たたかいを終えて【宮本たけし】
猛暑の中の大激戦、たくさんのご支持、ご支援をいただき、まことにありがとうございました。選挙の結果は私宮本たけしに44万2755票、日本共産党と市田忠義には43万4046票という大きなご支持をいただき、見事市田書記局長の議席を守ることができました。心から感謝申し上げます。
残念ながら、私は議席を守ることができませんでした。私をご支援下さったみなさんのご期待にこたえられず、申しわけありませんでした。力不足を深くお詫び申し上げます。
今回の選挙は年金改悪や自衛隊の多国籍軍参加問題など、かつてなく自民・公明政治への怒りが高まった選挙でした。また私たちの訴えが届いたところでは、日本共産党への支持がひろがり、同時にわが党への期待は、これまでにない熱さと切実さがこもったものでした。
「あんたの議席には私らの命がかかってるんやで、絶対勝ってや」「消費税が上がったらうちの店は、もう終わりや。頼むで共産党、しっかりしてくれよ」街まちで寄せられた熱いご期待に、こたえられなかったことは断腸の思いです。
全体として「自民か民主か」という「二大政党」の流れが強力につくられるもとで、消費税増税でも憲法の改悪でも自民と民主の間に大きな違いはないこと、政治をおおもとから変える本当の改革は日本共産党が躍進してこそ、と訴えましたが国民の世論を大きく動かすに至りませんでした。しかし、この選挙で私たちが訴えたことは必ず国民的な政治体験をつうじて明らかになると確信しています。
いずれにせよ敗れたことは残念です。私の落選を知って中学校2年の長男と小学校6年の長女が大泣きに泣きました。しかし私は息子に次のように言っておきました。
「人間だれでも敗れることはある。お前もこれから何度もそういう体験をするだろう。しかし人間は敗れたとき、失敗したときにその真価が問われるのだ。勝ったときは誰でも有頂天で万歳を叫べばそれでよい。簡単なことだ。負けたときが大切なのだ。敗れたからといって、他人を恨んだり、ひらきなおったり、やる気をなくしたりするものは最低だ。いいか、敗れたときのお父さんをしっかり見ておけ」と。 これは、子どもたちにだけ伝えたかったメッセージではありません。いますべての日本共産党員がしっかり考えなければならないことです。熱いご支持を寄せて下さった国民はいまわが党を注視しています。この選挙結果を受けて、日本共産党がどんな顔つきで目の前にあらわれるか・・・。
日本共産党は根本的変革の党です。そこに苦しんでいる国民がいる限り、日本の政治と社会に歪みが厳然と存在する限り、私たちの活動に終わりはありません。
選挙中から「日本共産党は、たとえ議席は少なくとも、道理ある論戦と、国民結びついた草の根の力で、現実政治を動かす党です」と訴えてきました。議席を失えば、残念ながら「道理ある論戦」の場は奪われますが、「草の根のたたかい」はいくらでもできます。私は引き続き、みなさんとともに「消費税増税反対、憲法改悪反対」をかかげ、草の根からのたたかいをおこす先頭にたつ決意です。
マスコミに「落選した後、何をされますか」との質問を受けました。私はそもそも議員になる前は日本共産党の「しんぶん赤旗」の配達・集金をしていた人間です。「国会議員でなくなれば、また『しんぶん赤旗』を配達し、集金する活動に戻ります」と答えました。これは本心です。
日本共産党の「草の根の力」は「しんぶん赤旗」です。私はまた共産党の職員として、みなさんに赤旗をお奨めし、自ら配達・集金にもとりくみ、広く国民のみなさんと対話・交流して、日本共産党を知っていただく活動にとりくみたいと思っています。
みなさん、この6年間、本当にありがとうございました。
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