「第18回大阪解放戦士合葬追悼式」での追悼のことば
「第18回大阪解放戦士合葬追悼式」での追悼のことば
激戦の参議院選挙、たたかいのさなかから駆け戻って、たたかいなかばにして倒れられた、幾多のかたがたに、追悼の言葉を述べる栄誉をお与えいただいたことに、心から感謝いたします。参議院大阪選挙区をたたかっている、前参議院議員の宮本たけしです。
私は第18回大阪解放戦士合葬追悼式にあたり、日本共産党大阪府委員会を代表して、ここに合葬される84名の方がたに、心から哀悼の意を表します。また、生涯、苦楽をともにされ、故人のたたかいをささえてこられた、ご遺族の皆様に心よりお悔やみを申し上げます。
本日、ここに合葬される84名の方々の中には、私たちの大先輩、「日本共産党きっての論客」といわれた元衆議院議員・正森成二先生や、今日ついに崩れ始めた「解同タブー」に敢然と立ち向かい、真の部落問題解決の道をさししめしてこられた村崎かつとしさん、そして亡くなる直前まで、私が机を並べて仕事をさせていただいた、礒田常司大阪府委員会副委員長など、幾多の先輩たちがいらっしゃいます。
また、地域で、職場で、労働組合や民主団体、業者の運動、また女性運動の中で、人々の幸せと社会進歩を願って、営々とした活動で生涯を貫かれた、幾多の方がたがここに合葬されます。私は本日ここに合葬されるすべての方々のその生涯が、国民の苦難を軽減し、人々に生きる勇気と希望を与える、かけがえのない生涯であったことを思い、そのお一人、お一人に、ご遺族とともに、心からの感謝と尊敬の意を捧げるものであります。
礒田常司同志は、亡くなるまで日本共産党の常任活動家としての任務をまっとうされた方でありました。政策委員会責任者として、政策委員長である私の直接の上司でありましたが、一昨年より癌に冒され、ご本人もそれを自覚しておられました。
病魔とたたかいながらも、必死に任務を果たされ、先のいっせい地方選挙、そして7月の参議院選挙の必勝を念じ、府委員会副委員長として、政策委員会責任者としての仕事を続けられました。私は礒田同志の、日本共産党員としてのあの気魄、職業革命家としての気概をまじかで見せていただいた者として、われわれ日本共産党員は皆、かくあらねばならないと、深く、深く学ばされたものであります。
亡くなる2日前、病院を見舞った私の手を握り、私の目を見つめて、「忙しいときに、すまんな」と一言かけられた言葉を、私は生涯忘れることはできません。礒田同志は、それでも病院のベッドの上で、磯田さんがチェックすることになっていた「大阪民主新報」の昨年最終号のチェックまで終えて、息をひきとられたのであります。
礒田同志は最後まで今年の「二つの選挙」、いっせい地方選挙と参議院選挙での日本共産党の勝利と躍進を願っておられました。私はここに、私たちがそのいっせい地方選挙で、激烈な共産党追い落としのシフトを打ち破り、大阪府議会でも、大阪市議会でも、また後半戦のたたかいでも、議席と得票、ともに前進をかちとったことを、ご報告いたします。
今年の「合葬追悼式」は、憲法9条をこわすたくらみが、かつてなく危険な局面を迎える中で、とりおこなわれています。去る5月11日、自民・公明の与党は、9条改憲と地続きの「改憲手続き法案」の参議院特別委員会での採決を、国民の声に背をむけて、強行いたしました。そしてそれには民主党も了承を与えるという、ていたらくぶりであります。そして、明日14日にも、参議院本会議で「改憲手続き法案」が可決・成立する危険が高まっています。
アメリカの要求にこたえて、憲法9条まで壊し、日本を「海外で戦争する国」につくりかえる。そして、その海外でおこなう戦争に、私たちの子どもや孫たちが、送り出されてゆくことなど、断じて許すわけにはいきません。
しかし同時に、国民の間には「9条守れ」の声が澎湃と沸き起こり、「9条の会」は全国6000、大阪でも600を超えて大きくひろがりつつあります。
最後にことを決するのは国民です。私たちは、あなたがたが生涯をかけてたたかいぬいたように、国民とともに憲法9条をまもり、平和と民主主義、人権を守るために、私たちのすべてをかけて、たたかい抜くことを、ここにお誓いいたします。
わが党は85年前に創立されました。その85年の歴史は、国民を戦争の惨禍から救い、地上から貧困と差別を一掃するための、命がけのたたかいにいろどられています。そして、あなたがたのたたかいもまた、間違いなく、そのかけがえのない1ページをなすものであります。「真金不鍍――真金はメッキせず」正森成二先生はご生前、色紙にこうしたためられたものでした。
私は目前に迫った、参議院選挙、まさに憲法とくらしがかかった一大政治戦をたたかうものとして、あなた方の心を、わが心とし、歴史の逆流を許さぬために、「岩をこじあけて」でも日本共産党の勝利と躍進をかちとる決意です。ここに合葬されるかたがたに、そのたたかいを受け継ぎ、必ず前へすすめることをお誓いして追悼の言葉といたします。
どうか、私たちのたたかいを見守ってください。そして、安らかにお休みください。
2007年5月13日 日本共産党前参議院議員 宮本たけし
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