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第15回大阪解放戦士追悼合葬式での宮本議員の追悼の言葉

photo ご紹介いただきました参議院議員の宮本たけしです。激戦の選挙戦のただ中から駆け戻って、たたかいなかばで倒れられた諸先輩たちに哀悼の言葉をお贈りする機会をいただいたことを心より光栄に思います。第15回大阪解放戦士合葬追悼会にあたり、私は日本共産党大阪府委員会を代表して心から追悼の言葉を申し上げます。

 本日合葬されます104名の方々は、わが党の党員や地方議員、私の大先輩でもある国会議員、さらには労働組合で不屈にたたかいぬかれた方々、民商や新婦人など民主団体、そして医療生協や生健会など、草の根から国民の苦難にこたえる活動に生涯を捧げられた方々であります。
 本日ここに合葬されるすべての皆様の生前のご功績を偲び、心からの哀悼の言葉を捧げます。また、故人とともに苦楽をともにされ、活動を支えてこられたご遺族の皆様に、心からお悔やみを申し上げるとともに、今後とも、健康に留意され、故人の遺志をつぎ、政治の革新と社会の進歩のために、いっそうのご尽力をくださいますよう、心よりお願い申し上げます。

 わが党は今年1月、第23回党大会を開催し、あたらしい党綱領を採択しました。
 私たちは新しい綱領で、現在の日本と世界の諸問題の根本的解決にむかう確かな道筋を、明らかにしました。そして、こんにちの行き詰まった資本主義社会を乗り越えた、新しい未来社会への展望を、あらためて解明しました。この未来社会の特質は何か、一口で言えば「人間の自由、人間の解放」であります。人間が、社会の主人公として、どんな圧力にも従属することなく、どんな搾取も、どんな差別もなしに、たがいに協力しあいながら、人間社会と人間そのものの限りなき前進を実現してゆく社会。それが私たちのかかげる未来社会の姿であります。
 
 現実の世界では、人間を苦しめる多くの矛盾がうずまき、人間は、それを解決するために多くの苦しいたたかいを余儀なくされます。故人たちがたたかいぬいた日々も、きびしい矛盾と困難に不屈に立ち向かい続けた誇り高いたたかいでありました。しかし、それらの日々を一つの時代として振り返るとき、それは必ず巨大な歴史の進歩をきりひらく、崇高でかけがえのないたたかいに他なりません。
 私たちもまた、あなた方のように生き、あなた方のように未来を信じてたたかいぬくことを、ここに固く誓い合いたいと思います。

 今私たちは、歴史的な政治戦の最中にあります。
 いままさに小泉内閣は、保険料の連続引き上げと給付の削減を内容とする年金大改悪法案を強行し、民主党も密室談合によってその衆議院通過に手を貸そうとしています。さらには2007年消費税増税のたくらみをめぐっては、自民・公明など与党と、野党民主が悪政を競い合い、未曾有の国民負担増を押しつけようとしています。今たたかわれている参議院選挙は、国民の命とくらし、未来がかかった、もはや一歩も引けない政治戦となっています。
 
 そして憲法を踏みにじって強行された、イラクへの自衛隊の派兵は、いよいよ泥沼へと突き進み、世界的に米英軍の戦争と占領の政策へのごうごうたる批判がまきおこり、スペインなどイラクから軍隊を撤退する国々が続出する中、アメリカに唯々諾々と付き従う日本外交の道理のなさと異常さが、いっそう鮮明となりつつあります。
 そのようなもとで、アメリカとともに海外での武力行使に道をひらくための、憲法改悪のたくらみが、自民党からも、民主党からも、そして公明党からも持ち出される中での選挙です。われわれは平和と民主主義を守るためにたたかい、その生涯をささげられたみなさんの碑前において、そのような歴史の逆転を断じて許さない決意を、しっかりと固めあわなければなりません。
 さらに国会には国民に罰則つきで戦争への協力を義務づける国民保護法案をはじめとする有事関連7法案および3条約・協定が上程され、これまた自民・公明・民主の各党の談合によって強行される危険もますます強まっています。

 今年は、戦前の代議士・山本宣治が、右翼の凶刃に倒れて75年目の年であります。75年前の3月5日、山宣は帝国議会において治安維持法の死刑法への改悪にただ一人反対し、その夜右翼青年の凶刃に倒れたのであります。時に山宣は40歳の若さでありました。彼は、その前夜、大阪におりました。農民組合全国大会の壇上から彼が烈々たる気迫をもって訴えた最後の演説「卑怯者さらば去れ、今や階級的立場を守るものは私一人であります。山宣ひとり孤塁を守る。だが、さびしくはない。わが背後には民衆がひかえているから」との訴えは、今も私たちの心にしっかりと生き続けているのであります。

 私も若輩者といえども、山宣のたたかいを受け継ぐ日本共産党の国会議員であります。山宣の心をわが心とし、日本の平和と民主主義を守るために、不屈に、剛毅に、身体をはってたたかいぬくことを、この碑前にお誓いしたいと思います。そして今、われわれは、決して一人ではありません。幾十万の党があり、幾百万の労働組合、民主団体、業者や女性の団体が、日々何千万人の国民と結びつき、平和と民主主義、いのちと暮らしを守ってたたかい続けているではありませんか。

 どんな攻撃があろうとも、私たちはそれを乗り越えてすすまなければなりません。絶対に負けるわけにはいかないのです。本日合葬されるみなさんの前に立ち、みなさんが生涯をかけてきりひらき、私たちに残して下さったこの道を、私たちは岩をこじ開けてでも前に進んでいくということ。参議院大阪選挙区に残された最後の革新の議席を、私は死力を尽くして守り抜くということをお誓いして、追悼の言葉といたします。

どうか、私たちのたたかいを見守ってください。
 そして、どうか安らかにお眠りください。

 2004年5月9日、歴史的な政治戦の最中にて         日本共産党参議院議員 宮本たけし

 
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