日本では障害者が社会参加するために特に重要な「参政権保障」がないがしろにされていると思います。そのことは、点字用の投票用紙そのものにはっきり現れています。 現在「点字用投票用紙」とされているものは、「選挙区」「比例区」という文字は印刷されていますが、それが点字で表示されておらず、視覚障害者である投票人本人には全く判別がつきません。視覚障害者は、選管の職員が手渡してくれる投票用紙を信じて投票するしかありません。にもかかわらず、吉田さんのように選管の不手際で選挙権を失っても何の救済措置もないのです。その他にも様々な問題が放置されています。 不在者投票などが緩和され、投票できるのにしない人たちに対する取り組みはありますが、投票したいのにできないでいる人たちに対する取り組みはほとんどありません。私はその事を指摘し、『できない』という姿勢で門前払いをするのではなく、どうしたら投票できるのかを考えるべきだと強く要望しました。 総務省の山名靖英政務官は、投票用紙に点字で表示がないことについて「不安だね。技術と期間の問題があるが、いけると思います。だらだらした検討ではない。それくらいのことはあってもいい」と早期に改善することを約束。視覚障害者の参政権保障問題についても「決してお茶をにごすつもりはありません。民主主義国家では必要なこと。勉強します」と述べました。吉田さんや会のみなさんの主張と運動に総務省も重い腰を上げざるをえなくなってきています。 吉田さんからうれしいお手紙が届きました。
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