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「府道13号線」のナゾ

 私の住む泉州地域の人に地図を書いてもらうと、よく「府道13号線」というものが出てきます。これは古くは小栗判官が通った道ということで「小栗街道」と呼ばれてきた道で「府道和泉・泉南線」のことです。

 ところが、この道路は「府道30号線」というのが正式な名前で、実はこの道路に「13号」という番号がつけられたことは、かつて一度もないのです。ですから泉州地域以外の人にとってはたいへん迷惑な話で、地図とにらめっこして右往左往するということになります。しかもタチが悪いことには、逆に泉州の人間のほとんどは、この道が「13号線」だと信じきって疑わないという状況ですので、悲劇はいっそう頻発するのです。

 なぜ、この「府道30号線」を泉州の人たちが「13号線」と呼ぶようになったのでしょうか。これには2説あります。

(1)この府道と平行して走る国道に「国道26号線」(もとの26号線は片側2車線…今はもっと太い新26号線ができて、旧26号線は府道になっている)というものがあり、府道30号線は片側1車線でちょうど半分の太さなので「26の半分」で「13号線」と呼ぶようになった。

(2)しゃれ言葉で30号線(さんじゅう号線)を逆さまにして「じゅうさん号線」と呼ぶようになった。つまり「コーヒー」を「ヒーコー」とか「カレーライス」を「ライスカレー」みたいなもんです。

 このどちらかははっきりわかりませんが、おそらく両方ではないか、と言われています。泉州人というのはしゃれ好きですからねえ。ちなみに、泉州地方では「13号線」というのは本当に通っていて、例えば公的施設である「ゆう・ゆうプラザ(和泉市人権文化センター)」の案内には、[道路]として「府道和泉・泉南線(府道30号線)“通称13号線”沿い」と書いてあります。

 
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