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年金者組合大阪府本部発行「平和へのねがい」を読んで・・・

 昨日も紹介した全日本年金者組合大阪府本部発行の戦争・空襲体験記録集「平和へのねがい」を読んでいます。100名の戦争体験者が自らの体験でつづった「戦争・空襲の記録」であるだけに、その言葉は重く、われわれ読むものに「アジア・太平洋戦争とは何であったのか」を深く考えさせずにはおきません。

 先日、東京で行われた不破哲三議長の「時局講演会」、ネオ・ナチともいうべき「靖国神社」の本質を明らかにし、戦争終結60周年の年に、日本外交のゆきづまりを打開する道をさししめし、その後の衆議院予算委員会での志位委員長の論戦ともあいまって、ついに小泉首相は「わだかまりなく追悼できる施設は検討していい」と口にせざるをえないところまで追いつめられました。

 しかし、不破議長はこの時局講演で、この問題は日本政府や小泉首相が最も鋭く問われているとはいえ、政府や首相だけに問われているのではないこと。靖国神社などがふりまく「日本の戦争は正しかった」「侵略戦争ではなかった」などという主張や勢力と、今こそ日本国民全体が向き合うべきときだと訴えました。

 国民一人ひとりが「ほんとうにこんな議論をほうっておいていいのか」を自分の問題として考えるべき時だということです。今日の「しんぶん赤旗」を見ても、「自民・民主都議と石原知事が戦争賛美のエール交換」をおこなってきた東京都議会の問題が特集されていました。こういう実例は決して、東京だけのものではありません。

 一昨年の11月1日、大阪市立柴島中学校の新校舎竣工式典の来賓代表あいさつの中で、自民党の床田正勝大阪市会議員が、「新校舎に魂を吹き込みたい」などと称して、全校生徒、保護者、教職員の前で「教育勅語」を全文暗唱するという、ふざけた所業に及びました。

 この床田という市議は昭和44年生まれ。私より10歳も若い政治家です。学校教育の中で一度たりとも「教育勅語の暗唱」を求められたことなどないはず・・・教育基本法の前文も、日本国憲法の前文すら暗唱できない若造のくせに・・・

 何の苦労も知らず父、床田健三氏から地盤と看板を引き継いだ二世議員。硝煙の臭いも死体の焼ける臭いも、米のほとんど入っていない粥の味すら知らないくせに・・・「ふざけるな!」といいたいですね。

 もちろん私も戦争体験を持ちません。だからこそ戦争の歴史とその事実を、その時代を艱難辛苦と慟哭とともに生きた人びとから真摯に学ばねばならないのです。耳学問で「朕思うに・・・」なんて口にするなって言うんですよ。
 
 「平和へのねがい」の中で池田支部の方は戦時中「一旦緩急あれば、義勇公に奉じ・・・」の教育勅語のもと軍国教育を受けてきたことを語り、その勅語によって教え子を戦場に送った教師たちは、戦後次のような詩をつくったと書いておられます。

 「逝いて還らぬ教え児よ 私の手は血まみれだ
  君を縊(くび)ったその綱の 端を私は持っていた」

 この詩を何と聞くのか・・・床田氏は政治家として、自らおこなった行動についてはっきり答える責任があります。何の思慮も思いやりもなく、得意げに「わが皇祖・皇宗・・・」などと口にしたとしたら、万死に値すると言わねばなりません。
 

 
 
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