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山田勉さんの小説「網曳きの歌」…ご希望の方はご連絡を!

 小説「網曳きの歌」とその作者、山田勉さんについては6月9日付「今日のタックル」に書きました。(詳しくはhttp://www.miyamoto-net.net/column/diary/1149926888.htmlを参照して下さい)山田さんが一冊一冊精魂こめて「手作り」しておられる本を新たに5冊、私の自宅にお送りいただきました。

 この小説は山田さんの戦争体験を下敷きにした小説で、西国の小藩の武士の子として生まれながら漁師として暮らす主人公の「重やん」が、太平洋戦争へと向かう歴史の中で、時代に翻弄されながらも生き抜いてゆく物語。庶民の生活の側から国策としての戦争の無残さと愚かしさを描いた秀作です。

 とくに登場人物のせりふが泉州弁。つまり私の育ち、今も暮らす土地の言葉なので、私にとっては圧倒的なリアリティを感じました。同時に、大阪の泉州の庶民が戦争をどう受け止めていたのか…国家権力が国民を戦争へと総動員するもとで、もちろん「反戦」の勇気などは持ち得ないものの、決して権力の戦争宣伝などに浮かれることもなく、静かな不満と怒りを蓄積させてゆく様は、歴史の真実を実感させるものです。

 ぜひ「網曳きの歌」をお読み下さい。ご希望の方には私からお送りします。本はもちろん無料です。そしてできれば、私や作者の山田さんにご感想をお寄せ下さい。1人でも多くの方々にお読みいただくよう、私からもお願いを申し上げます。

 
 
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