地震が明らかにした「PFI方式」の問題点、そして「辻元氏出馬」のニュース
昨日宮城県で発生した震度6弱の地震で被災されたかたがたに心からお見舞いを申し上げます。しかし、スポーツ施設「スポパーク松森」での「天井パネル」の落下には驚きました。何しろ7月1日にオープンしたばかりの施設ですからね。この施設は「PFI方式」というやり方で建てられました。「PFI方式」とは「民間の資金と経営能力・技術力(ノウハウ)を活用し、公共施設等の設計・建設・改修・更新や維持管理・運営を行う」というふれこみで公共事業を行う手法。「Private−Finance−Initiative(プライベート・ファイナンス・イニシアチブ)」の頭文字をとって「PFI方式」と呼ばれています。
私が参議院にいた1999年7月に「PFI法」という法律が制定され、これに準拠したPFI事業が実施できるようになりましたが、わが党は「公共施設を民間企業に明け渡し、公的責任を放棄するものだ」と反対しました。当時、自民、公明、民主こぞってこの「PFI方式」を天まで持ち上げたものです。いま内閣府には「民間資金等活用事業推進室(PFI推進室)」というものがおかれ、そのホームページでは「安くて優れた品質の公共サービスの提供を実現することを目的としています」などと書いてあります。
しかし、この方式が内閣府の言うように「安くて優れた品質の公共サービスの提供を実現」するものか、わが党が指摘したように「公的責任を放棄し、民間企業の儲けのために明け渡す」ものだったか、「スポパーク松森」は動かしがたい事実を突きつけました。これが小泉首相の繰り返す「民間にできることは民間に」の結果です。つまり「民間にできること」というのは、「儲かること」にほかならないのです。実は、これこそ3年前に「郵政公社法案」をめぐって私と小泉首相が論戦した「対決点」でもありました。
私は2002年7月10日、参議院本会議で小泉首相に「総理、あなたは銀行協会と同じく、民間にできるものは民間にと繰り返し民間参入を叫びますが、民間にできるものというのは、つまりもうかるものということではないのですか。わざわざ赤字の事業に参入する民間企業などあり得ないではありませんか。」と問いました。それに対して小泉首相は「自由民主党と共産党は全くそういう点について考えが違います。民間企業はもうかるものしかやらない、そんな時代じゃないと思います。民間企業は、利益を上げながら公共的な分野にも進出して、多くの国民にいろいろなサービス、商品、提供しています。そういう民間企業の活力があるからこそ経済成長が促される」などと答弁したのです。(詳しくは「国会論戦データベース」http://www.miyamoto-net.net/sanin/020710.html#%89%E6%96%CA%83g%83b%83vをご覧下さい)これは「郵政民営化」をめぐる最大の対決点でもあります。
16日、辻元清美氏が高槻で記者会見し、社民党から総選挙に出馬すると表明したそうです。報道によると「国会にも戻してもらって政界再編の若手ネットワークを作る」と述べるとともに、今回社民党に復帰した理由を問われて「衆議院と参議院では違う。衆議院は政党政治。一人では難しい」と述べたそうです。この人の口から「国会に戻してもらって…」という言葉が出たとすれば昨年の「ごめん」はウソですね。この人は衆議院でも参議院でもいいから有権者に「国会に戻してくれ」と言いたいようです。これはいかにも辻元氏らしい言い分…「戻る」と表現するところを見ると向こうの人なんですね。
私は彼女を国会でも大阪ででも、よく知っています。「野党の共同」の場で同席したことも…しかし私は、一度たりとも彼女を信用したことはありません。なぜかって?それはまた追い追いお話しましょう。いずれにしても「衆議院と参議院では違う」のはそのとおりです。だからこそ、私は2年後の参議院選挙に出馬表明をさせていただきました。そして私はこれから2年間、「どうかもう一度大阪からみなさんの力で国会に送り出して下さい」と訴えていく決意です。
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