東奔西走へ戻る


2002年5月30日
交渉が実りました!
「点字用の投票用紙に点字で説明がつきます」 総務省が回答

吉田さんの話を聞く宮本議員
吉田さんの話を聞く宮本議員
 昨年10月、視覚障害者の吉田洋氏(兵庫県明石市)と障害者団体の方々とご一緒に、点字用の投票用紙に点字での記載がないことなど、障害者の参政権保障問題で総務省に改善を求めて要請を行いました。
 それに対し、5月30日に、総務省自治行政局選挙部管理課から宮本議員に「点字用の投票用紙に点字で選挙名が記載されます」との回答がありました。同課は、5月下旬に開催した「全国市区選挙管理委員会連合会事務講習会」と「全国都道府県選挙管理委員会連合会事務講習会」で報告。今後も各種講習会などで周知していくとしています。また、早速、6月30日投票の加古川市長・市議選挙で、点字用投票用紙への点字の記載が実施されるとの回答でした。
 加古川市の選挙管理委員会によると、投票用紙の右肩の「点字投票」と印刷されている部分に、市長選挙の投票用紙には「シチョー」、市議会議員選挙の投票用紙には「シギカイ」と点字で記載する予定です。また、明石市の選管も直近の選挙から導入するとしています。
 今回初めて投票用紙に点字が記載されるということは、視覚障害者の参政権を保障する上での大きな一歩と言えます。しかし、総務省では通達などは出さないとしており、点字の記載をするかどうかは、各自治体に任されています。今後、この総務省見解を生かして、自治体当局に視覚障害者の声を反映していく運動がたいへん重要となっています。



吉田さんから、またまた、うれしいお便りが届きました。
参議院議員 宮本岳志様
2002年6月6日 明石 吉田洋
吉田洋さんからの手紙
吉田洋さんからの点字の手紙
↑この写真をクリックすると
拡大表示します。
 梅雨入りを前にして晴天続きの関西地方ですが、宮本議員、堀田様はじめ、事務所のスタッフのみなさまお元気ですか。
 宮本議員のご活躍の様子、例えば、総務委員会での3種4種郵便の存続を求める追及。憲法調査会での軍事的公共福祉論の矛盾についての参考人質疑の問題など、テレビ、しんぶん赤旗でよく拝見しています。有事法制、防衛庁の個人情報収集、福田官房長官の非核三原則の否定的発言など、政府の独走ぶりには驚かされる昨今です。医療制度改悪、有事法制等、重要法案はまだ衆議院の段階ではありますが、これらの悪法廃案のため、がんばってください。
 今回、宮本議員、大沢議員にご尽力をいただきました点字投票用紙に選挙名を点字で表記する件については、その改善がされたことをたいへんうれしく思います。明石市の選管にも電話で確認したところ、直近の選挙からそのように対応するとの返事がありました。これから、その成果を全視協運動のなかで、全国に広げていかなければと思います。具体的事例での要求が大切だということを実感しました。
 最後に、みなさまのご健康とますますのご活躍を願って、失礼致します。

ページの先頭へ 戻る


2001年10月5日
点字用の投票用紙に点字で説明がない!
一票が無効とされた吉田洋さんと要請、総務省が早期に改善を約束
 7月の参院選挙で、選管の職員に「比例区」と「選挙区」の投票用紙を間違えて渡され、比例の投票が無効になってしまった視覚障害者の吉田洋さん(兵庫県明石市)のことは新聞でも報道されています。10月5日に吉田洋さんと、「全日本視覚障害者協議会」の阿部正文総務局次長、「障害をもつ人の参政権保障連絡会」の芝崎孝夫さんが総務省を訪問し改善を求めました。私と大沢たつみ参議院議員が同席しました。
 日本では障害者が社会参加するために特に重要な「参政権保障」がないがしろにされていると思います。そのことは、点字用の投票用紙そのものにはっきり現れています。
 現在「点字用投票用紙」とされているものは、「選挙区」「比例区」という文字は印刷されていますが、それが点字で表示されておらず、視覚障害者である投票人本人には全く判別がつきません。視覚障害者は、選管の職員が手渡してくれる投票用紙を信じて投票するしかありません。にもかかわらず、吉田さんのように選管の不手際で選挙権を失っても何の救済措置もないのです。その他にも様々な問題が放置されています。
 不在者投票などが緩和され、投票できるのにしない人たちに対する取り組みはありますが、投票したいのにできないでいる人たちに対する取り組みはほとんどありません。私はその事を指摘し、『できない』という姿勢で門前払いをするのではなく、どうしたら投票できるのかを考えるべきだと強く要望しました。
 総務省の山名靖英政務官は、投票用紙に点字で表示がないことについて「不安だね。技術と期間の問題があるが、いけると思います。だらだらした検討ではない。それくらいのことはあってもいい」と早期に改善することを約束。視覚障害者の参政権保障問題についても「決してお茶をにごすつもりはありません。民主主義国家では必要なこと。勉強します」と述べました。吉田さんや会のみなさんの主張と運動に総務省も重い腰を上げざるをえなくなってきています。



吉田さんからうれしいお手紙が届きました。
参議院議員 宮本岳志様
2001年10月7日 吉田洋
前略 
 先日は国会開会中たいへんご多忙のところ、貴重な時間をさいていただきありがとうございました。 おかげさまで、政務官に直接訴える機会をいただいたことは、たいへん有意義な交渉ができた事をうれしく思います。
 また、交渉の準備にあたっていただいた堀田様はじめスタッフのみなさまがたに厚く感謝申し上げます。
 今後とも引き続き御支援、ご指導、賜りますようよろしくお願い申し上げます。私たちもさらに運動の輪を広げてがんばりたいと思います。
 最後に、宮本議員そして、スタッフのみなさまがたの、ますますのご活躍とご健康を願って、失礼致します。


ページの先頭へ 戻る