったという
ことだけに解消できない問題をはらんでいます。そも
そもインド洋周辺諸国には太平洋や大西洋にはすでに
整備されているような津波の警報システムはありませ
んでした。つまり沿岸に欧米や日本など先進国が存在
するところにしかこういったシステムはつくられては
いないのです。

 また先進国からの観光客受け入れのための急激なリ
ゾート開発の問題も指摘されています。「天然の防波
堤」ともいうべきマングローブ林の伐採し、ビーチの
ギリギリまでホテルを林立させてきました。しかもそ
の建築も木造の上にタイルを貼っただけとか、防波堤
も、砂袋を積み上げ、その上をコンクリートで固めた
だけとか?さに「粗製濫造」が目立ちました。

 結局は日米欧などの「富める国」とアジア・アフリ
カ・ラテンアメリカなど「貧しい国」との、いわゆる
「南北格差」がその背景に横たわっている大災害だと
言えそうです。

 この大災害に対して、被災者の救援と支援、伝染病
などの二次被害を防ぐために全力をあげることは地球
的規模での急務となっています。日本としては、次の
ような役割を果たすことが求められています。

 まず緊急の対応としては、被災者の生命を救うため
の救援と支援、生活をささえる物資の援助、医療面等
の援助を、国連、国際人道機関、NGOなどとの協力
を密にしながら、ただちにすすめること。

 そして、より長期的には、地震・津波被害を繰り返
し受けてきた国として蓄積してきた防災の知識を生か
し、アジア・太平洋・インド洋地域に、津波など災害
の警報システムをつくるために、日本が必要な資金、
技術、専門家を提供することが必要です。

 言語に絶する苦しみの中にある人々に心を寄せ、こ
うした活動に真剣にとりくむことこそ、日本がなすべ
き国際社会への真の貢献ではないでしょうか。

 小泉首相はジャカルタの緊急首脳会議で「アジアの
痛みはわれわれの痛み」と述べ、5億ドル(約500
億円)の無償資金供与を約束。自衛隊のイラク派兵の
経費よりも少ない5億ドルという額が十分かどうかは
別としても、「アジアの痛みはわれわれの痛み」と言
うのなら、靖国参拝もやめるべきでしょう。


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