「つどい」宣言
「集会,結社および言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。…」と憲法21条は高らかに宣言しています。私たちは、戦争放棄、基本的人権の尊重、民主主義を定めた、世界にも例がない、先駆的な憲法を持つ国の国民として、この憲法を守りぬく決意をこめて、さまざまな運動を行っています。
同時に私たちは、「表現の自由」にもとづき、「憲法を守ろう」と多くの国民に呼びかけ、歴史の歯車を逆回転させようとする強大な力に抗し、草の根の力を発揮し、世論を動かしていることを「誇り」に思っています。私たちの「誇り」は民主主義を発展させる歴史の大きな流れに合流するものとして、どんな攻撃にも、どのような威嚇にもくじけるものではありません。
おりしも今年の憲法記念日には、憲法を守ろうとする民主勢力の宣伝行動に、民主主義を廃し、日本を戦前の暗黒時代に逆戻りさせようとする右翼・暴力集団が淀屋橋橋上で襲いかかりました。私たち、憲法を守ろうとする勢力はきぜんと、そして冷静に「憲法を守りたい」の思いを多くの国民に訴え、多くの共感をよびました。一方右翼は、手に凶器を持ち、怒号を浴びせるなど、彼らの民主主義を否定する姿を多くの国民に見せつけ、自らの主張が通らなければ、暴力で民主主義を蹂躙する姿を見せつけました。
私たちは、こうした、言論を踏みにじり、暴力をもって攻撃する右翼・暴力団を絶対に許すことはできません。今回の淀屋橋での事件に関係したすべての右翼・暴力団は、法にしたがい、厳罰に処すことを私たちは強く要求します。ことに、自ら「暴力をふるった」と認め、送検された1名の右翼は、法にのっとり、相応の罪を受けるべきことを私たちは強く主張します。
また、この事件で、暴行を受け、被害者となった中原暁雄さんが、暴行された結果生じた「交通事故」について、右翼・暴力団の診断書をもとに、事故加害者として送検された事実に、私たちはいきどおりを感じずにはいられません。これは、被害者が加害者となって処罰されようとする本末転倒の事態と言わねばなりません。検察庁は一刻を争って「不起訴」処分とするよう私たちは強く要求します。
憲法――特に9条をめぐる状況が、戦後史の中でもっとも危険なものとなっています。今後、私たちは、改憲の流れが大きくなればなるほど、それに倍する運動を展開していきます。それは、世界と、日本が位置する、アジアの平和の流れと合致した大きな流れとなるものでしょう。そして、改憲勢力を世論で包囲し、孤立させ、そのたくらみを打ち砕くために総力をあげてたたかいます。いかなる暴力にも、いかなる攻撃にもひるまず。私たちは、多くの国民とともに、良識を結集した運動をすすめることを宣言し、次の行動を強力におしすすめるものです。
1、被害者交通事故に関わる「業務上過失傷害被疑事件」の不起訴、および暴行し た右翼の厳しい処罰を求める要請署名(団体・個人)を大規模にすすめる。
2、事件の真相を知らせるとともに、右翼などの宣伝妨害に対するたたかいの学習 を各地で開催する。
3、たたかいを進める「中原さんを守る会」の趣旨に賛同する方々を広げ、当面募 金で、たたかいの財政を確立する。
2004年11月8日
右翼による妨害・暴行を許さず、被害者中原暁雄さんを励ますつどい