第二回「関西レインボーパレード」へのメッセージ
「関西レインボーパレード」の開催、おめでとうございます。
大阪・関西の地で、このパレードを通じて、多様なセクシュアリティのありようを示し、また皆さんの思いを社会へ伝えることにとても共感しています。性的マイノリティの人たちの可視化が、異性愛中心社会のありようを、多様なセクシュアリティの存在を認め合える社会の創造へと変化させると考えております。「性は生なり」であって、性をもつ人間らしい生き方を再考する機会を、参加者はもちろん沿道で見ている人たちへも提供することにもなるでしょう。
私たち日本共産党はその政策で「性的人権を守る」ことをかかげ、性別や性自認、性的指向を理由とした、就労や住宅入居などのあらゆる差別をなくし、生き方の多様性を認め合える社会をつくることを提起しています。
私は「セクシャル・マイノリティ」の問題に深くかかわってきた議員です。私のこの問題に対する基本的な立場は「セクシャリティは人権であり、その多様性は認められるべきである」ということです。セクシャリティのあり方は、それが他人の人権や人格を傷つけるものでないかぎり、国家や社会によって、あれこれと強制されるべきものではありません。
私がこの問題に取り組むきっかけになったのは、「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」をつくる過程で当事者の方たちとお会いし、ともに運動をすすめてきたことです。今では「特例法」により性別変更が認められた上川あや世田谷区議会議員ともこのときご一緒し、今でも上川さんからはニュースを送っていただいています。当時、最大の問題は「性別変更を認める要件」についてでした。与党を中心に「既婚者や子どものいる者には認めるべきでない」という強固な意見が存在し、残念ながら成立した「特例法」はそういった制約を持つものでした。
私は「そのような制約をもうける必要はない」という立場でしたが、反対派の言い分は「もし既婚者の性別変更が認められるならば、結果として同性婚を認めることになる」というところに最後まで難をしめしたのです。私は「当然、同性婚も認めるべきである」と考えています。
人権とは、本来、画一的一方的な「平等」を志向するのではなく、人々の多様性を尊重しあう、認め合うことを志向する人間への尊厳です。顔が人それぞれ違うように、セクシュアリティも多様なはずです。互いの違いを理解し、尊重しあえる人権意識を持った社会をつくるために、ともに力をあわせていきましょう。
当日は私も当事者の方がたとともに参加し、歩かせていただきます。第二回を迎えた今回のパレードの成功を祈念し、性的マイノリティに関する知識が多くの方々に浸透していくことを期待し、連帯のあいさつといたします。
2007年10月28日 日本共産党大阪府委員会副委員長・元参議院議員 宮本たけし
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