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自民党が「無能」を自己告白…結成50周年シンポ

 自民党は21日、都内のホテルで「立党50周年記念シンポジウム」を開催し、同党が年内に設立をめざす「政党シンクタンク」の必要性を安倍晋三官房長官や中川秀直政調会長らが訴えたと報じられています。

 安倍氏は「シンクタンクのない政党では数年ももたない。自民党が変わったなと思ってもらわなければ、次の選挙で負ける」と強調。「いままでのような霞が関の役人ではなく、ダイナミックな発想にもとづく政策」が必要だと強調し、中川氏は「霞が関が日本の最大・最高のシンクタンクだった時代は終わっている。これまで発想できなかったことを発想し、政策を根本から見直すことが必要だ」と訴えました。

 ほらね、私が言ったとおり自民党自身が、自分たちの発想が「チンケだ」って認めてるでしょ。そして、今回も出だしだけは大仰ですよねえ「これまで発想できなかったことを発想」「政策を根本から見直す」…結構、結構、言葉だけはね。しかし、この議論では「霞が関の役人」さんが気の毒すぎます。

 だいたい自民党の政策というものはどうやってつくられてきたか…中川さん政審会長なんだから良く考えてみて下さいよ。わが党のように党綱領があって、それにもとづいて党大会を開いて決定をつくり、その大方針の上に国民の声と要求をもとに政策をつくる…そういう作業はほとんどやられてないでしょ。

 「小泉内閣の4年間を通してボトムアップ型からトップダウン型の政策立案に変わりつつある」…今、自民党の党改革実行本部事務局長をつとめる私の友人、和歌山の世耕弘成参議院議員はそう語っています。つまり上から下へと垂れ流すのみ、政策決定の司令塔は「経済財政諮問会議」というやつです。民間の意見っていったって財界の声しか聞かないのですからね…。

 しかも政策の決め方も「何が国家・国民のためになるか」で決まるんじゃないですよ。財界のつける通信簿にもとづいて、献金が多くなるように決まる…つまり自民党にとっては「政策はカネで売り買いするもの」でしょ。(詳しくは「今日のタックル」11月9日付http://www.miyamoto-net.net/column/diary/1131572099.htmlを参照して下さい)

 そりゃあ財界の利益に反するような「発想」は出てきようがないし「政策を根本から見直す」ことなんかできっこないって…別に霞が関の肩を持つわけじゃないですけど…霞が関が「無能」なのではなく、あなたがた自民党が「無能」なんですよ。

 だいたい昨年末に政府の「財政審議会」が「関西空港二期事業」は「国民の理解が得られない」と「これまで発想できなかった」ことを建議しようとしたのに対して、公明党の国土交通大臣と自民党の財務大臣が「覚書」なんぞを交わして。全部くつがえしたのは与党のほうじゃないですか。

 なるほど安倍さんも自覚していらっしゃるように、このような政治を続ける限り自民党・公明党の政治は「数年ももたない」だろうし「次の選挙で負ける」でしょう。しかしそれは決して「政党シンクタンクがないから」ではないことを思い知るべきです。

 

 
 
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