大阪9区の補欠選挙、民主党を応援する社民党は本当に「護憲」なのか?
大阪9区の補欠選挙が激しくたたかわれています。日本共産党は藤木くにあき候補を先頭に、自民党と民主党の間に政治の基本問題ではまったく違いがないことを訴え、暮らしを守る上でも、平和や憲法を守るという点でも、たしかに生きる一票は日本共産党・藤木くにあきへの一票ですと訴えています。
10月18日に行われた党首討論、初の「安倍・小沢対決」なるものを見て、なおのことその感を強くしました。あれほどつまらぬ討論はありません。小沢氏は安倍首相が現行憲法が米国占領下で制定されたので、自分たちの手でつくっていく必要があると主張していることに対し、「占領下での制定を問題にするなら、そういう憲法は無効ではないか」と述べ、安倍首相に「無効だ」と答えさせようとする議論…聞くに堪えませんでした。
もしこのような自民党と民主党の「二大政党」間で日本の政治が争われるのなら、これほどつまらぬことはありません。「憲法は五年以内に変えるべきか、無効か」「消費税は来年秋以降で引き上げ議論をするべきか、『逃げずに』いますぐ引き上げ論議を始めるべきか」「教育基本法は政府案を通すべきか、教育への国家的介入を無制限にする民主党案か」こんな議論を何十回やったって「憲法9条を守れ」「消費税増税反対」「教育基本法改悪反対」という立場は出てきようがありません。
ところが解せないのは社民党の態度です。社民党大阪府本部は9区の補欠選挙で民主党を応援。14日、茨木市で行われた民主党公認候補の応援演説には社民党の辻元清美衆院議員が登場。「打倒・安倍政権」を訴え「“美しい国”と言うのにカチンときた。のんきな生活をしているから言えるんとちゃいます」と声を張り上げたと報じられています。
「“美しい国”にカチンときた」のは結構。私も同感です。しかし、「現憲法は無効ではないか」と言い、「湾岸戦争時に日本も多国籍軍に自衛隊を参加させるべきだった」(「小沢主義」155ページ)と主張する民主党を応援するのはいかがなものなのでしょう。彼女は2年前の参議院選挙、大阪選挙区に「ゴメン」と謝りつつも、「護憲」を掲げて立候補。おそらく私以上に護憲派であると自認された上での出馬だろうと思っていただけに、今回の行動はまったく首を傾げざるをえないことです。
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