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地元中の地元18区・19区を遊説、社民党の選挙協力の相手とは

 朝は南海貝塚駅から始まり、貝塚、泉佐野、泉大津と遊説。夜は関西国際空港の対岸の町・泉佐野と、私の住む町岸和田の演説会の弁士に立ちました。岸和田の演説会には妻や実母、高校の恩師の姿も…。ちょっと照れますよね。

 さて、今回の総選挙、社民党は民主党と全国21の選挙区で選挙協力をおこなっています。うち14選挙区は社民党が候補を立てず民主党を応援する選挙区。そのかわり残る7選挙区は民主党が候補を立てず社民党候補を応援するというもの…、私は先日、これは「取り引き」であって「政党の堕落」だと書きました。

 なぜ「護憲・増税反対」をかかげる社民党が「憲法改定・年金目的消費税3%」をかかげる民主党と選挙協力できるのか、まったくスジがとおりません。スジのないことをやる政党は、必ず堕落するのです。

 そういえば社民党は公職選挙法違反で有罪判決を受け、公民権停止中の人物を中国ブロックから比例代表候補に立て、慌てて立候補を取り消しました。詐欺罪で「懲役二年・執行猶予五年」の実刑判決を受けた辻元氏が許されるのなら、「それより軽微な公選法違反で何が悪い」との思いがあったと言われてもしかたがありませんねえ。
 
 まあしかし「生き残りのためにはしかたがない」ってことなのだろうか。それでもおそらく民主党の中でも「ハト派」の人を選んで選挙協力をしているのだろうと思っていました。しかし、社民党が協力する相手を聞いて驚きました。

 社民党が協力するという鹿野道彦(山形1区)、原口一博(佐賀1区)、菊田まきこ(新潟4区)の3候補はれっきとした「憲法調査推進議員連盟」のメンバー。同議連は2001年11月には改憲手続きを具体化する国民投票法案をまとめ、国会への提出をめざしています。鹿野氏は同議連副会長。

 原口氏は、自民、民主などの国会議員でつくる「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」のメンバーでもあり、月刊『諸君』8月号に「岡田代表、私は参拝します。小泉首相、靖国で会いましょう」という一文を寄せています。原口氏は私と同じ45歳。小泉首相に8月参拝を求める右翼ぶりも特異ですが、だいたいこの人は「靖国で会おう」という言葉が、どういう特別の意味を持っているのか知っているのでしょうか。虫唾が走りますね。

 さらに山形1区・鹿野道彦氏に選挙協力するというのには耳を疑いました。鹿野氏とは、まさにあの「業際研(業際都市開発研究所)疑惑」の当事者。鹿野氏の元秘書、尾崎光郎被告は、2002年1月15日に逮捕され、その後、茨城県石岡市、同下妻市、徳島県の公共事業をめぐる汚職事件にかかわる贈賄罪や入札妨害罪で起訴されました。

 尾崎被告は、鹿野氏が自民党を離党した九四年に秘書を辞め、コンサルタント会社「業際都市開発研究所」(業際研)を設立。約二十年間つとめた秘書時代の人脈を利用し、公共事業の発注者側に働きかけ、受注した企業から口利き料を受け取っていました。鹿野氏の公設第二秘書と女性事務職員の給与約三千万円を、業際研が四年間肩代わりしていたことや、二〇〇〇年の総選挙で尾崎氏が鹿野氏と一緒に遊説していたことも判明。

 私、この業際研事件よく覚えています。だって当時セットで大問題になっていた加藤紘一氏の「口利き疑惑」と合わせて、山形県まで調査と関係者からの聞き取りにいきましたもん。関係者は口を揃えて「加藤と鹿野はまったく同じ、山形で公共事業を取ろうと思えば、加藤か鹿野の口利きが必要なのは公然の秘密」って語ってましたもの。

 社民党の選挙協力というものは、自分たちの胸にバッジをつけるためなら、こういう人物さえ応援してはばからないという「取り引き」であって、完全な政党の堕落です。まあ、それでも鹿野氏自身は逮捕も起訴もされておらず、もちろん有罪判決も受けていませんからね…「執行猶予中でもOKなんだから」ってことなのでしょうか。

 
 
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