府常任委員会と「週刊朝日」の櫻井よしこ氏の一文
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府常任委員会と「週刊朝日」の櫻井よしこ氏の一文

 今日は朝から府常任委員会。本日党本部で全国都道府県委員長会議が開催され山口勝利委員長は党本部へ。しかし連休明けの活動を直ちに強化するためにも、府常任委員会を開催して意思統一を行う必要があるため開催しました。憲法記念日の宣伝や、大阪での「9条世界会議in関西」の成功を受けて、情勢に確信を持つとともに党建設、とりわけ「読者拡大の遅れ」を直視し、この5月、必ず前進をかちとるための指導と活動の強化方向について議論しました。

 さて、「週刊朝日」が「後期高齢者医療制度『6つのうそ』という特集をやっているのを電車の吊り広告で見て買いました。買ってきてまず目に飛び込んできたのがトップ記事「ニッポンの処方箋」のさらにトップの櫻井よしこ氏の一文…「拝啓、星野仙一、萩本欽一様、チベット問題をお忘れですか?」という文章です。チベット問題は重大問題で、誰でも関心を持つべきでしょうが、なぜ星野さんと萩本さんなのか…と思って読んだら、「聖火リレーを走ったのがけしからん」ということのようです。

 チベット問題がありながら福田首相が中国との摩擦を恐れ、何も主張しないのはけしからん。「国が違えば意見が食い違うのは、あって当然」などと言うのもけしからん。父親の福田赳夫元首相が日中平和友好条約締結を実現したから福田現首相も親中派で国益を見失っていると論じるのですが、ここまでは結構です。そういう意見もあるでしょう。私は同意しませんが。

 しかしそこから、なぜ「長野の聖火リレーで笑顔で沿道に手を振りながら走っていた聖火ランナーがいたが私には理解できない」とか、「そもそも星野仙一氏や萩本欽一氏が聖火リレーに参加したのがけしからん」という結論になるのか…これこそ、とうてい理解できませんね。チベット問題とオリンピックの「聖火リレー」に何の関係があるのか、全く理解に苦しみます。

 中国にチベット問題をはじめとする政治問題が存在したとしても、そしてその開催国が中国だからと言って、それをオリンピックに持ち込んではなりません。ましてや「オリンピックの成功に協力しよう」という尊い気持ちで聖火リレーを走って下さった星野さんや萩本さんに悪態をつくなどというのはもってのほかです。

 櫻井氏は「スポーツと政治は別だ」という意見に対して「しかし、聖火リレーはすでに極めて政治的な意味合いの強いイベントになってしまっている」と言い、「何も知らずに参加しただけでも、中国側の政治宣伝に加担したことになる」と言い切って、「問題がよくわからず、賛成も反対もできいないというのならば、そもそも参加すべきではない」と主張しています。

 こんなことを言い出したら、選手たちだってそういう話になってしまうでしょう。先日実家をお訪ねしたテコンドーの岡本選手をはじめ、オリンピックをめざして4年間練習と競技に明け暮れてきた選手たちに、「チベット問題を知っているのか」と問い、「問題がよくわからず、賛成も反対もできいないというのならば、そもそも参加すべきではない」とでもいうのでしょうか。

 チベット問題の解決は、国際政治の問題です。オリンピックは国際政治の場ではなく、ましてやチベット問題を解決する場ではありません。もちろんオリンピックに政治的色合いが持ち込まれていることを私も否定はしません。しかし、だからと言って「すでに極めて政治的な意味合いの強いイベントになってしまっている」と言い、だから遠慮なく政治的に扱えばいいのだということになったら、そもそも「近代オリンピック」はなりたたなくなるか、もはや「スポーツの祭典」ではなくなってしまうでしょう。

 櫻井氏は星野さんに「ただの市井の人ではなく日本のスポーツ界を代表する立場である星野さんには、もう少し自分の言葉に責任を持ってもらいたかった」などと攻撃していますが、「ただの市井の人ではない」高名な評論家である櫻井氏こそ、もう少し自分の言葉に責任を持つべきでしょう。

 

 
 
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