「資本論」学習会、第3部に入る、そして私は「東京裁判」をどう見るか?
今日は朝から定例の府常任委員会の学習会。ずっと続けてきた不破哲三さんの「『資本論』全3部を読む」も、いよいよ3部に入りました。3部は、剰余価値の利潤への転化、そして平均利潤率の形成、さらにはそれが商業利潤や利子、地代へと分かれていきます。いよいよ具体的な資本主義的生産様式の姿態があまさず解明される巻ですね。
午後からはデスクワーク、事務所の机まわりの片づけをやりました。いっぱい溜まるんですよね書類が・・・。
さて、今日の「赤旗」3面ごらんになりました?「ここまで来たか”靖国史観”」っていう記事。ひどいですねえ、この写真集。靖国神社内の「遊就館」玄関ホールで売られているという「歴史パノラマ写真集」と『昭和の戦争記念館』全5冊」。「大東亜戦争」は神武創業の甦り、「日本民族のクライマックス」だった・・・。戦後50年の「村山談話」は「嘘と誤り」・・・。何が誤りかというと「植民地支配と侵略」が事実無根の「嘘と誤り」だというのです。
そしてその論たるや「侵略のために戦ったものは一人もいなかった」「朝鮮・台湾を植民地にしたことはない」「なぜなら日本の領土だったからだ・・・」まともな思考の持ち主ならば、およそ口にできない「たわごと」ですね・・・。
小泉さん、あなたがいくら「誤解しないでくれ」って言ったって、靖国神社はこんなこと言ってますよ・・・。いよいよ逃げやごまかしはきかなくなってきましたね。靖国神社や森岡正宏氏とともに「東京裁判は国際法違反の間違った裁判だ」という立場にたつのか、誤解されないように参拝を止めるのか。
では宮本、お前は極東軍事裁判を100%支持するのかって?いえいえ私は極東軍事裁判にはいくつもの不十分があったと思っています。@最大の問題は昭和天皇の戦争責任が問われなかったこと。オーストラリアは天皇を戦犯に指名したが米国の方針で免責されました。A米国の原爆投下や無差別空襲が不問に付されたこと。B731部隊での人体実験データを米国に引き渡す代わりに同部隊幹部の戦争責任が免罪されたこと。C「従軍慰安婦」などの問題が取り上げられなかったこと、等々です。
しかし極東軍事裁判(東京裁判)は、ニュルンベルク裁判同様、「平和」を権利として認めたことで現代国際法を大きく発展させ、平和運動にも大きな影響を与えました。また「裁かれるべきものが裁かれない」という問題もありましたが、一方で「南京大虐殺事件」など、戦時中は国民に隠されてきた「政府が行う戦争」の実態が明らかにされたのです。
ちなみに、私は戦前の日本の体制が「大日本帝国は万世一系の天皇これを統治す」と明治憲法に規定されていたように、天皇絶対の専制政治であったことからも、やはり昭和天皇の戦争責任は免れ得ないものだと考えます。
しかし同時に、わが党は綱領で「一人の個人が世襲で『国民統合』の象徴となるという現制度は、民主主義および人間の平等の原則と両立するものではなく、国民主権の原則の首尾一貫した展開のためには、民主共和制の実現をはかるべきだとの立場にたつ」と規定していることからも、世襲の権威を非合理とする以上、「戦争責任」が世襲すると考えるのは合理的ではないと思います。その意味で現天皇に戦争犯罪の責めを負わせるのは合理性を欠くでしょう。
いずれにせよ極東軍事裁判の正当性を云々する者は@「日本国は、極東軍事裁判所並びに日本国内及び国外の他の連合国演奏犯罪法廷の裁判を受諾」としたサンフランシスコ講和条約の再検討や、A極東軍事裁判で不問に付された昭和天皇の戦争責任論まであらためてやり直す勇気と覚悟を持つべきだということは、はっきり言っておきましょう。
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