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「誇り持てる社会へ」 新日本婦人の会大阪府本部大会であいさつ

【 草の根から平和と要求実現の行動を/新婦人大阪府本部大会開く 】

photo 新日本婦人の会大阪府本部は二十九日、第二十二回大会を大阪市中央区のエルおおさかで開き、府下各地から代議員ら七百人以上が参加しました。「被爆六十周年へ、憲法を高くかかげ、草の根から平和と要求実現の行動を、新婦人大きく」との大会議案を満場一致で採択しました。

 開会宣言では、自衛隊のイラク派兵、憲法九条改悪、年金改悪、消費税増税など激動の情勢の中で開かれた今大会について「草の根から平和と要求実現の行動を積み重ねてきた、会の四十一年の歴史が輝いている」と意義を強調。

 あいさつに立った加藤洋子会長は、二月だけで会員三百三十一人、機関紙七百三十五部が増えたことを紹介し、「すごい力を発揮しての大会になった。国民を強制動員する戦争国家づくりに踏み出そうとしている中、核戦争の危険から婦人と子どもの命を守り憲法改悪に反対してきた新婦人の飛躍と成長が、どの時代より強く求められています。くらしも雇用も教育も、全国的に見ても大阪は今、大変な状態。平和や女性の人権守る運動を一致点で発展させていくためにも、新婦人をもっと大きくしていきましょう」と呼びかけました。

 来賓として参加した日本共産党の宮本たけし参院議員は「すべての人たちが幸せに誇りをもって暮らせる社会、子どもも大人も平和で豊かな生活が保障される社会へと未来を切り開くたたかいに、女性のみなさんが大きく踏み出し、新婦人の活動が府民的なたたかいを大きく励ます先進的な役割を果たしてほしい」と連帯のあいさつをしました。

 今年九十四歳になる菅原藤子大阪母親大会連絡会委員長は「憲法第九条をしっかり胸に抱いて、次の時代の子どもたちに渡してやりたい」と発言。神田美佐子大阪府職労委員長は「女性が進出すれば社会は変わります。二十一世紀を本当に平和で男女平等の人間らしい社会にするため、全力を尽くしましょう」と呼びかけました。

 討論では、虐待事件の報道に衝撃を受け「私たちにできることは、今からでも草の根の子育てネットワークを広げることしかない」と仲間づくりに取り組んでいる岸和田市の支部や、幼稚園の統廃合を撤回させた泉南市の支部など、多彩な取り組みが紹介されました。

 特別決議「イラクからの自衛隊撤退を求め、憲法改悪に反対しましょう」「くらし破壊の年金制度の改悪、大増税の中止と最低保障年金制度の創設をめざし、学習・運動を強めましょう」を採択しました。


【 社会のありようが大本から問われる時代/たたかって展望開こう/大会での宮本たけし参院議員のあいさつ 】

 日本共産党の宮本たけし参院議員が、二月二十九日開かれた新日本婦人の会大阪府本部大会でおこなったあいさつの一部大要を紹介します。(前文終)

 私の住む岸和田市で、中学三年生が虐待され重体になるという痛ましい事件がありました。早速現地で調査しましたが、大人社会のゆがみ、子どもを取り巻く状況のゆがみがしわ寄せされている、調べれば調べるほど胸の痛くなる事件です。そもそも、人口六十万人、子どもの数十一万六千人の泉南地域で、担当者がわずか二人しかいなかったという事実が、子どもたちが大切にされるということから程遠い実態を示しています。教育や福祉や医療を削って大規模公共事業に注いでいる逆立ちした政治を切り替える仕事が本当に求められていると実感します。

 また、宮崎県の今村歩さんという高校三年生がイラク派兵に反対する署名を小泉総理に提出したら、何と首相は「学校で何を教えているのか」と語って、この勇気ある行動を踏みつけにするということもありました。今村さんは、署名を出した後、私の所を訪ねて下さったんです。私は「あなたは憲法第一六条に定められた国民の請願権を行使したんです。本当にいいことをやったと胸を張ってください」とお話しましたが、小泉総理の言動は断じて許すわけにいきません。その後、彼女の地元の町長さんが庁舎内の放送で「私どもの町に、こうした勇気ある高校生が住んでいるのは誇りなことだ」と発言されたそうで、最近の連絡では「この前は五千三百人分だったが、今度はもっと多くの署名を集めるんだ」と元気いっぱいがんばっています。

 DV(女性への家庭内暴力)法の改正が今国会でもテーマに上っています。先日調査に行った先でも、深刻な実態と現行法の不十分さを聞かせていただきました。毎年百人を超える命が奪われるような事態は直ちに解決しなければなりません。同時に、加害者になりがちな男性が、真の意味でもっともっと強くならなくてはならないとも実感します。男も女も、このゆがんだ社会の中で追い詰められ、傷つけられている。この社会のありようそのものが、大本から問われる時代を迎えているのではないでしょうか。たたかえば展望は切り開かれます。すべての人たちが幸せに、胸を張り誇りをもって暮らせる社会へ大きく踏み出しましょう。

(しんぶん赤旗大阪のページ 2004年3月1日付)

 
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