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「岸和田だんじり祭」の書評を執筆中に重大ニュースが、天王寺駅で緊急街頭演説

 「しんぶん赤旗」編集部から赤旗文化面への書評の執筆を依頼されました。書名は「岸和田だんじり祭−−だんじり若頭日記」(江弘毅著・晶文社)…「テーマからして宮本さんにしか書けないだろう。ここはひとつ民主主義文学会の会員でもあり、現役の岸和田だんじり若頭でもある宮本さんにお願いしようという話になりまして…」というようなお話で…。

 頼まれる前から、本屋で見かけて買ってあった本を、一気に読み通し、いよいよ今日執筆の運びに…当事者として複雑な思いを持ちつつさあ書こうとした時に緊急連絡が…本日午前10時過ぎ小泉首相が靖国神社に参拝したとのニュースの上に、なんと関大阪市長が辞職を表明とのニュースまで…。

 「宮本さん、緊急街頭演説会やります。午後5時30分から天王寺駅前、弁士は宮本さんと山下さん…」との連絡で、書評の執筆なんざ放り投げ…ヤフーニュースをチェック…なるほど、中国政府も韓国政府もさっそく抗議の談話を発表…自民党内からも「行くべきではなかったし、日本外交を展開する上で蹉跌(さてつ)をきたす」(加藤紘一元幹事長)との声も…

 去る9月30日大阪高等裁判所は首相の靖国神社参拝を「憲法違反」とする判決を下しました。その後原告が上告しなかったことにより、この大阪高裁判決はすでに確定しています。裁判所の判決も、国内各界各層からの厳しい批判も、アジア各国の不安と怒りの声も、まったく聞く耳持たずといわんばかりの靖国参拝、断じてゆるすことはできません。

 天王寺駅東口から山下よしきさんとともに訴えました。日本共産党は決して神社や神道を敵視するものではありません。私は岸和田だんじり祭の若頭として、毎年の祭礼では9月14日「曳き出し」前の弁天さんへの参拝、15日「宮入り」での岸和田天神宮への参拝、すべて「二礼、二拍手、一礼」で行います。こんなことは当たり前のこと…。

 しかし、靖国神社はまったくそんな神社とは違うのです。そもそもの成り立ちが、若ものを戦争に駆り出し、命を投げ出させるために「戦死したら靖国の神になる」などと言って、将来ある有為の若ものを戦地に駆り立てていったのです。そもそもが明治になってからつくられた神社、われわれが初詣やだんじり祭でお参りする日本古来の「やおよろずの神」を祀ったものではありません。
 
 東条英機以下、戦争犯罪人を神として祀っていることが問題になっていますが、よく言われるように「戦犯もすでに裁かれ死んだのだから、死者まで鞭打つことはない」などという説明ではないのです。逆に「昭和殉難者」と呼び、戦争犯罪人ではなかったのだと、自存自衛のための正しい戦争をした人であって、立派なことをした人なのだというのが靖国神社の主張なのです。

 このような主張を掲げる神社に首相が参拝するならば、日本政府もまたかつての侵略戦争を「自存自衛の正しい戦争だった」と考えているに違いないと見られるのは当然であって、首相は国会で問われて靖国神社のそういった主張を「知っている」と答えました。すべてわかった上で参拝しているとしたら、いっそう罪は重いといわねばなりません。首相の靖国参拝を糾弾するとともに、歴史認識の逆転を許さず「二度と戦争はしない」と誓った憲法9条を守り抜こうと訴えました。

 同時に本日夕刻、大阪市の関市長が記者会見し、市長を辞職するとともに出直しの市長選挙に立候補すると表明しました。これは次々と明らかになる巨大開発の破たんや、日本共産党を敵視してきた職員労働組合との間でなれあい、市民に隠れて不適切な「ヤミ給与」や「ヤミ年金」「ヤミ退職金」を出してきたことが明らかになるなど、もうにっちもさっちもいかなくなった大阪市政の行き詰まりを示すものです。

 市長辞職は当然。むしろ遅すぎるぐらいです。しかし、責任を取ってやめるなら、その再選挙に「出馬する」というのは、どういう了見なのでしょうか。結局、再選挙することによって「過去をうやむやにしたい」という本音が見え見えですね。この前の小泉マジックを見て「オレも」と思ったんでしょうが…関さん、柳の下にドジョウは二匹もいないって… 

 
 
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