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「美しい国」をめざす官房長官とマンガ好きの外相と

 今日は夕刻の京橋駅の宣伝以外はオフ。ところが、京橋に向かって自宅を車で出て、阪神高速湾岸線に乗ったら…森之宮で事故が起こって大渋滞に…天保山から先、まったく動かなくなって、道路情報を聞いたら「森之宮まで1時間30分」なんて言ってるじゃありませんか。すぐに連絡は入れましたが…渋滞はどうしようもなく、波除で下りて地道を走りましたが間に合わず…京橋には行けませんでした。

 もし、私を見に来て下さった方がおられたら、心からお詫び申し上げます。私の分まで山下よしき元参議院議員・参議院比例代表予定候補がお話下さったようで、本当に助かりました。山下さんの演説なら…私より数段上手ですからね。

 さて、昨日わが党の市田書記局長が国会内で記者会見を行い、自民党総裁選の「最有力候補」と言われている安倍晋三官房長官の著書『美しい国へ』の内容にふれて「驚くべき軽さと危うさを感じた」とコメントしました。市田書記局長によると、安倍氏はこの本の中で、日本国憲法の前文の「われらは、平和を維持し、先制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたい」を引いて、「敗戦国としての連合国に対する“詫び証文”のような宣言」「妙にへりくだった、いじましい文言になっている」と攻撃しているとのこと。

 「これは一つ読んでみないと」と思い、京橋宣伝に遅れた腹いせに本屋に寄って買ってきました。さっそく本を開いてみたら、確かにありました。121〜3ページ、「憲法前文に示されたアメリカの意志」という節です。市田書記局長は「戦後日本の出発点ともいうべき基本精神が明記されている憲法前文を『詫び証文』といってはばからない憲法観に危うさを感じる」と指摘しています。

 しかし、私は安倍氏が引用した憲法前文のこの箇所をもう一人引用した人物を知っています。しかも肯定的な文脈で…。それは小泉首相です。首相は5年前の「テロ特措法」審議の時も、3年前の「イラク特措法」の時も、憲法前文のこのくだりを「自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて」という箇所とともに引用して、自衛隊海外派兵の根拠にしようとしました。

 安倍さんがその立場を継承するという小泉首相によると、憲法前文のこの「…名誉ある地位を占めたいと思う」というくだりはへりくだってもいなければ、いじましくもなく、イラクへ自衛隊を派遣して「国際社会から評価される」ことをめざすべき格調高い部分だったはずなんですけどねえ…。

 それとも安倍さんは、それが自国の憲法を踏みにじってまで、もっぱらアメリカの要求にこたえる派兵であったことを重々自覚しているからこそ、「へりくだり」「いじましく」感じたんでしょうか…。そうであるなら正解ですが、それは憲法前文が「いじましい」のではなく、小泉さんの引用の仕方が「いじましい」のです。

 いずれにせよ、こういう人が次期首相というのでは先が思いやられます。しかし対抗馬は…麻生外務大臣が総裁選出馬を正式に表明しました。産経新聞8月21日夕刊によると「麻生氏のマンガ好きは有名」とのこと…毎週10冊以上のマンガ雑誌を「読破」するらしいです。好きなマンガは「ゴルゴ13」…「世界情勢は『ゴルゴ13』で学んでいる」(丹羽・古賀派幹部)って…大丈夫ですかねえ日本の外交。

 
 
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